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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2025-11-05

クマ治療に使われる「ベビーコラーゲン」「スネコス」──その違いと使い分け

こんにちは!

「自然な美を、信頼でデザインする。」

形成外科専門医の藤橋政尭です。

 

 

目の下のクマって、気になりますよね。

美容外科医としてクマ治療の手術を多く行ってきましたが、カウンセリングではよく次のようなお声をいただきます。

「手術はしたいけれど、仕事の都合でダウンタイムが取れない」

「メスを入れるのは怖いので、できれば手術以外の方法で改善したい」

外科医としては、根本的な改善につながる手術を提案したい気持ちが強いです。

しかし、仕事やライフスタイルの都合でダウンタイムを取れない方、まずは手術以外の選択肢を知りたいという方が非常に多いのも現実です。

 

そこで今回は、手術以外のクマ治療──特に注入によって改善できる方法について解説します。

目の下のクマや小じわ、凹みの改善には、近年さまざまな注入剤が登場しています。

中でも特によく質問をいただくのが、ベビーコラーゲンスネコスヒアルロン酸の3つ。

いずれも「目元を若々しく見せる」ことを目的とした治療ですが、特徴と適応はそれぞれ異なります。

 

 

■ ベビーコラーゲン:なじませるタイプの補填

ベビーコラーゲンは、Ⅰ型とⅢ型コラーゲンを含むヒト由来の注入剤で、特にⅢ型は「赤ちゃんの肌」に多く含まれる柔らかいコラーゲンです。

そのため皮膚の薄い目の下や口周りなどにも馴染みやすく、影や小さな凹みを自然に整えるのが得意です。

ヒアルロン酸に比べて粘度が低く、ヒアルロン酸を皮膚の浅い層に注入した際に生じるチンダル現象(皮膚が青白く透ける)が起こりにくいのも利点です。

注入直後から変化が見られ、効果は半年〜1年ほど。吸収されながらも自分のコラーゲン生成を促すため、繰り返すことで肌質改善効果も期待できます。

 

 

■ スネコス:肌を“育てる”再生治療

スネコス(Sunekos)は、非架橋ヒアルロン酸+アミノ酸の組み合わせによって線維芽細胞を刺激し、コラーゲンとエラスチンの産生を高める再生型注入剤です。

ふくらませるのではなく、肌そのもののハリ・弾力・ツヤを取り戻す治療です。

特にハリ不足・小じわ・軽いたるみによるクマに適しており、自然な若返りが得られます。

1〜2週間おきに3〜4回を1クールとし、半年〜1年ごとに再施術を行うのが理想です。

回数を重ねることで、じわじわと滑らかで明るい目元に変化していきます。

 

 

■ ヒアルロン酸注入:凹み・ボリューム補正に即効性

ヒアルロン酸は、ボリューム補填型の代表的な治療です。

眼窩の凹みや骨格による影クマに対して即効性があり、しっかりとボリュームを出したい場合には最も効果的です。

ただし皮膚が薄い部位では、膨らみすぎたり、チンダル現象(皮膚が青白く透ける)を起こすこともあり、浅い層への注入は慎重さが必要です。

そのため、ヒアルロン酸で主な凹凸を整えてベースをつくり、仕上げにベビーコラーゲンで浅い層を自然に馴染ませるという組み合わせ方もあります。

ベビーコラーゲンはより浅い層でも自然に馴染むため、ヒアルロン酸では難しい繊細なエリアの“微調整”や“質感の仕上げ”に適しています。

 

 

■ ベビーコラーゲンとスネコスの比較と使い分け

ベビーコラーゲンとスネコスに違いがよく分からない、といったお声をいただくので分かりやすく違いをまとめてみました。

 

 

ベビーコラーゲン

スネコス

主成分

ヒト由来コラーゲン(Ⅰ型+Ⅲ型)

非架橋ヒアルロン酸+アミノ酸

目的

凹みや影を“なめらかに整える”

皮膚のハリ・弾力を“再生する”

