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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2025-12-13

美しい鼻とは?|黄金比と理想のバランス

こんにちは!

「自然な美を、信頼でデザインする。」

形成外科専門医の藤橋政尭です。

 

 

顔の印象を大きく左右するパーツのひとつが「鼻」です。

鼻は顔の中央に位置し、額・唇・顎と立体的につながるため、単に高い・細いといった形だけでなく、顔全体の中心バランスが美しさを決める重要な要素になります。

近年では、鼻だけが目立つ形よりも、悪目立ちせず自然と顔全体に視線が集まる「忘れ鼻」が理想とされることが増えてきました。

正面・横顔・斜め、どの角度から見ても違和感がなく、他のパーツとなじんで見えることが、「忘れ鼻」の大きな特徴です。

今回の記事では、美容外科医が実際の施術デザインでも参考にする「鼻の黄金比」と、整って見える鼻の条件について代表的なものを中心に解説します。

 

 

■ 正面から見た美しさ|鼻の幅と鼻先のバランス

正面でまず重要なのが鼻の横幅です。

理想的とされるのは、小鼻の幅が両目の目頭(内眼角)の距離とほぼ同じであること。

鼻が広いと顔が平面的に見え、狭すぎると不自然で硬い印象になってしまいます。

 

また、鼻先(鼻尖)の太さや左右差も重要なポイントです。

日本人では、鼻尖の太さは鼻幅の約1/2程度鼻先から鼻柱にかけての部分は鼻翼幅の約1/3程度が、自然で上品に見えやすいとされています。

ただし「鼻が太い」と感じる部位は人によって異なるため、どこを改善したいのかを丁寧に見極めることが大切です。

引用元:『美容外科手術手技 鼻形成術 第1版』(克誠堂出版株式会社 2012年) p.15 図を一部改変して掲載

 

 

■ 横顔から見た美しさ|Eラインと鼻の高さ

横顔の美しさを評価するうえで、重要な指標となるのがEラインです。

Eラインとは、「鼻先」「口先」「顎先」を一直線で結んだラインのことで、横顔全体のバランスを見るための基準として広く知られています。

理想的な横顔では、鼻先と顎先を結んだラインの内側に口元が収まっている状態が美しいとされています。

鼻が低すぎると口元が前に出て見え、反対に鼻だけを高くしすぎると、顔全体の調和が崩れてしまうことがあります。

つまり、鼻は「高ければ高いほど良い」のではなく、あくまでEラインの中で適切な高さであることが重要です。

横顔の美しさは、鼻単独ではなく、顎や口元との関係性によって決まります

引用元:『美容外科手術手技 鼻形成術 第1版』(克誠堂出版株式会社 2012年) p.18 図を一部改変して掲載

 

 

■ 鼻長と角度の考え方|相対的バランスが重要

鼻の長さ(鼻長)は、ナジオン(鼻の付け根)から鼻下点によって決まり、解剖学的には顔面中央1/3を占めます。

ただし、重要なのは絶対的な長さではなく、額や顎との相対的なバランスです。

西洋人では女性で約55mmが理想とされることが多い一方、日本人女性ではナジオンから鼻尖まで約45mm前後が自然に見えるケースが多く、無理に西洋的な長さを目指すと違和感につながることがあります。

また、鼻の印象を左右する要素として鼻唇角(鼻柱と上唇の角度)も重要です。

東洋人では90〜95度が、上品で自然な範囲と考えられています。

角度が浅すぎると下向き鼻に、広すぎると幼い印象になりやすくなります。

引用元:『美容外科手術手技 鼻形成術 第1版』(克誠堂出版株式会社 2012年) p.18 図を一部改変して掲載

 

 

■ Alar-columellar triangle(ACR)|鼻先の立体感を決めるポイント

下から見た鼻の印象を決めるのが、Alar-columellar triangle(ACR)です。

これは小鼻(鼻翼)と鼻柱でつくられる三角形で、下向きの三角形が理想とされています。

引用元:『美容外科手術手技 鼻形成術 第1版』(克誠堂出版株式会社 2012年) p.15 図を一部改変して掲載

 

理想的には、鼻翼の付け根が鼻柱より約2mmほど上に位置し、鼻孔縁がなだらかなS字カーブを描いている状態が、自然で上品な印象につながります。

このバランスが崩れると、鼻先が重たく見えたり、下向き鼻の印象を与えることがあります。

引用元:『美容外科手術手技 鼻形成術 第1版』(克誠堂出版株式会社 2012年) p.18 図を一部改変して掲載

 

 

■ 下から見た鼻のバランス|鼻柱と鼻先の比率

下から見たときの鼻のバランスも、印象を大きく左右します。

鼻柱と鼻先までの縦の長さの比率がおよそ2:3になると、鼻先がすっきりとして上品に見えやすいとされています。

この比率が崩れると、鼻先が丸く見えたり、鼻だけが強調された印象になりやすくなるため、下から見たバランスも含めた評価が重要です。

引用元:『美容外科手術手技 鼻形成術 第1版』(克誠堂出版株式会社 2012年) p.19 図を一部改変して掲載

 

 

まとめ

美しい鼻には多くの指標がありますが、すべてを数値通りに整える必要はありません。

小鼻の幅、Eライン、鼻長や角度、ACRといった要素を踏まえつつ、顔全体と自然に調和していることが何より重要です。

黄金比はあくまで設計の目安となります。

あなたの骨格や顔立ちに合ったバランスを見極めることで、主張しすぎない上品な「忘れ鼻」に近づくことができます。

 

 

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https://reservation.medical-force.com/b/d7bb811e-ebd5-4b93-93f8-588864b24f15

 

 

【プロフィール】

藤橋 政尭 (ふじはし まさたか)/形成外科専門医

形成外科専門医としての知識と技術を活かし、目元や鼻の手術、顔の脂肪吸引、糸リフト、ヒアルロン酸注入など、お顔全体の美容外科手術に幅広く対応。繊細なデザインが求められる切開手術や修正手術から、ダウンタイムの少ない注入施術・リフト系まで、患者様の理想に合わせた施術を心がけています。

自然な仕上がりとダウンタイムの最小化にこだわり、誠実なカウンセリングを通じて「任せてよかった」と思っていただける医療を追求しています。

「自然な美を、信頼でデザインする。」

そんな想いを大切に、日々の診療に取り組んでいます。

 

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【経歴】

2015年3月 昭和大学医学部医学科 卒業

2015年4月 昭和大学横浜市北部病院 初期臨床研修

2017年4月 昭和大学病院 形成外科

2017年10月 前橋赤十字病院 形成外科/美容外科

2019年4月 西尾市民病院 形成外科

2020年4月 昭和大学藤が丘病院 形成外科

2020年11月 太田西ノ内病院 形成外科/美容外科

2022年7月 東京労災病院 形成外科/美容外科  診療科長

2022年7月 R.O.clinic 非常勤、くさのたろうクリニック非常勤

2024年4月 銀座TAクリニック副院長

2025年11月 BIANCA CLINIC

 

【所属学会・資格】

日本形成外科学会 形成外科専門医

日本美容外科学会(JSAPS)会員

日本美容外科学会(JSAS)会員

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