【医師監修】シミ取りのダウンタイムとは?期間・経過・注意点を徹底解説
こんにちは!
美容皮膚科医の横山歩依里です。

シミ取りシーズン真っ盛りですね!
毎日シミの診察や治療をしていると、
「シミ取りしたいけど、ダウンタイムが怖い」
「どれくらいでメイクできるの?」
といった質問を多くいただきます。
いわゆるシミ取りレーザー、ピコスポットは治療効果が高くリスクは低く、バランスが取れた治療ですが、
もちろんダウンタイムは存在します。
術後不安にならないためにも、経過を正しく理解しておくことが大切です。
また、シミ取りの治療成績は、医師の腕だけでなく、
患者様側のアフターケアや生活習慣にも左右されます。
今回の記事では、美容皮膚科の専門的な視点から、
シミ取りダウンタイムの実際とアフターケアの注意点を中心に解説していきます。
🩺 シミ取り治療とは?
「シミ取り」と呼ばれる治療の多くは、メラニンを含む細胞をレーザーで破壊する施術を指します。
前述ではピコスポットを挙げましたが、ピコスポット以外にもシミの治療はあります。
今回は代表的な以下の3種類を紹介します。
①ピコスポット
特徴:シミをピンポイントで照射
ダウンタイム:シミが一時的に濃くなる期間が約7〜21日
②IPL (ルメッカ、フォトフェイシャル)
特徴:マイルドな光でシミ・赤みを同時ケア
ダウンタイム:ほぼなし〜軽い赤み
③ハイドロキノン+トレチノイン療法
特徴:外用で確実にシミや肝斑を薄くする
ダウンタイム:赤み・皮むけ 使用期間による(推奨は3~6か月)
続いて、いわゆるシミ取り!のピコスポットのダウンタイムに関してより深堀していきます。
⏰ ダウンタイムの経過(ピコスポットの場合)
🩹【当日〜翌日】軽い赤みとヒリつき
照射直後は軽度の赤みや熱感があります。
肌がデリケートな状態なので、通常以上に入念に保湿を行いましょう。
🔸注意:こすらない・紫外線を浴びない・温泉やサウナはNG
🌑【2〜7日目】かさぶた形成期
照射部位が薄く茶色く浮き上がり、徐々にかさぶた状になります。
これはメラニンが排出されてきている証拠。
無理に剥がすと炎症後色素沈着(PIH)の原因になるため、自然に剥がれるのを待ちましょう。
💬 メイクは翌日〜OKですが、患部はコンシーラー等で強くこすらないように。
🌤【7〜14日目】かさぶたが自然に脱落
かさぶたが取れると、一時的に赤みや色むらが見られることがあります。
これは肌の再生過程で正常な反応です。
紫外線・摩擦対策を徹底し、色素沈着を防ぎましょう。
また、瘡蓋が取れるまでの期間には個人差が大きいです。
一週間でとれる方もいれば1か月弱かかる方もいらっしゃります。
あまり焦らず経過を診てアフターケアを徹底することが肝要です。
また、瘡蓋化せずに薄くなるケースも大いにありますよ。
また必ず全て取れるとは限らず、薄くなって残る場合や、一部だけ残る場合や、
逆に濃くなってしまうこともあります。
これは、どのレーザーを使っても、誰が受けても、どの医師が照射しても、起きうることですので、
施術後トラブルにならないためにも、事前にしっかりと理解していくことが大切です。
☀️【2週間以降】色素沈着リスク期
レーザー刺激による炎症反応で、一時的に薄い茶褐色の色素沈着が出ることがあります。
色素沈着予防のためには、施術1か月前~施術後3か月
トラネキサム酸やビタミン類の内服、ハイドロキノンやビタミンAの外用を行うことが有効です
引き続き紫外線対策・摩擦予防も心がけましょう!
🧴 ダウンタイム中に避けるべきこと
・日焼け:メラニン再活性化により再発・色素沈着リスク
・摩擦:炎症悪化・かさぶたが無理に剥がれる
・熱刺激:炎症延長・赤み持続
・スクラブ、ピーリング:角層損傷によりバリア機能低下
💡 仕上がりを左右するアフターケアのポイント
-
紫外線カット(SPF50 PA+++以上)
→ 屋内でもUVA対策を。日傘・帽子・マスクも活用しましょう。 -
保湿しっかり(セラミド・ヒアルロン酸系)
→ 乾燥は色素沈着の大敵。朝晩たっぷり保湿。 -
美白成分を段階的に導入
→ かさぶたが完全に取れてから、ハイドロキノンやビタミンCを導入。 -
治療後2〜4週間は経過観察を
→ 肝斑やADMが混在している場合、再評価で治療方針を微調整。
🕊 ダウンタイム=「肌の生まれ変わり期間」
レーザー後の肌は、新しい細胞が再構築されている真っ最中です。
一時的に赤みや色素沈着が出ても、正しいケアを続ければきっと効果は出てきます。
ダウンタイムはなんとなく気分が落ちがちですが、
「美肌作りのための助走期間」です!
おうちでの内服や外用は地道でつまらないかも知れませんが
ホームケア・スキンケアは、肌にとって最もと言っていいくらい大切です!
コツコツ頑張っていきましょう☺
🩺 まとめ
-
シミ取りのダウンタイムは約1〜2週間が目安。
-
赤み・かさぶた・一時的な色素沈着は自然な経過。
-
適切な保湿・UV対策・美白ケアで完成度を高める。
-
不安な症状がある場合は必ず医師に相談を。
シミ治療にご興味のある方は是非一度診察にいらしてくださいね。当院ではカウンセリングだけでも大歓迎です。
\\現在エンブレイスキャンペーン行っております//

詳細はこちら↓
https://biancaclinic.jp/recommend/45299/
気になる方はぜひお気軽にご相談にお越しくださいください。
当院ではカウンセリングだけでも大歓迎です。
ご予約はこちらから
60秒で予約完了 ▶︎
https://reservation.medical-force.com/b/d7bb811e-ebd5-4b93-93f8-588864b24f15
【プロフィール】
美容外科医/美容皮膚科医 Dr.横山歩依里
日本を代表する美容健康再生医療のクリニック|BIANCA CLINIC GINZA/OMOTESANDO
前職では、美容皮膚科医としてクリニックの立ち上げからクリニック開設に携わり、3年間院長として従事。
約2万人の肌と顔に向き合い、クリニックの発展にも寄与。
治療領域をさらに広めるために、現在は日本を代表する美容健康再生医療クリニックであるBIANCA CLINICに転職。
美容皮膚科の枠にとどまらず、美容外科、美容内科も含めウェルエイジングのために最新美容医療を提供している。
【経歴】
2020年 広島大学医学部医学科卒業
2020年 JCHO東京新宿メディカルセンター及び関連病院勤務(国立国際医療研究センター病院、東京山手メディカルセンター)
2022年 医療法人社団ELM入職 麻布院 院長歴任
2025年 BIANCA入職
【所属学会/資格】
日本美容皮膚科学会
日本抗加齢医学会
産業医資格
【SNS】
Instagramアカウント









