目がピクピクする、原因と対策は?
こんにちは、印象設計家/美容外科医の夏目隆太郎です
瞼がピクピクする、不快感ありますよね
今回はその原因、対策について解説します。
眼瞼ミオキミア
多くの方の瞼のピクつき原因No.1かと思います。目の周りの筋肉である眼輪筋の一部がぴくぴく動きます。
数分から数時間程度持続して自然に軽快することが多いです。
片眼の下瞼に起こって、不規則で、1回の動きが小さくまばたきには影響しないというのが特徴です。
ストレス、睡眠不足、スマホやパソコンなど長時間みることで怒る眼精疲労などが原因とされています。
十分睡眠をとって、リフレッシュして、目を酷使しないように休むことで改善します。
仕事でスマホやパソコンを使うことが多く、休むのが難しい場合は、サンコバ点眼薬で眼精疲労を改善させます。
ドライアイが併存している場合は、併せてドライアイ治療も行います。
眼瞼痙攣
眼瞼けいれんは、「まばたきの制御異常」、「開閉瞼の切り替え故障」と考えると分かりやすいです。
眼輪筋に何らかの異常が生じて、リズミカルにまばたきができなくなります。両眼に症状が出ます。
瞼が重い、まぶしい、目が乾くなどの症状が出ることもあります。重症例だと、自分の手で瞼を開けないと目が開かなくなることもあります。
眼瞼ミオキミアは数日以内には自然に治りますが、眼瞼痙攣は治りにくく、ずっと付き合っていく場合もあります。
40~50歳以上で女性に発症しやすいです。、日本には少なくとも30~50万人以上の患者さんがいると推定されます。
治療はボトックス治療で眼輪筋の動きを抑えます。眼輪筋を広範囲に切除することもありますが、再発も多くあまり積極的にはされない印象です。
保険適応でも治療可能です(当院では自費での対応となります)。
片側顔面痙攣
眼瞼ミオキミア、眼瞼痙攣は主に眼輪筋が原因で起こりました。
片側顔面痙攣は、顔面神経が原因で起こります。顔面神経は眼輪筋を含む表情筋を動かす神経です。
脳幹という脳の中心部から顔面神経が出てきますが、近くの動脈が神経を圧迫することで神経に異常な信号が出て、自分の意思とは違う場所の表情筋が動いてしまうのです。
初期では瞼の周りのみピクピク動くこともあり、眼瞼ミオキミア、眼瞼痙攣と診断されることもありますが、進行すると頬や口にも症状が出てきます。
根本的な治療として脳外科で神経の圧迫を解除する手術があります。
手術適応は脳外科での判断となりますので、まずは脳外科受診をお勧めしています。
対症療法としては、ボトックスで過剰に動く表情筋を抑えます。
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まとめ
今回は目がピクピクする原因/対策を解説しました。
診断によって治療が異なるので、自分で判断するのは難しいので、お気軽にご相談ください。
場合によっては眼科や脳外科など専門機関の受診をお願いする場合もあります。
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※美容医療にはさまざまな考え方があり、医師によって意見や方針が異なることもあります。発信内容はあくまで一つの参考としてお読みいただき、ご自身に合った納得のいく医療を選んでいただけたらと思います。
また、意図せず不正確な情報や誤解を招く表現が含まれていた場合は申し訳ありません。その際は適宜修正・補足させていただきます。
【プロフィール】
美容外科医 Dr.夏目隆太郎
https://biancaclinic.jp/doctor/natsume/
形成外科で特に目元や顔面骨を中心としたお顔の手術を多数執刀
目元の治療に関しては、見た目の美しさだけでなく、眼科的な機能面も非常に重要だと考え、より安全かつ確かな治療を提供するため、現在は眼科医としても研鑽を重ねている
メスを使う治療だけでなく、ヒアルロン酸注入などの切らない施術を積極的に取り入れ、
美容外科・美容皮膚科・形成外科・眼科といった多角的な専門的視点から
日本を代表する美容健康再生医療クリニックであるBIANCA CLINICにて最新美容医療を提供している
【経歴】
2020年 東京医科大学卒業 東京都済生会中央病院
2022年 東京慈恵会医科大学附属病院形成外科
2023年 東京慈恵会医科大学附属柏病院形成外科
2024年 BIANCA CLINIC
【所属学会/資格】
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会正会員
日本眼科学会正会員
日本美容内科学会正会員
【SNS】
Instagramアカウント
https://www.instagram.com/dr.natsume?igsh=OHBvd3VtajV1bmY1&utm_source=qr