Hydrafacialで毛穴汚れ、開き、黒ずみを改善
本日はHydrafacial ハイドラフェイシャルについてご紹介したいと思います。
皮膚科専門医の葉山愛弥です。
梅雨も明けそうな今日この頃、暑い日が続いていますが、皆様皮脂のコントロールはできていますでしょうか?
夏になるとどうしても気になるのが毛穴汚れ・毛穴開き・毛穴黒ずみ。
そもそも、これらの毛穴トラブルの原因はなにかご存じですか?
実は毛の付属器である皮脂腺。毛に付着しており、毛穴から皮脂を分泌することで、表皮を保湿している成分の一つです。
これが過剰に分泌されてしまうと、ニキビ(ざ瘡)などの皮膚疾患の原因になるものでもあります。
皮脂の分泌はもともと性ホルモンに大きく影響されるため、特に成長期である10-20代や、ストレスや疲れでホルモンバランスが乱れることでも年齢問わず皮脂分泌が増加します。
(※ただし、加齢ともに皮脂腺そのものは減少していきます←乾燥の原因)
角質とともに毛穴が詰まってしまう(面皰めんぽうやコメドともいう)と、皮膚の常在菌であるアクネ菌(ざ瘡桿菌)が増殖、炎症を起こしたものが赤ニキビとなります。
※余談ですが、炎症を起こした赤ニキビはニキビ跡として赤みだけではなく、瘢痕を形成します。
最近では、毛穴の詰まりを放置するだけでも毛穴の開大や、瘢痕になってしまうというデータもあるため、保険診療からみても、毛穴の治療は必要です。
そこでもう一つ見逃せないのが、夏の気温と湿度!!
気温と湿度が上昇することでも、体温調節のために皮脂腺が活発になるため、ここでもまた皮脂の過剰分泌がみられます。
さらに紫外線から肌を守るために肌表面の角質が肥厚するため、皮脂と混ざり合って毛穴に詰まり、角栓となります。
これが酸化され、黒くなると毛穴黒ずみとなって目立ってしまうのです。
特に鼻では皮脂腺が多い。さらに真皮脂肪層が薄く、皆様も触るとすぐ下に骨や軟骨が触れると思いますが、皮膚に余裕がない分、角栓が毛穴を押し広げてしまうため、他の部分よりも毛穴開き・毛穴黒ずみとして気になることが多いです。
では、そんな皮脂のコントロールはどうしていますか?
1日2回、朝晩の洗顔料を用いた洗顔は勿論していただきたいのですが、それだけで角栓を全て除去することは難しいです。
そこで、BIANCAでできる施術の一つを紹介したいと思います。
こちらの症例、いかがでしょうか?
毛穴汚れ・毛穴開き・毛穴黒ずみが気になるBeforeに比べ、直後からどれも気にならなくなっています。
施術したのは ☆ Hydrafacial ☆
Hydrafacialとは、肌表面の古い角質や毛穴の奥の汚れ、角栓を、美容成分を含んだ渦巻状の水流で徹底的に洗浄・除去する美肌治療です。
マイクロダーマアブレーション(物理的研磨)×ケミカルピーリング(化学物質的溶解)×美容成分導入
を同時に行うため、施術直後から毛穴汚れ・毛穴開き・毛穴黒ずみが改善し、古い角質がとれることによってくすみがとれ、ターンオーバーを正常化してくれるため、肌のトーンアップやハリ・ツヤの向上を実感しやすい治療です。
また、 水流を使用してピーリングを行うため、通常のピーリングと比較して肌への刺激が少なくなるため、通常のケミカルピーリングで起こりやすい乾燥や赤み、皮むけなどが起こりにくく、ピリピリとした痛みも感じにくいです。
痛みも少ない施術で、ダウンタイムもほとんどありません。
最後に保湿成分・美容液を導入も行うため、毛穴トラブル改善だけでなく皮膚の土台づくりもしてくれる優れものです。
また、BIANCAではパワーを上げすぎずに汚れをしっかりと除去するBIANCA式施術により、摩擦をできる限り抑え、肌に負担がかからないよう施術を行うことを重視しています。
単発で気になる時にだけ施術していただくことも勿論良いですが、Hydrafacialを繰り返し行うことで、前述した毛穴の皮脂詰まりによって生じるニキビにも効果的です。
おすすめの頻度は月に1回程度。
Hydrafacial 単独では3-4回目からニキビの新生が止まり、5-6回でニキビ跡の赤みも消える効果が期待されるかと思います。
皮膚のターンオーバーが正常化するため、くすみがとれ、色素沈着やニキビ跡の赤みも早く薄くなることが期待されます。
ここで皮膚科専門医の私個人のつぶやき・・・
角質ケアは美肌に必要なものの一つの柱であり、洗顔料や化粧水、ニキビ治療薬、ケミカルピーリング等、他にも様々な角質ケアの方法があると思っています。
そこで、Hydrafacialは、特に毛穴が気になった時、ニキビ増悪時、くすみが気になる時、他の施術との組み合わせとして肌を整えるものとしても、とてもお勧めしたい施術の一つです。
今後は、他の角質ケアや、開いてしまった毛穴、たるみ毛穴へのおすすめ治療もご紹介していきたいと思います。