ビニール肌とツヤ肌の違いは?治るまでにどれくらいかかる?
みなさんこんにちは。
BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)のひめ先生です。
今回のは「ビニール肌」について。
「ツヤ肌を目指したつもりが、どこか不自然…」「テカテカ光って見える…」なんてことはありませんか?
実はそれ、“ビニール肌”かもしれません。
ビニール肌とは?見た目の特徴と原因

ビニール肌とは、角質層が過剰に薄くなったことで光を反射して、まるで肌にビニールを貼ったように見える状態のこと。
肌の表面はツヤがあるように見えても、内部ではバリア機能が低下しているため、乾燥・赤み・ひりつきなどが起こりやすくなります。
おもな原因は以下の通りです。
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ピーリングやスクラブのやりすぎ
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高濃度レチノール製品の過剰使用
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クレンジングや洗顔時の摩擦刺激
角質層はお肌の“盾”のような存在。
ここが削れすぎると、水分が逃げ、外からの刺激に敏感になります。
ツヤ肌とビニール肌の違い
ツヤ肌とビニール肌の違いをまとめました。
| 特徴 | ツヤ肌 | ビニール肌 |
|---|---|---|
| 質感 | みずみずしく自然な光沢 | テカテカと人工的な反射 |
| 手触り | しっとりなめらか | つっぱり・ピリつき |
| 肌状態 | バリア機能が整っている | バリア機能が低下している |
| メイクのり | 均一で崩れにくい | ファンデがムラづきしやすい |
“ツヤ肌”は健康な角質と水分バランスによって生まれますが、“ビニール肌”は角質を削りすぎた結果の“擬似的なツヤ”です。
ピーリングやレチノールのやりすぎに注意
ピーリングやレチノールは、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を整えるうえでとても大切な存在です。
しかし、頻度や濃度が合っていないと角質を過剰に取り除いてしまい、かえって乾燥や炎症を招くことがあります。
ビニール肌は治る?
結論から言うと、ビニール肌は時間をかければ徐々に回復を目指せます。
角質層の再生にはおよそ28日〜40日程度かかるため、焦らずゆっくりターンオーバーを整えることが大切です。
まずは次の3つから始めましょう。
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ピーリングや高濃度レチノールを一時中止する
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保湿を徹底し、肌を乾かさない
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紫外線対策をしっかり行う
肌をしっかり休ませて、再生力をサポートすることで、本来のハリとツヤを取り戻すことができるでしょう。
ビニール肌になったときのスキンケア

ビニール肌になってしまったら、攻めのケアより守りのケアを選びましょう。
敏感な状態の肌には刺激を極力与えず、保護・保湿を最優先にします。
おすすめのケアステップは以下の通りです。
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洗顔:摩擦の少ない泡タイプで短時間に。ぬるま湯で優しく流す。
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化粧水:アルコール・香料の少ない低刺激タイプを選ぶ。
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美容液:セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸など保湿成分入りを。
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クリーム:ワセリンやバームでバリア機能をサポート。
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日焼け止め:SPF30程度でOK。紫外線吸収剤フリーのものを選ぶ。
状態が落ち着いてきたら、医師の指導のもとで鎮静系ピーリングやスキンブースター治療を取り入れるのも選択肢の1つ。
肌を一度リセットし、根本から整えるケアを行うことで、ツヤのある健康的な肌を目指せます。
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まとめ|やりすぎないケアで目指せツヤ肌!
ビニール肌とツヤ肌は根本的に異なります。
ツヤ肌を目指すには、ご自身の肌タイプや状態を正しく理解し「育てる」ケアを行いましょう。
ビアンカクリニック美容皮膚科では、肌の状態に合わせた治療やホームケアをご提案しています。
「最近ツヤがテカリっぽい」「刺激に敏感になった気がする」
そんなときは、早めのご相談をおすすめします。







