プロテインの選び方を美容内科医が解説!動物性プロテインと植物性プロテインの違いは?
プロテインの選び方に迷われている方、実は多いのではないでしょうか。
最近では手軽に手に入るようになったプロテインですが、種類によって吸収スピードやアレルギーの起こりやすさには違いがあるんです。
筋肉増強・健康維持・ダイエットサポートなど、目的に合わせたプロテインの選び方を、BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)前田陽子医師が解説します。
プロテインの選び方は人によって違うんです
BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)美容内科医の前田陽子です。
プロテインは、大きく分けて「動物性プロテイン」と「植物性プロテイン」の2種類。
さらにそれぞれ種類が分かれており特徴が異なります。
どのプロテインが合っているかは、体質や目的によって異なるため、口コミを鵜呑みにするのは、おすすめできません。
今回は美容内科医としての視点から、プロテインの選び方のポイントをお伝えしたいと思います。
動物性プロテインの特徴
まずは動物性プロテインについてです。
比較的に手に入りやすいので、飲んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
ホエイプロテイン
牛乳由来で吸収が早く、筋トレ後のリカバリーに適したプロテインです。
必須アミノ酸が豊富で、筋肉量を増やしたい方に多く選ばれています。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインは、ホエイプロテインと同じく乳由来のプロテインです。
ゆっくりと吸収されるため、就寝前などにおすすめですが、乳タンパクアレルギーの方は注意が必要です。
植物性プロテインの特徴
植物由来のプロテインは、アレルギーのリスクが比較的低いのが特徴です。
ソイプロテイン(大豆)
吸収がゆるやかで腹持ちも良いため、食事の置き換えやダイエット中の栄養補給にぴったり。
ピープロテイン(えんどう豆)
大豆にアレルギーがある方でも取り入れやすく、低アレルゲン。
日本人の体質に合いやすいプロテインです。
ヘンププロテイン・ライスプロテイン
玄米や麻の実などを原料としたプロテイン。
どちらも味にややクセがあります。
メチオニンの含有量が少ないのは植物性プロテイン
「ブルーゾーン」と呼ばれる長寿地域では“メチオニン”という必須アミノ酸の摂取量が少ないのだそう。
メチオニンの摂取量は健康維持との関連が示唆されています。
植物性プロテインは、動物性プロテインと比べてメチオニンの含有量が控えめです。
プロテインの選び方はここが大切
プロテインは目的によって選び方が変わります。
・筋肉量を増やしたい → 吸収スピードの早いホエイプロテイン
・ダイエットサポート・置き換え食 → 腹持ちの良いソイプロテインやカゼインプロテイン
・アレルギーが気になる → 植物性プロテイン(ピープロテイン、ライスプロテインなど)
毎日の栄養補助や健康維持にプロテインを飲むなら、継続しやすさも大切。
味の好みや価格も踏まえて選びましょう。
プロテインの選び方は「目的×体質×続けやすさ」がカギ
プロテインの選び方は、自分の体質や生活スタイルに合ったものを選ぶことがポイントです。
動物性・植物性それぞれに特徴があり、目的や好みに合ったプロテインを選びましょう。
プロテインを飲んでいるのに筋肉がなかなかつかない場合、栄養だけでなくホルモンバランスの影響が関係していることもあります。
とくに男性では、テストステロンなどのホルモン低下が筋肉量の維持に影響することも。
ビアンカクリニック美容内科外来では、内側からの美と健康のサポートが可能です。
どうぞ気軽にご相談ください。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の疾患の診断、治療、予防を目的としたものではありません。健康上の懸念がある場合は、必ず医師にご相談ください。