2024-01-30
老化の原因は酸化!?
酸化や、活性酸素ってすごく悪い響きがありますが、実はそんなに老化の原因担っていないかもしれないってご存知ですか?
活性酸素とは、字のそのまま、酸素が活性化された状態のものを指しますが、これが溜まってくると、抗酸化物質とのバランスが崩れて酸化ストレス状態になります。
この酸化ストレス、老化の原因になっていると考えられがちですので、それに対抗するために抗酸化物質を摂るように言われがちですが、近年では酸化と老化の関連はそこまでないという考え方が主流です。
そもそもこの酸化が老化を引き起こすという考えは、今のところ一番エビデンスがあるとされている老化治療である食事制限をした時、同時に酸化ストレスの低下が起こっていたことや、寿命が長い動物の酸化ストレスが低いことなどから信じられるようになりました。
しかし酸化ストレスを高めるように操作されたマウスや、酸化されたタンパク質を直す操作をされたマウスを観察しても寿命に変化がないことが次々と示され、少なくとも病気がない状態の生き物においては、酸化ストレスは老化の主な原因ではないと考えられるようになりました。
もちろん酸化ストレスは動脈硬化やがんの原因(リスク)となることは有名ですし、ビタミンCやコエンザイムQ10のような抗酸化物質のサプリメントは多くの方にメリットがあるというのは、疑いようのないことだと思います。
しかし抗酸化物質を老化の予防のために飲むというのは、少し違うかもしれない、、、、ということをお伝えさせていただこうと思います。