ニキビを皮膚科でどう治す?外用薬・内服・栄養サポートで整える大人の肌【医師監修】
こんにちは。
BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)の大久保由有です。
「ニキビくらいで皮膚科に行くのは大げさかも」と思っていませんか?
実はニキビは、思春期だけでなく大人にも起こる皮膚の慢性的な炎症性疾患なんです。
ビアンカクリニックでは、外用薬や内服薬、スキンケア指導、光治療などを組み合わせて、肌の状態に合わせたオーダーメイドのニキビ治療を行っています。
ニキビの原因はひとつじゃない!

ニキビは、毛穴の中に皮脂や汚れが詰まり、「アクネ菌」という常在菌が増えることで炎症が起きます。
さらに、以下のような生活習慣が関係する場合も。
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ホルモンバランスの乱れ
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睡眠不足・ストレス
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間違ったスキンケア
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食生活の偏り
炎症が強くなると赤みや腫れが出て、「赤ニキビ」「膿ニキビ」と呼ばれる状態になります。
この段階で放置するとニキビ痕が残ることもあるため、早めの治療が大切なんです。
美容皮膚科でできるニキビ治療

ビアンカクリニックでは、「炎症を鎮める」→「再発を防ぐ」→「肌質を整える」の3ステップでニキビ治療を進めていきます。
治療内容は以下のとおり。
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外用薬(塗り薬)
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内服薬(ビタミン・抗生剤など)
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医療ピーリング
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光治療
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スキンケア・生活指導
単に「ニキビを治す」だけでなく、ニキビができにくい肌環境を育てることを目指しています。
赤ニキビに処方される「デュアック配合ゲル」

皮膚科でよく処方される「デュアック配合ゲル」は、炎症を伴う赤ニキビに使われる塗り薬です。
主成分は以下の2つ。
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過酸化ベンゾイル(BPO):酸化作用でアクネ菌を減らし、毛穴の詰まりを防ぐ
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クリンダマイシン:抗生物質として炎症の原因菌の増殖を抑える
この2つの成分により、赤みや腫れを落ち着かせ、清潔な肌環境を保ちやすくします。
デュアック配合ゲルを使用する際は、以下のポイントが大切です。
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1日1回、洗顔後に薄~く広げて塗布する
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乾燥しやすいため保湿をしっかり行う!
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長期間の使用は避け、医師の指導のもとで管理する
ニキビ治療で処方される「内服薬」について
ここからはニキビ治療における「内服薬」について。
ニキビ治療では、外用薬だけでなく内服薬で体の内側から整えることも重要です。
| 種類 | 成分・薬剤名 | 主な働き |
|---|---|---|
| ビタミンB群(B2・B6) | 皮脂分泌をコントロールし、代謝をサポート | ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を抑える |
| ビタミンC | 抗酸化・抗炎症 | 炎症をやわらげ、ニキビ痕の色素沈着を予防 |
| 抗生剤(ルリッドなど) | 細菌の増殖を抑える | 赤ニキビや膿ニキビの炎症を改善する補助として使用 |
| 漢方薬 | 清上防風湯など | 体質やホルモンバランスを整えるサポート |
ビタミンB6は、健康な皮膚・髪・爪を作る通称「皮膚ビタミン」。肌のターンオーバーを促し、毛穴詰まりや角質の厚みを改善するサポートをします。
また、神経伝達物質(セロトニンやドーパミンなど)の生成にも関わるため、ストレスや睡眠不足によるニキビ悪化を防ぐうえでも大切です。
ニキビを繰り返すのはもうイヤ!繰り返さないための3つのポイント
「せっかくニキビが治ったと思ったのに、また出てきた…」という経験はありませんか?
ニキビを繰り返さないためには、日々の生活やスキンケアの中にちょっとした見直しポイントがあります。
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スキンケアを見直す…強い洗顔や保湿不足はNG。やさしく洗って潤いを保つことが基本です。
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生活リズムを整える…睡眠不足や偏った食事はホルモンバランスを乱します。まずは“規則正しい生活”が治療の第一歩です。
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自己判断で市販薬を使い続けない…合わない薬で悪化するケースもあります。皮膚科で肌に合った治療を受けましょう。
どれもすぐ始められる内容です。
ぜひできることから意識してみましょう。
まとめ|ニキビ治療は皮膚科で。肌の外側も内側も整えるアプローチを
ニキビは、ホルモンバランスや生活習慣、スキンケアなど、さまざまな要因が重なって起こる皮膚疾患。外用薬や内服薬、医療施術を組み合わせて、肌の外側と内側の両面からケアしていくことが改善の近道です。
ビアンカクリニック美容皮膚科では、医師が一人ひとりの肌を丁寧に診察し、外用薬・内服・光治療・栄養サポートなどを組み合わせたオーダーメイドのニキビ治療をご提案しています。
繰り返すニキビや治りにくい大人ニキビでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談くださいね。。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の疾患の診断、治療、予防を目的としたものではありません。健康上の懸念がある場合は、必ず医師にご相談ください







