コラム
2025.07.26
べビーコラーゲンは私の救世主、クマに是非!
大学病院皮膚科で助教・副病棟長・皮膚病理組織チーフを務め、国内外での学会発表や論文執筆を通して専門性を深めてきました。小児のあざ治療から成人のシミ、各種レーザーや注入治療まで幅広く担当し、地域医療にも尽力。多くの症例に向き合う中で、美容医療の可能性と必要性を強く実感し、さらなる研鑽を決意。皮膚科医としての確かな知識と繊細な診断力を土台に、一人ひとりの肌に静かに寄り添いながら、本来の美しさを引き出す治療を大切にしています。
ベビーコラーゲンをクマに注入した時の感動は忘れない・・・。
皮膚科専門医の葉山愛弥です。

顔の皮膚において、加齢とともに減少するものは、主にⅠ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲンです。
特にⅢ型コラーゲンは皮膚、血管の支持組織にも多く、ハリや柔らかさにも重要な役割を持っています。
しかし、残念ながら20代後半から自然に減少が始まり、なんと40代では20代の約半分に!!!!!
紫外線やストレス、喫煙、睡眠不足は加速させる要因とされているので、ご注意ください。
これを補うのが、シミ以外での最近主流の美容皮膚科かなと考えていますが、コラーゲンを増やすために原料に必要なビタミンCを摂取したり、塗布したり、施術で導入したり。
そして熱を加え、真皮線維化細胞を活性化させることでその生成を促進させます。
代表的な肌育は、ヒアルロン酸を注入させるだけでなく、その原料を一緒に入れておこうというのが発想ですね!!
そしてこのベビーコラーゲンは、もはやダイレクトに真皮に入れてしまおうという最も効率的な施術だと私は思っています。
ベビーコラーゲンとは?
Ⅰ型は、肌の水分を保持して弾力性を持たせる働きがあり、体内に最も多く存在している一般的なコラーゲンです。Ⅲ型は、⾃⼰修復機能を有しており、肌組織の⽣成・再⽣能力を高めることでハリ感をもたらすコラーゲンです。赤ちゃんの皮膚に多く存在していることから、ベビーコラーゲンとも呼ばれています。赤ちゃんの肌がふっくらとしたボリュームと弾力があるのは、このⅢ型のベビーコラーゲンが大量に含まれているためです。
しかし、特にⅢ型コラーゲンは加齢とともに徐々に減少。Ⅰ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンの比率が崩れると肌の復元力が低下し、たるみやシワといった肌悩み招きますが、そこで人工的な補充を可能としたのが、ベビーコラーゲンの注入療法です。大掛かりな手術をせずに注射による注入で赤ちゃんのような柔軟性や弾力性のある健やか 肌を目指せるとして、美容業界でも高い注目を集めています。
どんな施術?
ベビーコラーゲンとヒアルロン酸注入との違い




この効果、素晴らしくないですか?
効果の持続時間は?
https://biancaclinic.jp/treatment_category/aging-care/aging_01/collagen/
ここで皮膚科専門医の私個人のつぶやき・・・
眼の下が窪みやすい私。さまざまな施術を試みて、それぞれしわが改善したり、ハリがでたり良い部分があったものの、くぼみにはこのベビーコラーゲンがもっとも良かったです!その証拠にベビーコラーゲンをいれた直後、スタッフ全員が気づくほど。ナチュラルな仕上がりではありますが、急に疲れ顔が元気な顔に変化する感じで気づかれました。