ファスティング初心者は16日断食で内臓を休めよう!得られる効果の違いを解説
みなさんこんにちは。
BIANCA 美容内科指導医の前田陽子です。
美容内科指導医 前田陽子医師プロフィール
沖縄県立南部医療センター・こども医療センターで初期研修、京都府立医科大学放射線科、美容クリニックでの勤務を経て点滴療法研究会のセミナーで高濃度ビタミンC点滴と出会い、アメリカリオルダンクリニック リサーチフェローとして留学。米国抗加齢医学会の専門医試験に最年少で合格するなどの実績を持つ。
現在はBIANCA (ビアンカ)に美容内科指導医として在籍。美容内科指導医の役割は、身体を内側からケアして健康的な美しさにアプローチすること。身体の内側から老化を治療するエイジングケアのプロフェッショナルとして、ナチュラルホルモン補充療法やペプチド療法、サプリメント治療など、患者様に合わせた治療の提案により、体質を改善しいつまでも若々しく過ごすサポートを行う。
<所属学会・資格等>
・日本美容内科学会理事
・米国抗加齢医学会(A4M)専門医
・A4Mアンチエイジング・代謝・機能性医学フェローシップ
・米国先端医療学会キレーション専門医
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今回も、前回に引き続きファスティングについてお話していきます。
「ファスティングって流行っているけど健康に良いの?」という質問をいただきましたが、現代の基本の食事スタイルは、食べ過ぎであることがほとんど。ファスティングにより適度にカロリーを制限することは、多くの方にとって健康に良いというのが美容内科医である私の見解です。
ファスティングとは「断食」を意味する言葉で、一定期間食事を控えることです。
脂肪燃焼を促進する効果が期待できるため、ファスティング=ダイエットの印象が強いかもしれませんが、腸の自然治癒力を高める、幹細胞の生成を促進、酸化ストレスを減らすなど、体質改善の意味でも大きな効果が期待できます。
ファスティング期間による効果の違い
ファスティングには5日間、6日間、7日間と長期間続けるやり方や、半日~1日だけという短期間で行うやり方もあります。期間による効果の違いは以下の通りです。
<ファスティング期間による効果の違い>
・16時間断食…内臓を休める
・1日間断食…肌荒れの改善
・2日間断食…腸内環境の改善
・3日間断食…ダイエット
このように、ファスティングを行う期間により得られる効果が異なります。ダイエット効果が表れるのは断食を3日以上続けた場合。1日や2日の断食では大きな体重減が期待できないかもしれませんが、内臓を休めることも身体にとって大切です。
ファスティングの基本のやり方
半日~数日の間、固形の食べ物を断つのが、ファスティング基本のやり方です。
急にファスティングを始めると胃に負担がかかってしまうため、1日以上食べない期間を設ける場合は、準備期を設けて身体が断食に慣れるよう段階を踏む必要があります。また、ファスティングのあともすぐに普段の食事に戻すのではなく、胃に優しい食事で徐々に復食していきましょう。準備期と復食期の目安は、ファスティング期間と同じ日数です。
例えば、1日断食をする場合は、1日目はみそ汁やスープ、おかゆなど胃に優しい食事を摂り、2日目に断食、3日目に胃に優しい食事というスケジュールで進めます。
断食期間中は、しっかりと水分補給することが大切です。1日2Lを目安に、こまめな水分補給を心がけてください。
初心者におすすめのファスティングは?
初心者の方がいきなり長時間ファスティングを行うと、身体を壊してしまうことも。まずは短い時間からチャレンジすることをおすすめします。
ファスティング初心者におすすめなのは、16時間の断食を行う方法です。1日のうち16時間は何も食べず、残りの時間は自由に食事を摂ります。睡眠時間も16時間に含まれるので、8時間寝る方であれば起きている時間のうち8時間を食べずに過ごせばOK。16時間の断食であれば準備期も必要ありません。
例えば、よく行われているのが朝食を抜いてお昼と夜だけ食べる方法。朝食を抜くだけなので、無理せず取り入れられるかなと思います。
定期的なファスティングは、健康な身体を支えるひとつの方法です。ライフスタイルに合わせて無理なく取り入れてみてはいかがでしょうか。
ダイエットや健康面で何か悩みがある方は、ぜひBIANCAにご相談ください。ファスティングについての疑問にもお答えするので、気軽にお問い合わせいただければと思います!