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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2025-11-06

まぶたが厚い・脂肪が多いと二重埋没法は難しい?適応と限界

こんにちは!

「自然な美を、信頼でデザインする。」

形成外科専門医の藤橋政尭です。

 

「私の目ってまぶたが厚いけど埋没はできますか?」

「脂肪が多いと埋没って取れやすいんですか?」

上記は二重のカウンセリングの時によく聞かれるご質問です。今回は、”まぶたの厚み”や”脂肪の量”と二重埋没法の関係について、適応や限界を含めて詳しく解説したいと思います。

 

 

埋没法とは?

まず簡単におさらいすると、皮膚や結膜(瞼の裏側)に針穴のような小さな穴を開け、医療用の細い糸でまぶたを数か所で留めることにより、二重ラインを造り出す方法です。ダウンタイムが短く、気軽に受けやすいことから人気ですが、すべての方に向いているわけではありません。

 

 

まぶたが厚いと埋没が取れやすい?

確かに、”まぶたの厚み”や”脂肪の多さ”は埋没法の「持ち」の長さに影響を与える可能性が高いです。

その理由とは?

埋没法は皮膚と瞼板や挙筋などを糸で繋ぐことにより、目を開いた時に皮膚が折りたたまれる仕組みで、自然な二重の構造を糸により再現している術式です。まぶたが厚いと、糸が受ける負荷が大きくなり、ラインが消失しやすかったり、緩みやすい傾向があります。

重い物と軽い物を同じ糸で引っ張っている場合、重い物を引っ張っている糸の方が負担が大きく、伸びやすいですよね。それと同じ理論です。

“まぶたの厚み”とは、皮膚そのもの厚さだったり、皮膚の下にある眼輪筋という筋肉の厚みに依存します。

引用元:『顔の美容外科手術 第1版』(日本医事新報社 2021年) p.5 図3を一部改変して掲載

 

 

ではまぶたが厚い人は、埋没法は不向きなの?

結論、「脂肪が多い=必ず埋没ができない」わけではないです。

実際には、どれくらいの厚みか・どんなデザインを希望するかによって適応は変わってきます。

たとえば、

  ・目頭から目尻までしっかり見えるはっきり二重を希望

  ・幅の広い平行型二重にしたい

といったケースでは、埋没法を行うとハム目になるリスクが高まります。余剰皮膚を切除できたり、脂肪を減量できる切開法の方が適していることが多いです。

逆に、

  ・控えめな幅の二重を希望

  ・現状も二重だがラインを安定させたい

といったケースであれば、まぶたに厚みがある場合でも、デザインによっては埋没法で対応可能な場合もあります。

 

 

工夫次第で埋没で対応できる場合もある

たとえば、

  ・眉下切開をして余剰皮膚を取り除いた後に埋没を行う

  ・小切開の穴から眼窩脂肪を除去してから埋没を行う

など、状態に合わせて他の施術を組み合わせることにより、埋没法で二重を造ることが可能になる場合もあります。

 

 

切開法が向いているケースとは?

次のような場合は、最初から切開法を検討したほうが満足度が高いことが多いです。

 ・何度も埋没が取れている

 ・皮膚のたるみが強い

 ・幅広のデザインを希望

 ・眼瞼下垂がある

 ・左右差が大きい

切開法は、余分な皮膚や脂肪を取り除き、しっかりとした固定を行うため、ラインの安定性が高く、仕上がりの再現性も良いのが特徴です。

 

 

まとめ

まぶたが厚い、脂肪が多いというだけで埋没が不可能なわけではありません。ただし、ラインが取れやすい・左右差が出やすいといったリスクが高まることは事実です。

埋没法に向いているかどうかは、

  ・まぶたの状態(皮膚の余り具合、厚み、脂肪の量)

  ・希望の二重幅の広さ

  ・ダウンタイムの許容

によって変わってきます。

カウンセリングでは、現状のまぶたの状態を細かく診断し、適応を正しく判断し、切開・埋没・ハイブリッドの中からベストな方法をご提案します。無理に施術を進めることはありませんので、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

ご予約はこちらから

60秒で予約完了 ▼

https://reservation.medical-force.com/b/d7bb811e-ebd5-4b93-93f8-588864b24f15

 

 

【プロフィール】

藤橋 政尭 (ふじはし まさたか)/形成外科専門医

形成外科専門医としての知識と技術を活かし、目元や鼻の手術、顔の脂肪吸引、糸リフト、ヒアルロン酸注入など、お顔全体の美容外科手術に幅広く対応。繊細なデザインが求められる切開手術や修正手術から、ダウンタイムの少ない注入施術・リフト系まで、患者様の理想に合わせた施術を心がけています。

自然な仕上がりとダウンタイムの最小化にこだわり、誠実なカウンセリングを通じて「任せてよかった」と思っていただける医療を追求しています。

「自然な美を、信頼でデザインする。」

そんな想いを大切に、日々の診療に取り組んでいます。

 

【経歴】

2015年3月 昭和大学医学部医学科 卒業

2015年4月 昭和大学横浜市北部病院 初期臨床研修

2017年4月 昭和大学病院 形成外科

2017年10月 前橋赤十字病院 形成外科/美容外科

2019年4月 西尾市民病院 形成外科

2020年4月 昭和大学藤が丘病院 形成外科

2020年11月 太田西ノ内病院 形成外科/美容外科

2022年7月 東京労災病院 形成外科/美容外科  診療科長

2022年7月 R.O.clinic 非常勤、くさのたろうクリニック非常勤

2024年4月 銀座TAクリニック副院長

2025年11月 BIANCA CLINIC

 

【所属学会・資格】

日本形成外科学会 形成外科専門医

日本美容外科学会(JSAPS)会員

日本美容外科学会(JSAS)会員

 

【SNS】

Instagram ▶︎ https://www.instagram.com/dr_fujihashi?igsh=MTEzOW1sc3p3bGFibA%3D%3D&utm_source=qr

X ▶︎ https://x.com/dr_fujihashi?s=21

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