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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2024-02-27

野菜に含まれる栄養後が減っています!

野菜の栄養素

みなさんこんにちは。BIANCAクリニック 美容内科指導医の前田陽子です。

最近の野菜や果物に含まれる栄養素が、50年前と比べて大幅に減少しているという事実を、ご存知でしょうか。
50年前と同じだけ、お野菜などを食べていたとしても、同じだけの栄養素は摂取できない可能性が高いのです。

これは農業の近代化(大規模農業など)や、それによる土壌の栄養分の枯渇、また品種改良によるものと考えられています。

 

「Journal of the American College of Nutrition」という雑誌に2004年12月号に発表された論文では、テキサス大学の研究者らが、1950年と1999年のアスパラガスやインゲン、イチゴ、スイカなど43種類の作物に含まれる栄養素13種類の変化を調べました。

その結果が一番最初の表です。栄養分の減少は栄養素や作物の種類によってさまざまでしたが、タンパク質やビタミン、ミネラルの減少が認められました。

 

栄養素が減少すると、私たちの健康に直接的な影響を及ぼします。
この飽食の自体に、栄養失調を患う人はいないと考えられがちですが、思っている以上に栄養素が足りていないのが現代人です。

栄養素を効果的に摂取するためには、より多様な食品を食べること、特に、有機栽培で育てられてた野菜や果物を選ぶことで、より高い栄養価を得ることができます。

また地元で栽培された旬の食品を消費することも良い方法です。お野菜や果物を新鮮なうちに食べられることや、旬のお野菜には旬でないお野菜に比べて栄養素の含有量が多いことから、地産地消はおすすめです。

また食材を加工すればするほど栄養素は減ってしまいます。例えば、オレンジをそのまま食べる場合と、オレンジを絞ってジュースにした場合、さらに濃縮還元してジュースにした場合では、加工が進むにつれて栄養素の量は減ってしまうことが知られています。食材はなるべく加工せず、そのまま調理して食べられると理想的です。

 

50年前と比べて、現代のお野菜や果物の栄養素の含有量が減ってしまっているのは悲しい現実ですが、この問題に対する対策を取ることで、自らの健康をさらに効果的に守ってくことができれば良いですね。

 

 

ja Japanese