リフトアップだけでなくコラーゲンを増やす高周波治療
リフトアップ、たるみ治療の一つとして人気の高周波(RF)治療!!
昨夜、加齢とともに減少するⅢ型コラーゲンについて、アカデミックな先生と熱く討論させていただきました。
加齢性変化とともに、骨や脂肪が委縮し、ボリュームロスによって若々しい印象がなくなっていく…
実際皮膚ではⅢ型コラーゲンが減少していくため、ヒアルロン酸はボリュームロスを補うためには良いけれど、やはり減っていくコラーゲンを増やせたら良いですね、という結論に。
※そういう意味で眼回りに注入するベビーコラーゲンも個人的は好きな施術です!!
ではどうやったらコラーゲンが増えるのか。一時期は摂取するなど流行った記憶があり、そしてそんな私もコラーゲンドリンクなど飲んでいました。
無意味ではないけれど、大きなタンパク質が一旦消化され、さらに肌で再構築されるのはやや疑問が残るところ。
現在主体となっているのは、やはり肌育とされるアミノ酸を直接真皮に入れる注入方法、そしてデバイス(美容機器)を用いて熱を加え、真皮内の線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンの生成を活性化させる方法です。
昨日に引き続き、たるみ治療でリフトアップにもなり、コラーゲン産生を活性化させる高周波治療の一つ、ボルニューマを紹介していきたいと思います。
長くなりましたが皮膚科専門医の葉山愛弥です。
ボルニューマとは、痛みを軽減した次世代型非侵襲性高周波(RF)治療機器です。高周波治療とは電磁波の一種であるラジオ波(Radio Frequency)を肌に照射し、表皮へのダメージを抑えながら、皮膚内部に熱を与えリフトアップ効果を発揮、たるみ治療をする、先日ご紹介したHIFUに似たような治療法です。ボルニューマは6.78MHzと圧倒的に高い熱エネルギーを照射でき、皮膚表面に近い真皮~脂肪中層に作用します。熱刺激により体内の水分子を振動させ、摩擦熱を発生させることで肌の生まれ変わりを促進。その結果、脂肪層から肌内部が引き締まり、たるみや二重顎、シワなどが改善。 また、施術後よりコラーゲンの生成を促すため、肌のハリや弾力を高めるリジュビネーション効果が期待できます。
さらに、連続的に水が流れる水冷式の冷却システムや、振動機能や丸みのある特殊なチップを搭載することで、これまでの高周波治療の弱点であった熱さや痛みを軽減しています。
⭐ボルニューマとサーマクールの違い
ボルニューマは高周波を、ハイフは高密度の超音波を照射します。
ボルニューマのほうがハイフよりも皮膚の浅い層へのアプローチが得意です。皮膚は表面から表皮・真皮・脂肪織・SMAS層(筋膜)と並んでいます。 ボルニューマは肌の浅い層である真皮~脂肪中層に、ハイフは肌の奥にあるSMAS層にアプローチします。
https://biancaclinic.jp/treatment/faceline/faceline_2/volnewmer/