瞼が厚い人は二重になりにくい?実態をビアンカドクターが解説
こんにちは。
BIANCA CLINICの雜賀 俊行(さいが としゆき)です。
「瞼が厚いと二重にならないんでしょうか?」
カウンセリングでよくいただくご質問です。
実は、瞼の厚みがある方でも理想の二重をつくることは十分可能なんです。
ただし、瞼の構造に合わせて“適切なステップ”を踏むことが大切になります。
二重手術の基本
二重手術には大きく分けて2種類あります。
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埋没法:糸でまぶたの内側を固定してラインをつくる方法
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切開法:皮膚を切開して、余分な皮下組織を整えながらラインを形成する方法
どちらの方法でも、まぶたの条件に合ったデザインを選べば自然な二重が可能です。
瞼が厚いと二重になりにくい理由
瞼が厚いおもな原因は、皮膚の下に脂肪(眼窩脂肪やROOF)や皮下組織が多いこと。
二重のラインを糸で留めても食い込みにくく、時間とともにラインが浅くなってしまうことがあります。
また、目の開きが弱い(眼瞼下垂傾向)、眉と目の距離が狭い、といった骨格の特徴も関係しています。
こうした場合は、二重手術だけでは理想の形に仕上がらないこともあるのです。
厚い瞼に複合施術でアプローチ!

💴 眉下リフト(眉下切開)421,080円
💴二重切開法 360,580円
😷DT:腫れ・内出血 2週間程度
⚠️リスク: 瘢痕・左右差・拘縮など
今回ご紹介する患者様は、「瞼の厚みとたるみを改善しつつ、自然で広めの平行二重にしたい」とのご希望でした。
手術プランとして、まず眉下切開でまぶたの厚みを減らし土台を整え、そのうえで二重切開を行いました。
この順番が非常に重要です。
眉下切開で“まぶたの厚み”をリセット
余分な皮膚と脂肪を除去し、まぶたのボリュームを軽くすることで、二重ラインがしっかり現れるベースを整えます。
眉下切開だけでも目元はすっきりし、もとの奥二重を活かした自然な印象に。
この状態を気に入る方も多く、ここで完成としても十分美しいです。
二重切開で理想のラインをデザイン
さらにラインを広げたい方には、二重切開で平行型を形成します。
土台を整えた状態で行うため、広めのデザインでも厚ぼったさのない自然な仕上がりになります。
仕上がりと経過
完成までには約半年ほどです。
まぶたの腫れが落ち着き、ラインが安定するにつれて、理想的な平行二重に仕上がりました。
瞼の厚みがある状態でいきなり二重を作ると、ラインが浅くなったり、重く見えてしまうことがあります。
だからこそ、段階を踏んで仕上げる計画設計が重要なのです。
患者様にも「思っていた以上に自然で華やか」と喜んでいただけました。
まとめ|瞼が厚い方こそ、オーダーメイドのデザインを
同じ「二重手術」でも、瞼の厚み・脂肪量・皮膚の質によって最適な手法は異なります。
ビアンカクリニックでは、解剖学的な構造と仕上がりの美しさの両方を考慮し、お一人おひとりの骨格に合わせたプランをご提案しています。
「瞼が厚いから…」とあきらめていた方も、ぜひ一度ご相談ください。