即効性

◎(注入直後から変化)

△(数回の施術でじわじわ)

持続期間

約6か月~1年

数か月~半年(複数回で維持)

向いているクマ

影・凹み・皮膚が薄いタイプ

ハリ不足・たるみ・小ジワタイプ

ダウンタイム

軽度(1~3日)

ほぼなし~軽度

イメージ

「自然に馴染むボリューム補正」

「肌そのものを若返らせる」

 

 

ざっくりまとめると、

ベビーコラーゲン=補うタイプ(なめらかに整える)

スネコス=再生タイプ(肌を育てる)

クマの種類が「影・凹み系」ならベビーコラーゲン「ハリ・たるみ系」ならスネコスが向いています。

 

 

■ 基本的な施術間隔と回数

ベビーコラーゲン

回数

1回で効果あり(単回施術)

頻度

半年~1年に1回程度(メンテナンス)

期間を開ける目安

再注入は最低3か月以上あけるのが理想

(吸収と自己コラーゲン生成を見極めるため)

理由

ベビーコラーゲンは「即時ボリューム+コラーゲン再生」が起きるため、

過剰に重ねると膨張感・凹凸のリスクが上がるため。

 

スネコス

回数(1クール)

3~4回(1~2週間おき)

間隔

各回の間は7~10日が理想(線維芽細胞活性を持続させるため)

メンテナンス

1クール終了後、半年~1年ごとに再クールを行うと持続性UP

理由

スネコスは“皮膚再生型”なので、刺激を一定期間継続することで

コラーゲン・エラスチン産生を最大化する。

 

 

■まとめ

手術以外にも、注入でクマを目立ちにくくする方法があります。

ベビーコラーゲンは凹みや影をなめらかに整え、スネコスは肌のハリや質感を改善する再生治療、

ヒアルロン酸はボリューム補填に即効性があります。

クマの原因は人それぞれ。

大切なのは、自分の状態に合った治療を選ぶことです。

注入治療でも、自然で明るい目元を目指すことができますよ。

 

 

ご予約はこちらから

60秒で予約完了 ▶︎

https://reservation.medical-force.com/b/d7bb811e-ebd5-4b93-93f8-588864b24f15

 

 

【プロフィール】

藤橋 政尭 (ふじはし まさたか)/形成外科専門医

形成外科専門医としての知識と技術を活かし、目元や鼻の手術、顔の脂肪吸引、糸リフト、ヒアルロン酸注入など、お顔全体の美容外科手術に幅広く対応。繊細なデザインが求められる切開手術や修正手術から、ダウンタイムの少ない注入施術・リフト系まで、患者様の理想に合わせた施術を心がけています。

自然な仕上がりとダウンタイムの最小化にこだわり、誠実なカウンセリングを通じて「任せてよかった」と思っていただける医療を追求しています。

「自然な美を、信頼でデザインする。」

そんな想いを大切に、日々の診療に取り組んでいます。

 

【経歴】

2015年3月 昭和大学医学部医学科 卒業

2015年4月 昭和大学横浜市北部病院 初期臨床研修

2017年4月 昭和大学病院 形成外科

2017年10月 前橋赤十字病院 形成外科/美容外科

2019年4月 西尾市民病院 形成外科

2020年4月 昭和大学藤が丘病院 形成外科

2020年11月 太田西ノ内病院 形成外科/美容外科

2022年7月 東京労災病院 形成外科/美容外科  診療科長

2022年7月 R.O.clinic 非常勤、くさのたろうクリニック非常勤

2024年4月 銀座TAクリニック副院長

2025年11月 BIANCA CLINIC

 

【所属学会・資格】

日本形成外科学会 形成外科専門医

日本美容外科学会(JSAPS)会員

日本美容外科学会(JSAS)会員

 

【SNS】

Instagram ▶︎ https://www.instagram.com/dr_fujihashi?igsh=MTEzOW1sc3p3bGFibA%3D%3D&utm_source=qr

X ▶︎ https://x.com/dr_fujihashi?s=21

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