ピコフォーカス、ピコトーニングとピコフラクショナルで美肌へ
ピコレーザーでの3つ目の当院での使い方、ピコフラクショナルを用いた、ピコフォーカス(ピコフラクショナル+ピコトーニング)ついてもご紹介したいと思います。
皮膚科専門医の葉山愛弥です。
BIANCA CLINICのピコフォーカス(ピコフラクショナル)は、米国サイノシュア社の「ピコシュア」を使用。
※「ピコシュア」は、ピコ秒(1秒の1兆分の1)でレーザーを照射でき、これまでスタンダードとされてきたナノ秒レーザーよりも照射時間が1/1000秒短いのが特徴です。皮膚への熱作用が非常に少なく、トーニングでは衝撃波で色素の破壊ができます。
従来のCO2フラクショナルレーザー治療は、皮膚表面に多数の微細な穴を開けて肌の再生を促し、術後は1週間ほどヒリつきや熱感、赤みや皮膚のザラつきといったダウンタイムがありました。対して、「ピコシュア」によるピコフォーカス(ピコフラクショナル)は点状の高密度レーザーによる衝撃波で表皮内に空洞を作るため、皮膚表面を傷つけず肌へのダメージを最小限に抑えられます。
フラクショナルモードとトーニングのダブル照射でシワ・毛穴・ニキビ跡だけでなくシミ、くすみにもアプローチし、肌のお悩みを包括的に改善します。
フラクショナルモードでは、レーザーを点状(フラクショナル状)に変換するレンズを用いて高密度のレーザーを照射することで表皮内に微小の空洞を作り、肌の再構築、若返りを図ります。
トーニングモードは以前もブログ記載した通り、レーザーを低出力でシャワーのように照射することでメラニン顆粒を少しずつ分解、排出し、シミやくすみを改善するとともに透明感ある陶器肌へ導く治療です。
BIANCA METHODによるピコフォーカス(ピコトーニング+ピコフラクショナル同時施術)は、これら2種類のレーザー照射方法で多様なお悩みを改善し、肌のコンディションをアップさせ、毛穴を引き締め美しい肌へ整えます。
ピコフォーカス(ピコフラクショナル)では、点状の高密度レーザーを照射して表皮内に微小の空洞を作ることで肌の再生を図り、真皮のコラーゲンやエラスチンを増加させてシワ、毛穴の開きや黒ずみの改善を図る治療です。
ピコフォーカス(ピコフラクショナル)は、クレーターと呼ばれるような凹凸状のニキビ跡の改善にも効果を発揮します。
その結果、浅い層のシミを改善し、真皮への働きかけで内側からハリや弾力を蘇らせます。肌に関わる多様なお悩みを改善したい方はもちろんのこと、「肌が持つ本来の美しさを取り戻したい」「肌の若返りを図りたい」といった方にもおすすめです。継続的に施術を受けることで、たるみにも効果を発揮します。
ピコフォーカス(ピコフラクショナル)はダウンタイムが取れない方にも受けていただきやすい美肌治療レーザーです。照射後は軽い赤みが約1日生じる程度で、カサブタができないため日常生活にほとんど影響がありません。施術後当日からメイクが可能で、赤みが気になる場合も下地やファンデーションでカバーしていただけます。仕事やプライベートに支障をきたしたくない方や、ダウンタイムを悟られたくない方におすすめです。
また、これまでのフラクショナルレーザーと比べて施術による痛みも軽減しました。痛みが辛くて治療を断念、中断した経験がある方もぜひ前向きにご検討ください。
ピコフォーカスはダウンタイムを抑えながら高い効果が期待できる治療ですが、出力が大きくなると赤みやほてりが落ち着くまで3日以上かかることがあります。レーザー照射後の肌は敏感な状態のため、摩擦や刺激となるものは避け、乾燥や紫外線から肌を守りましょう。
ピコフォーカスやピコスポットといった施術のアフターケアは、洗顔やクレンジングの際に肌を擦らない、スクラブやピーリング成分を含んだ化粧品を避ける、日中は低刺激タイプの日焼け止めを塗るなどが基本です。マスクも肌への刺激となるため、赤みやほてりが出ている状態での着用はご注意ください。
https://biancaclinic.jp/treatment_category/skin-care/skin/picofocus/