鼻のヒアルロン酸注入で世界を変えようとするお話
みなさん、こんにちは!
形成外科専門医のありす先生です。
偉大な数学者でもあり哲学者でもあるパスカルはこう言いました。
If Cleopatra’s nose had been shorter, the whole face of the earth would have been changed.”
「もしクレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は変わっていたかもしれない。」
この言葉には、「人間の運命や歴史さえも、ほんの小さな“見た目”の違いで変わることがある」という深い意味が込められています。
つまり、たった一つのパーツが、人の印象や人生を左右することがあるということ。
そしてその“たった一つのパーツ”の代表格が、やはり「鼻」です。
鼻は顔のど真ん中に位置し、立体感や品格、バランスの要となる部分。
ほんの少し変えるだけで、顔全体の印象がぐっと整い、「なんか上品になった」「垢抜けた」と感じさせてくれます。
美しい鼻の条件とは?
では、美しく上品な鼻とはどんな鼻でしょうか?
実は、誰でも今すぐチェックできる簡単な指標がいくつかあります。
鏡を手に取って、一緒に確認してみましょう。
(以下は横顔でチェックするのがポイントです!)
💎1. Eライン(エステティックライン)
鼻先とあご先を結んだ直線のことです。
日本人の場合、このラインに唇が軽く触れるか、わずかに内側にあるのが理想。
このEラインが整っていると、横顔が美しく見えるだけでなく、顔全体が「すっと洗練された印象」に。
逆に、唇が前に出すぎていると「口元がもたついて見える」こともありますが、
鼻をほんの少し高くすることで、バランスよく上品な横顔をつくることができるんです。
💎2. 鼻唇角(びしんかく)
鼻柱(鼻の下の中央部分)と人中(鼻と唇を結ぶ溝)がつくる角度のこと。
理想は90〜100度。
この角度が美しいと、横顔に「品」と「優しさ」が生まれます。
わずかな角度の差で印象は大きく変わり、
ほんの少し上向きの鼻先は、どの角度から見ても女性らしい印象を与えてくれます。
💎3. 鼻柱のライン
鼻の根元から鼻先までが、なめらかで自然なカーブを描いているか。
このラインが直線すぎるとシャープすぎて冷たい印象になりがち。
逆に、柔らかなカーブがあると、穏やかで上品な女性らしさを引き立ててくれます。
「理想」と「自分らしさ」は別のもの
ここまでチェックしてみて、いかがでしたか?
「思ったより整ってた!」という方も、「もう少しだけこうなりたいな」と感じた方もいるでしょう。
大切なのは、これが“絶対の正解”ではないということ。
今の自分の鼻が好きなら、それが一番です。
ただ、「もう少しだけ高く」「もう少しだけ自然に整えたい」と思うなら、ヒアルロン酸注入はその願いを叶える最も気軽な選択肢です。

鼻のヒアルロン酸注入が選ばれる理由
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鼻の手術はダウンタイムが長くて勇気が出ない
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費用が高くて迷っている
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まずは「お試し」で自分の顔に合うか見てみたい
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もし気に入らなかったら元に戻したい
そんな方にぴったりなのが、ヒアルロン酸注入。
メスを使わず、わずか10〜15分ほどで施術が完了。
使用するヒアルロン酸の種類や注入の位置を調整することで、
「高すぎない」「自然で上品なライン」をデザインできます。
また、時間の経過とともに吸収されるため、修正も可能。
いきなり大きな変化を望むより、“今より少し整える”美しさを目指す方にこそ向いています。
鼻先を高くしたいんだけど、この部分のヒアルロン酸注入は皮膚が壊死してしまうとか怖い話を聞くけど大丈夫?と心配になっている方もご安心下さい。
血管閉塞による皮膚壊死のリスクが高い鼻先への注入をしなくても、鼻先をツンっと少しだけ上向きに高くして整える注入方法があります。
それが近年発表された膜性鼻中隔への注入です。
これは鼻先を支えている土台となるような組織で、ここへの適切な量のヒアルロン酸注入によって、土台ごと持ち上げてくるようなイメージです。
正しい位置に注入できれば、危険なエリアを避けてリスクを軽減し、かつ十分な効果を得ることができます。
この治療が行える医師は、豊富な知識と技術を身につけていることになります。

美しさは「さりげない調和」から
現代の美容医療は、“劇的な変化”よりも“自然な調和”が主流。
どこか一箇所を強調するよりも、全体がバランスよく見えることが、
本当の意味での「上品な美しさ」につながります。
鼻のヒアルロン酸は、そのバランスを微調整する最強のツール。
たった1ccのヒアルロン酸が、あなたの表情・雰囲気・そして人生を変えるかもしれません。
第二のクレオパトラへ
クレオパトラのように、時代を動かすほどの魅力を持つ女性も、最初は小さな「美への意識」から始まったのかもしれません。
あなたのその小さな一歩が、未来のあなた自身の“歴史”を変えるかもしれません。
鼻のヒアルロン酸注入で、
さりげなく上品に、でも確実に美しく。
BIANCAで、第二のクレオパトラをお待ちしています。

執筆者:幡手 亜梨子(はたで ありす)
形成外科専門医/美容外科医
九州大学医学部卒業後、大学病院や関連施設で形成外科・美容外科の診療に従事し形成外科専門医を取得。
顔面・体幹の再建手術から美容外科領域まで幅広い症例を経験し、解剖学的知識に基づいた自然で美しい仕上がりを大切にしています。
学生時代にはアイドルとして活動していた経験もあり、“見られる美しさ”と“医療としての美しさ”の両面を理解する立場から、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提案できるのが強み。
プライベートでは旅行とグルメが好きで、美容やライフスタイルに関する情報をInstagramで発信中。
https://www.instagram.com/p/DP5P123kUR8/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
経歴
- 九州大学医学部医学科 卒業
- 新東京病院 初期研修
- 自治医科大学附属病院 形成外科 勤務
- ルーチェクリニック 勤務
- 新小山市民病院 形成外科 勤務
- 帝京大学医学部附属病院 形成外科 勤務
- JR東京総合病院 美容外科・形成外科 勤務
- 有明ひふかクリニック 勤務
所属学会・資格
- 日本形成外科学会 専門医
専門分野
- 美容外科手術(目元・フェイスライン・婦人科形成など)
- 注入治療(ヒアルロン酸、ボトックス、脂肪注入)
- レーザー・スキン治療
- 再生医療・エイジングケア







