ミッドフェイスリフト
<p>輪郭のお悩みは、小顔になりたい、フェイスラインをすっきりさせたい、額を丸くしたい、顎をシャープにしたい、二重顎を解消したい、リフトアップしたいなど様々です。元の状態や年齢によっても必要なアプローチは様々です。外科施術だけでなく、切らない非外科施術を含めてそれぞれのお悩みに合わせて適切な施術を提案いたします。当院ではBIANCA METHODS(ビアンカメソッド)という独自の熟練技術と施術方法を用いて患者様の理想を叶えます。</p>
ミッドフェイスリフトとは?
ミッドフェイスリフトとは、下垂した中顔面(目の下~小鼻までの間)を軟部組織(臓器や骨以外の組織)ごとリフトさせて骨膜に固定することで下眼瞼(下まぶた)と中顔面をなめらかしに、よりバランスの取れた若返りを図る美容外科手術のことです。
年齢とともに、下眼瞼(下まぶた)にクマができ、さらに頬全体の組織や皮膚も下垂してきます。加齢が原因で頬が下がっている場合、眼窩隔膜と眼窩脂肪を移動させてクマ改善を図るハムラ法だけでは、頬の凹みが改善しきらないことがあります。
その場合、頬の脂肪を頭側に引き上げてクマと頬の間にできる凹みを軽減するミッドフェイスリフトが効果的です。ミッドフェイスリフトは下がった頬の脂肪を引き上げることで下眼瞼と中顔面をなめらかにして、よりバランスの取れた若返りを図ります。
治療の特徴
ミッドフェイス(中顔面)とは?
目の下~鼻の下付近までを『ミッドフェイス』または『中顔面』と呼びます。ミッドフェイス(中顔面)は脂肪が多く、頬・口元を引き上げる筋肉や神経が存在することが特徴です。
ミッドフェイス(中顔面)がたるむ主な原因
中顔面にたるみが生じる大きな要因として、頬上部にある頬の脂肪(メーラーファット)の下垂があげられます。加齢によって頬の脂肪が下へ垂れていくと、頬上部の眼窩脂肪の減少によって目の下やゴルゴラインがくぼんで影ができたり、頬がたるんだりと、さまざまなお悩みの原因になります。この頬の脂肪に直接アプローチをして中顔面全体のたるみを改善する治療が『ミッドフェイスリフト』です。
ミッドフェイスリフトの種類
ミッドフェイスリフトには、骨膜上から組織を引き上げる術式と骨膜下から引き上げる術式の2種類があります。当院では患者様のお顔の状態やご希望などにあわせて、どちらの手術にも対応しています。
ミッドフェイスリフト(骨膜上)
下まつげのキワから骨膜上を剥離して、頬の脂肪を引き上げる術式です。
表ハムラ法と同じように下まつげのキワを切開し、下まぶたの皮膚と筋肉、頬の筋膜を剥離します。そして、下眼窩の靭帯を切離したところへ引き詰めるように頬の脂肪を移動させます。また、切離した眼窩靭帯の奥側を剥離して、下垂した眼輪筋下脂肪と頬部の脂肪をひき上げ、眼窩の骨膜に縫合固定することで中顔面をリフトさせます。
ミッドフェイスリフト(骨膜下)
骨膜の下から頬骨前面を剥離するミッドフェイスリフト(骨膜下)は、骨膜上を剥離する術式に比べ、後戻りしづらく、強度が高いことが特徴です。
表ハムラ法の要領で眼窩下縁まで到達したら、頬の骨(下まぶたの縁から少し下の上顎骨)の骨膜を切開し、骨膜の下から頬骨前面を剥離します。眼窩脂肪を超えて、眼輪筋付着部や靭帯まで広い範囲を剥がしたのち、剥離した骨膜を眼窩下縁の骨膜と、眼窩隔膜、眼窩脂肪とともに縫合します。
【その他の注意事項】
・頬の下垂の程度によっては改善が難しいこともあります。
・合併症やリスクとしては、皮膚のたるみ、シワ、くぼみなどが残存する場合があります。
・そのほかに感染、創離開、瘢痕、睫毛の脱毛、元々の骨格や目の形による自然な範囲での左右差が生じたり、想像した状態と異なったりする場合があります。
・術後に腫れ、内出血、疼痛、出血、血腫、シコリ感、頬や上顎周囲の知覚といった神経障害などが生じる場合があります。
・結膜浮腫、ドライアイ、異物感、アレルギー反応による炎症などの眼症状が現れた場合は、適切な処置が必要となるため医師にご相談ください。
こんな人におすすめ
中顔面全体のたるみが気になる
ゴルゴ線が目立つ
切らない施術では満足できなかった
頬のたるみと目元のくぼみを一度に改善したい
効果・メリット
目の下のたるみやシワ、クマが改善できる
中顔面の短縮による若返り効果が得られる
頬前面がボリュームアップしてふっくらした印象になる
ゴルゴ線を浅くする
長期的な効果の持続
治療の流れ
医師の診察・カウンセリング
デザイン
施術
圧迫(テーピングやガーゼによる処置)
抜糸
ダウンタイム
⼿術時間
3時間程度
抜⽷
1週間後
⿇酔
点眼麻酔+局所麻酔/リラックス 麻酔/静脈麻酔
シャワー
翌日より可能
内出⾎
2週間前後(個人差あり)
腫れ
2週間~1ヶ月程度(個人差あり)
メイク
翌日より可能 (ただし、アイメイクは1週間後より可能)
Q&A・注意事項
Q.
傷跡は目立ちますか?
A.
切開する部位は下眼瞼(下まぶた付近)のため、皮膚の傷跡は目立ちません。また、目の下の傷跡は時間が経つにつれて目立ちにくくなります。
Q.
ダウンタイムはどれくらいですか?
A.
クマ取り手術よりも手術範囲が広がるため、腫れや内出血の期間は長引きますが、マスクで隠れる範囲になることが多いことが特徴です。
個人差はありますが、腫れや内出血などは2週間程度で落ち着くことが多く、そのほかのダウンタイムが落ち着くまでの目安は1ヶ月程度です。腫れが引いて完成するまでの目安は術後2~3ヶ月程度となります。
Q.
ダウンタイム中は洗顔、メイク、コンタクトレンズの使用はできますか?
A.
洗顔とメイク(アイメイクは除く)は手術翌日から可能です。アイメイクやコンタクトレンズの使用は術後1週間はお控えください。
Q.
ミッドフェイスリフトの持続期間は長いですか?
A.
ミッドフェイスリフトは持続力とリフト効果に優れています。また、骨膜上の術式に比べ、骨膜化へアプローチするミッドフェイスリフトの方が、持続期間が長い傾向にあります。
定期的なメンテナンスを行っていただくことで、加齢の進行を緩やかにすることが可能になります。
Q.
術後は表情が不自然になりませんか?
A.
ミッドフェイスリフトが原因で表情が不自然になる恐れは低いと考えられます。術後しばらくの間は多少引っ張られる感覚が生じる場合もありますが、徐々に感じにくくなります。
ただし、過去にフェイスリフトの施術を受けたことがある場合は、ミッドフェイスリフトにより表情に違和感が出る恐れもあるため、医師にご相談ください。
Q.
ゴルゴ線の改善にも効果がありますか?
A.
ゴルゴ線の改善には、靭帯の強さ、皮膚のかたさなどの状態により個人差があります。詳しくは医師にお尋ねください。