ヒアルロン酸を入れたら体調不良で腫れる?しこりができた?原因対策を解説!
こんにちは、印象形成する美容外科医 夏目隆太郎です!
このように印象形成に欠かせないヒアルロン酸注射。
最低限の注入量でしっかりと変化を出せるBIANCA式ヒアルロン酸METHODによる施術直後から美しく、自然な仕上がりを提供しています。
SNS上などで、”体調悪い時に腫れる”、”しばらくしてしこりになった”など耳にしたことがあるかもしれません。
今回はその原因、対策を解説します!
・”体調悪い時に腫れる”
二日酔いの時や体調が悪い時、顔や足が浮腫んだ経験ある方いると思いますが、血管外に水分が漏れ出して組織がむくみます。
ヒアルロン酸は水を含みやすい性質があるのでより浮腫みやすくなります。特に注入量が多いとその症状を感じやすいです。
基本的に体調改善と共に腫れが引くことが多いですが、少量のステロイド内服をすると改善期間が早くなることがあります。
赤く腫れている場合は感染の可能性も考慮して抗菌薬の内服を行うこともあります。
ヒアルロン酸注入量に依存することもあるので、気にされる方は一度溶解してから、他製剤の半分ほどの量でしっかり形を作れる新製剤NEAUVIA(ニュービア)の再注入をおすすめしています。
そのような方こそ最低限の注入量でしっかりと変化を出すBIANCA式ヒアルロン酸METHODがおすすめです。
・”しばらくしてしこりになった”
医学的には遅発性結節といい、アレルギー反応の一種です。
ヒアルロン酸注射による遅発性結節は施術の3~4カ月後から出現することがあります。
アレルギーというと食べ物や花粉症を思い浮かべる方が多いですが、これはアレルギーの原因物質に触れてからすぐに反応するⅠ型アレルギーに分類されます。
遅発性結節はⅣ型アレルギーに分類され、長時間にわたってじわじわ炎症が起きた結果肉芽という組織が硬くなってしまう状態です。
対応策はヒアルロン酸溶解、ステロイド内服/局所注射などです。
ではなぜ、このような反応が起きるのでしょうか。
原因は、多くのヒアルロン酸製剤に含まれるBDDEという架橋剤に対してアレルギー反応が起きると考えられています。
本来ヒアルロン酸は体にも多く含まれている成分であり、体との馴染みがいいので外から注入してもすぐに吸収されてしまいます。
最近の肌育注射に含まれるのはこのタイプのヒアルロン酸(非架橋ヒアルロン酸と言います)です。こちらは架橋剤がないのでアレルギー反応を起こしません。
しかし、形を作る上で持続性や強度が必要なのでヒアルロン酸分子同士にハシゴをつける(=架橋剤BDDEの役目)ように加工します。これが架橋ヒアルロン酸です。
BDDEの割合が多いとアレルギーになりやすいとされています。平均割合は4-12%程度とされていて、高いシェア率を誇るメーカーのものもその中に含まれています。
レスチレンという製剤はわずかBDDE1%程度であり、アレルギー反応が少ないと報告されています。
そして新製剤NEAUVIA(ニュービア)はBDDEを使用していません。
PEGという架橋材を使用しており、なんと2012年の臨床試験開始から現在まで遅延型アレルギーの報告が1件もありません。
ヒアルロン酸自体の強度や持続力も優れていると言われています!
ここまでヒアルロン酸注射後の合併症をお話ししました。
そしてNEAUVIA(ニュービア)はしっかり効果を出しながら長期的に安全に使用できるとお分かりいただけたと思います。
耐熱性が高い特徴もあり、注入後にRF高周波・ハイフを受けても長持ちします。
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まとめ
ヒアルロン酸注射後の腫れやしこりに関して原因と対策法を説明しました。
新製剤NEAUVIA(ニュービア)はアレルギーの原因となる架橋物質を含まず、長期的も安全な製剤です。
少ない注入量で綺麗に形態を整えることができるので体調不良時にも腫れが出にくいです。
他にも多くの製剤の取り扱いがありますので気軽にカウンセリングでご相談ください。
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※美容医療にはさまざまな考え方があり、医師によって意見や方針が異なることもあります。発信内容はあくまで一つの参考としてお読みいただき、ご自身に合った納得のいく医療を選んでいただけたらと思います。
また、意図せず不正確な情報や誤解を招く表現が含まれていた場合は申し訳ありません。その際は適宜修正・補足させていただきます。
【プロフィール】
美容外科医 Dr.夏目隆太郎
https://biancaclinic.jp/doctor/natsume/
形成外科で特に目元や顔面骨を中心としたお顔の手術を多数執刀
目元の治療に関しては、見た目の美しさだけでなく、眼科的な機能面も非常に重要だと考え、より安全かつ確かな治療を提供するため、現在は眼科医としても研鑽を重ねている
メスを使う治療だけでなく、ヒアルロン酸注入などの切らない施術を積極的に取り入れ、
美容外科・美容皮膚科・形成外科・眼科といった多角的な専門的視点から
日本を代表する美容健康再生医療クリニックであるBIANCA CLINICにて最新美容医療を提供している
【経歴】
2020年 東京医科大学卒業 東京都済生会中央病院
2022年 東京慈恵会医科大学附属病院形成外科
2023年 東京慈恵会医科大学附属柏病院形成外科
2024年 BIANCA CLINIC
【所属学会/資格】
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会正会員
日本眼科学会正会員
【SNS】
Instagramアカウント
https://www.instagram.com/dr.natsume?igsh=OHBvd3VtajV1bmY1&utm_source=qr