コンビニ弁当の〇〇がガンの発症率を高めるってどういうこと?美容内科医が解説
みなさんこんにちは。
BIANCA 美容内科指導医の前田陽子です。
美容内科指導医 前田陽子医師プロフィール
沖縄県立南部医療センター・こども医療センターで初期研修、京都府立医科大学放射線科、美容クリニックでの勤務を経て点滴療法研究会のセミナーで高濃度ビタミンC点滴と出会い、アメリカリオルダンクリニック リサーチフェローとして留学。米国抗加齢医学会の専門医試験に最年少で合格するなどの実績を持つ。
現在はBIANCA (ビアンカ)に美容内科指導医として在籍。美容内科指導医の役割は、身体を内側からケアして健康的な美しさにアプローチすること。身体の内側から老化を治療するエイジングケアのプロフェッショナルとして、ナチュラルホルモン補充療法やペプチド療法、サプリメント治療など、患者様に合わせた治療の提案により、体質を改善しいつまでも若々しく過ごすサポートを行う。
<所属学会・資格等>
・日本美容内科学会理事
・米国抗加齢医学会(A4M)専門医
・A4Mアンチエイジング・代謝・機能性医学フェローシップ
・米国先端医療学会キレーション専門医
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必要なものがすぐに手に入る便利なコンビニは、私たちの生活に根付いています。お昼ごはんはコンビニのお弁当という方もいるでしょう。
しかし、コンビニのお弁当でガンの発生率が上がるかもしれないことはご存じですか?
といっても、コンビニのお弁当の食材が悪いわけではありません。問題は、お弁当の容器に使われているプラスチック。このプラスチック容器にガンを引き起こす原因になると言われているフタル酸エステルやビスフェノールが含まれているのです。
プラスチックに含まれる危険な成分とは?
プラスチックの原材料は、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリマーです。また性能を維持するために、プラスチックにはたくさんの添加物が使われています。この添加物の一部が、フタル酸エステルやビスフェノールなのです。
フタル酸エステルやビスフェノールには、ガンや知能機能、肥満、糖尿病の発生率、子どものIQの低下などに関連性があると発表されています。
最近環境問題にもなっているマイクロプラスチックは、もともとプラスチック製品に使われている微細な一次マイクロプラスチックと、劣化して5mm以下になった二次マイクロプラスチックに分類されます。
今回お話ししているのは、一次マイクロプラスチックについて。プラスチックに含まれる化学物質が溶け込んだ食品や飲料を摂取することで、知らず知らずのうちに体の中にマイクロプラスチックを蓄積している可能性があるのです。
身の回りにあるプラスチック製品にも注意が必要?
コンビニのお弁当はほんの一例。コンビニのお弁当以外にも、ペットボトルやシャンプー、化粧品など、私たちの身の回りにはプラスチック製品がたくさんあります。プラスチックが使われている製品は、できるだけ避けた方が良いでしょう。
便利なプラスチックが体に良くないかもしれないということで、アメリカなど一部の国では、ガラス容器などにシフトしてプラスチックフリーを進めているよう。フタル酸エステルやビスフェノールが使われていない商品を取り扱うお店もあります。
体に入ってしまったプラスチックはどうする?
私たちの身の回りには、たくさんのプラスチック製品があります。食事だけでなく普段の生活の中で知らないうちにマイクロプラスチックを摂取している可能性は高いでしょう。有害な成分を口にしないよう気を付けていても、完全に避けるのは難しいのが現状です。
体中に入ってしまったマイクロプラスチックは排出するよう働きかけることが大切です。例えば、分解する栄養素を摂る、汗や排せつで体の外に出すといった方法があります。
意識して摂取したい栄養素は、グルタチオン、ビタミン、ミネラルなど。肝臓での解毒に必要な栄養素の摂取により、有害物質の分解を助けてくれます。汗や排せつからも排出されるため、便秘に気を付けたり、サウナを活用したりするのもおすすめです。
マイクロプラスチックを体の外に出すことで、ガンや糖尿病などの疾病予防になるほか、体の不調の改善につながる可能性もあります。普段何気なくコンビニでお弁当を買っていた方は、プラスチックを意識的に避けてみるのも良いかもしれません。
体の中からのエイジングケアをサポートするのが、美容内科医である私の役目です。自分に合ったエイジングケアが知りたい方は、ぜひBIANCAにご相談ください。美容内科医の視点から、適したアプローチをご提案いたします。