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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2024-04-02

ピルや痛み止め、抗生物質などの薬を飲むと栄養素が減る?美容内科医が解説

みなさんこんにちは。

BIANCA 美容内科指導医の前田陽子です。

 

美容内科指導医 前田陽子医師プロフィール

沖縄県立南部医療センター・こども医療センターで初期研修、京都府立医科大学放射線科、美容クリニックでの勤務を経て点滴療法研究会のセミナーで高濃度ビタミンC点滴と出会い、アメリカリオルダンクリニック リサーチフェローとして留学。米国抗加齢医学会の専門医試験に最年少で合格するなどの実績を持つ。

 

現在はBIANCA (ビアンカ)に美容内科指導医として在籍。美容内科指導医の役割は、身体を内側からケアして健康的な美しさにアプローチすること。身体の内側から老化を治療するエイジングケアのプロフェッショナルとして、ナチュラルホルモン補充療法やペプチド療法、サプリメント治療など、患者様に合わせた治療の提案により、体質を改善しいつまでも若々しく過ごすサポートを行う。

 

<所属学会・資格等>

・日本美容内科学会理事

・米国抗加齢医学会(A4M)専門医

・A4Mアンチエイジング・代謝・機能性医学フェローシップ

・米国先端医療学会キレーション専門医

 

<前田陽子先生の美容内科にまつわる情報はこちらからもチェック>

前田陽子医師のInstagramアカウントはこちら

BIANCAの公式Instagramアカウントはこちら

BIANCAの公式YouTubeアカウントはこちら

 

みなさんは、薬を飲むことで減る栄養素があるのをご存知ですか?

 

いろいろな症状を改善してくれる薬は、なくてはならないものですよね。

しかし薬の服用が、知らず知らずのうちにいろいろな栄養素の欠乏のもとになっている可能性があるんです。

 

 

今回は、服用されることの多いピル、イブプロフェン(痛み止め)、抗生物質の3つの薬を服用することにより減ってしまう栄養素をご紹介します。

 

 

ピル

 

 

ピルとは経口避妊薬のことで、望まない妊娠を避けたり、月経痛・生理不順・PMSなどの生理トラブルを改善したりするために使用される薬です。

 

ピルの服用により減ってしまうのは、葉酸やビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、マグネシウム、セレン、亜鉛と、たくさんのビタミンやミネラル。

 

ビタミンB群は代謝のビタミンといわれており、不足すると疲れやすくなる、肌荒れするなどの可能性があります。葉酸も不足するため、特に将来妊娠を希望する方は意識的に補う必要があるでしょう。

 

 

痛み止め(イブプロフェン)

 

イブプロフェンは解熱作用や鎮痛作用があり、頭痛や生理痛を緩和したいときに使う痛み止めの成分。イブプロフェンは、鉄や葉酸が不足する原因になることが知られています。

 

鉄や葉酸が不足すると、貧血の原因になります。普段から貧血気味の方は注意する必要があるでしょう。

 

 

 

抗生物質

 

抗生物質は、病気の原因となる細菌を殺すための薬。風邪をひいたときなどに処方されます。抗生物質により減るのは、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンK、パントテン酸、ビオチンなどの栄養素です。

 

パントテン酸、ビオチンはビタミンB群の一種。ピルと同じく、不足すると疲れやすくなる、肌荒れするなどの不調につながります。

 

普段通り食事で栄養を摂取しているつもりが、薬の服用により知らず知らずのうちに栄養が不足している可能性も。これらの薬を服用するときは、不足する栄養素を意識的に補うことが大切です。

 

薬を服用しているときに意識的に補いたい食材も、併せて確認しておきましょう。

 

 

 

ピルで減る栄養素と補いたい食材

 

 

 

  • 葉酸…ブロッコリー、枝豆、きのこ類
  • ビタミンB6…ヒレ肉、パプリカ、バナナ
  • ビタミンB12…しじみ、あさり、さんま、いわし
  • ビタミンC…アセロラ、ゆず、レモン
  • ビタミンE…卵、アーモンド、大豆
  • マグネシウム…穀類、豆類、種子類、海藻類
  • セレン…まぐろ、わかさぎ、いわし
  • 亜鉛…魚介類、肉類、種実類

 

 

痛み止め(イブプロフェン)で減る栄養素と補いたい食材

 

 

  • 鉄…ヒレ肉、パプリカ、バナナ
  • 葉酸…ブロッコリー、枝豆、きのこ類

 

 

抗生物質で減る栄養素と補いたい食材

 

 

  • ビタミンB1…ナッツ、大豆カリフラワー
  • ビタミンB2…ブロッコリー、枝豆、きのこ類
  • ビタミンB6…ヒレ肉、パプリカ、バナナ
  • ビタミンB12…しじみ、あさり、さんま、いわし
  • ビタミンK…藻類、野菜類、豆類、肉類
  • パントテン酸…鶏レバー、鶏ささみ、卵
  • ビオチン…レバー、卵黄、大豆

 

ピルやイブプロフェン、抗生物質を飲むときは、上記の食材を意識的に取り入れましょう。「食事で全部補うのは大変……」という場合は、サプリメントを頼るのもひとつの方法です。

 

ただし、飲み合わせなどの関係上注意が必要なものあるので、気になる方はぜひBIANCAにてご相談ください。

 

「ピルと併用してはいけないサプリや薬はある?」

「いつも飲んでいる頭痛薬で減る栄養素は?」

「ピルとビタミンのCの飲み合わせはどう?」

など、薬の服用についてわからないことがあれば、気軽にご質問ください。

 

美容内科の観点から服用している薬や状況を確認して、必要な栄養素やおすすめのサプリメントを提案させていただきます。

 

まえだ

ja Japanese