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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2025-07-10

ニキビ跡にも種類あり!赤み、クレーター瘢痕で治療が違います。

こんばんは!ニキビの保険治療が乏しかった世代の私、ニキビ跡、特にニキビ瘢痕が残ったことに悔いがありますが、自費診療でかなり改善できる時代になりました。

皮膚科専門医の葉山愛弥です。

 

ニキビ跡と言っても、赤み(炎症後紅斑)だけなのか、くぼんでしまっているクレーター瘢痕(ざ瘡瘢痕)なのかによって治療が異なります。

 

 

ニキビ跡の赤み(下3種類)

右下の様な、Red & Pigmented Spot(炎症後紅斑)であれば、炎症後に真皮にリンパ球がまだ残存しているが、創傷治癒効果で血管拡張があるかのどちらかです。抗生剤等で炎症が一見落ち着いて、平らになっていても自然治癒までには3-6か月かかります。

逆に抗生剤を塗り続けても早く消えるわけではないですし、耐性菌を増やすだけなのでやめましょう。

まずはニキビの新生を止めることが優先ではありますが、治った後の治療、治療しながらも早くニキビ跡を消したい方も多いかと思います。

そこで自費の治療としておすすめなのは、初期の赤みには炎症を落ち着かせるようなトラネキサム酸、長く続く赤みには血管拡張を抑える効果のあるビタミンC。ドクターズコスメを含む化粧品や、メソナJなどの導入がおすすめです。また、皮膚の代謝をあげるピーリングもニキビの新生を止める意味でもとても良い施術です。

個人的にはバイオリピールが色素沈着や炎症後紅斑に効果がある印象があるため、おすすめです!!

※バイオリピール(ミラノリピール)

https://biancaclinic.jp/treatment_category/skin-care/skin/biorepeel/

 

 

続いて中央下のKeloid(ケロイド

下顎にできてしまうと動かす部分であることから、ニキビの傷が傷の大きさ以上に増大し、ケロイドと呼ばれる淡紅色の結節が生じます。これにはステロイドの局所注射(ケナコルト)やステロイドテープが効果がありますので、ご相談ください。

大きさがある場合には一旦手術で切除し、しっかりと縫いなおすことで綺麗になる可能性もありますが、体質によっては再度ケロイドを生じることもあります。

 

 

左下Hypertrophic(肥厚性瘢痕

傷の部分に一致した、一時的な創傷治癒の過程で、紅色調に肥厚します。放置していても自然軽快することもありますが、ケロイドに移行することもあるため、ステロイドテープやステロイド外用、トラニスト内服で予防、改善を早くすることもできます。

 

 

ニキビ跡のクレーター瘢痕(上3種類)

 

ニキビで一番困るくぼんで傷が残ってしまうことです。ニキビによる炎症が慢性化すると、線維化と言って皮膚の下の組織が固くなってしまい、お肌も固く厚くなってしまいます。この線維化が局所的に強く起こり、凹凸が目立つニキビ跡をざ瘡瘢痕と呼び、治癒過程で真皮が線維化してしまい、引っ張られることでくぼみ・クレーターができてしまいます。このような場合には、表面外側からのアプローチと、真皮の内側からのアプローチが治療に必要になります。

 

右上のIce pick(アイスピック型

小さくで深い瘢痕です。

これには濃度の濃いピーリング剤を塗布し、肌の再生を利用してへこみを浅くするTCAクロスや、皮膚の下にあるニキビ跡で固くなってしまった線維化した組織を、針やカニューレを用いて剪断し、クレーターの陥没した部分を上に持ち上げるサブシジョン、同様にCO2レーザーを用いたトライフィルを用いた治療が効果的です。

トライフィルでは肌育製剤を同時に注入することもできるため、瘢痕治療に期待が大きい施術です。

 

右中央のBoxscar(ボックスカー型

へこみの底の部分も周囲も瘢痕になっているものです。

これにも前述のTCAクロスサブシジョントライフィルが有効で、さらには表面からのアプローチとして角を取り、創傷治癒を促すダーマペンや、最近は少なくなりましたがフラクショナルレーザーの治療も有効です。最近ではダーマペンのような細かい針を刺し、先端からコラーゲンを生成するのを活性化させる高周波RFが出るポテンツァが人気です。

これらも組み合わせて治療することも効果があります。

 

 

左上のRolling(ローリング型

強い瘢痕で底の部分が引っ張られているもの。

これにもボックスカー同様に、TCAクロス、サブシジョン、トライフィル、ダーマペン、フラクショナルレーザー、ポテンツァが有効です。

やはり組み合わせて治療することもおすすめ!!

 

ここで皮膚科専門医の私個人のつぶやき・・・

明日以降、個々の施術について説明できたらと思います。

保険治療としては数万人はニキビ治療をしてきた私。保険治療でざ瘡座談会や講演会も多数行い、啓発活動もしてきました。

それは、自身もそこまで重症ではないもののニキビがストレスでできやすく、瘢痕を残してしまったこともあり、保険、自費ともに力を入れている分野です。

今回BIANCA入職にあたり、一番やりたかったニキビ跡の治療をたくさん受けていただきたく割引キャンペーンもしておりますので、この機会にどうぞご相談ください!!

 

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