ビーガンダイエットで若返る?!
Netflixのドキュメンタリーシリーズ「You Are What You Eat」をご覧になられた方はいらっしゃいますか?本日はそのシリーズで取り上げられたスタンフォード大学の研究をご紹介します。
お肉や卵、お魚などを一切お食事として摂らない方、お野菜など植物性の製品のみを食べる方々をビーガンと言います。
日本語だと菜食主義者であるビーガンが体に良いのか悪いのか、ビアンカクリニックでも行っている生物学的年齢の検査方法(DNAのメチル化時計検査)を使って調べた研究が話題となっています。
去年の年末に発表されたこの研究では、22組計44人の遺伝的に全く同じ一卵性双生児を対象に、8週間、健康的な雑食の食事(お肉も卵も食べる)と、健康的なビーガンの食事を摂っていただき、食事が健康に与える影響を調査しました。
全く同じ生活習慣や遺伝的背景にもかかわらず、ビーガン食のグループは、一般的な健康な食事のグループに比べ、生物学的年齢が若返り、体重が減り、コレステロールと空腹時インスリンが改善しました。また全体的な幸福感も向上したと報告する方もいらっしゃいました。
健康や若返りのためにビーガンになってみたい、試してみたいという方は、お肉やお魚などを摂らない弊害にも気をつけて、効果的にビーガンのメリットを享受してください。
ビーガンの方が取ったほうがよい栄養素は、お肉などに含まれるビタミンB12や鉄、お魚に含まれるDHA/EPAや亜鉛、誰もが不足しがちなビタミンDが足りなくならないように、上手にサプリメントも活用していただくと良いと思います。
DHA/EPAに関しては、通常のサプリメントはお魚由来となりますが、最近では微細藻類由来のDHA/EPAもありますので、そちらであればビーガンの方でも問題なく摂取できるかと思います。
ビーガンになって若返りたいという方はぜひ、その前後で生物学的年齢を測定していただくと効果が目に見えて面白いと思います。
研究ではたった2ヶ月で効果がでていますので、気になる方はぜひトライしてみてください!