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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2025-11-26

グラマラスライン形成で優しい印象に

こんにちは!

「自然な美を、信頼でデザインする。」

形成外科専門医の藤橋政尭です。

 

 

「もう少し目を優しく見せたい」「白目を広げて目を大きく見せたい」。

そんなご要望の方に人気が高いのが グラマラスライン形成 です。

グラマラスラインとは、下まぶたのカーブを下げることで、下方向へ白目の見える範囲を広げる手術です。

眼瞼下垂手術のように「上方向」だけでなく、目は“全方向”に大きく見せることができ、下方向の変化は特に印象を柔らかくしてくれます。

 

 

■ グラマラスライン形成の仕組み

下まぶたの形は、CPF(capsulopalpebral fascia)という組織が瞼板に付着することで保たれています。

引用元:『顔の美容外科手術 第1版』(日本医事新報社 2021年) p.40 図2を一部改変して掲載

 

この部分と瞼板を縫縮することで、下眼瞼のカーブを希望の方向へ下げていきます。

下げる位置は、患者様と鏡を見ながら丁寧に決めていきます。

特に下三白眼には細心の注意が必要で、カラーコンタクトを普段使うかどうかでも下げる量が大きく変わります。

カラコン装着時に三白眼ギリギリの状態にすると、裸眼では三白眼に見えやすいため、術前のカウンセリングとデザインは非常に重要です。

 

 

■ デザインの傾向と注意点

ご希望として多いのは外側(目尻側)を中心に下げたいというケース。

外側が下がると“優しい・可愛い”印象が強くなり、白目も広がって大きくなります。

ただし、もともとつり目の方では注意が必要です。

目尻の骨格自体は変わらないため、外側だけ大きく下げると、外側のカーブが急に立ち上がるように見え、不自然なラインになることがあります。

 

つり目改善が主目的の場合は、目尻靭帯移動(タレ目尻切開)の方が向いていることもあります。

ちなみに、目尻靭帯移動とグラマラスライン形成は組み合わせることができ、この組み合わせが最も白目を大きく見せることができる方法です。

また、「外側だけ」ではなく、中央を下げるデザインを好む方も一定数おり、個々の好みに合わせて、どこを何mm程度下げるかを調整していきます。

 

 

■ 後戻りについて

グラマラスライン形成は、後戻りしやすい施術として知られています。

術直後に10の変化があったとしても、

• 1週間後 → 約7

• 1〜3ヶ月後 → 約5〜6程度

と落ち着いていくことが一般的です。

※ グラマラスライン形成+目尻靭帯移動を行なった症例

 

特に大きく下げた場合は、その分だけ後戻りの反動も大きくなります。

完成は基本的に術後3ヶ月です

直後に“ちょうど良い”と感じるデザインは、時間とともに必ず物足りなくなることが多いです。

この「後戻りを見越したデザイン調整」には、相応の経験値が必要で、数件・数十件こなした程度では変化量を安定してコントロールすることは正直できません。

SNSなどで“自然な変化”と説明されている中には、必要な変化を出せていないケースも散見されます。

大切なのは、しっかり変化を出す技術を持っているかどうか

大きく変化を出せる技術があれば、自然な仕上がりも自由にコントロールできますし、3ヶ月後にどの程度戻るかもある程度予測できます。

実際、他院修正のカウンセリングでは、「これ以上は下げられない」「もう十分下がっていると言われた」と相談に来られる方がいますが、技術的にはさらに下げられるケースも少なくありません。

ただし、「どれだけ下げられるか」だけでなく、「下げたときに不自然さが出ないかどうか」を見極められる力も必要です。

患者様の理想と、“ここを超えると不自然になる”というラインを、丁寧にすり合わせることが何より大切です。

 

 

■ まとめ

グラマラスライン形成は、「優しい・可愛い印象にしたい」「白目を下方向に広げたい」という方にとても向いている手術です。

ただし、デザイン / 後戻りの予測 / お顔全体とのバランス など、様々な判断が必要な施術でもあります。

下げる位置や量は患者様の理想に合わせつつ、“3ヶ月後に最も美しく見える目元”を目指してデザインしますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

ご予約はこちらから

60秒で予約完了 ▼

https://reservation.medical-force.com/b/d7bb811e-ebd5-4b93-93f8-588864b24f15

 

 

【プロフィール】

藤橋 政尭 (ふじはし まさたか)/形成外科専門医

形成外科専門医としての知識と技術を活かし、目元や鼻の手術、顔の脂肪吸引、糸リフト、ヒアルロン酸注入など、お顔全体の美容外科手術に幅広く対応。繊細なデザインが求められる切開手術や修正手術から、ダウンタイムの少ない注入施術・リフト系まで、患者様の理想に合わせた施術を心がけています。

自然な仕上がりとダウンタイムの最小化にこだわり、誠実なカウンセリングを通じて「任せてよかった」と思っていただける医療を追求しています。

「自然な美を、信頼でデザインする。」

そんな想いを大切に、日々の診療に取り組んでいます。

 

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【SNS】

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【経歴】

2015年3月 昭和大学医学部医学科 卒業

2015年4月 昭和大学横浜市北部病院 初期臨床研修

2017年4月 昭和大学病院 形成外科

2017年10月 前橋赤十字病院 形成外科/美容外科

2019年4月 西尾市民病院 形成外科

2020年4月 昭和大学藤が丘病院 形成外科

2020年11月 太田西ノ内病院 形成外科/美容外科

2022年7月 東京労災病院 形成外科/美容外科  診療科長

2022年7月 R.O.clinic 非常勤、くさのたろうクリニック非常勤

2024年4月 銀座TAクリニック副院長

2025年11月 BIANCA CLINIC

 

【所属学会・資格】

日本形成外科学会 形成外科専門医

日本美容外科学会(JSAPS)会員

日本美容外科学会(JSAS)会員

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