マグネシウム風呂のすすめ!美容内科医が教える入浴の新習慣
マグネシウム風呂のメリットをBIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)美容内科指導医・前田陽子医師が解説!
マグネシウム風呂の基本から、アトピーや血圧などへの影響、「追い焚きはできる?」「風呂釜への影響は?」といった注意点まで詳しくご紹介します。
マグネシウム風呂とは?基本を知ろう
こんにちは。ビアンカクリニック・美容内科指導医の前田陽子です。
皆さんは、毎日湯船につかる習慣はありますか?
湯船に浸かると、頭と体の緊張を和らげ、睡眠の質を高めてくれるだけでなく、汗をかくことですっきりとリフレッシュできます。お通じや尿だけでなく、汗からも体に不要な物質が体外へ出ているのです。
こうした日常のバスタイムを、さらに健康や美容に活かす方法のひとつが、「マグネシウム風呂」です。
「マグネシウム風呂」とは、マグネシウムを含む成分をお湯に加えて入浴する健康法のこと。
代表的なのが塩化マグネシウムや硫酸マグネシウム(エプソムソルト)ですね(コストコなどの大型スーパーや通販サイトでお得に購入できます。)
マグネシウム風呂は、筋肉の緊張緩和や血行促進、リラックス効果が期待できます。
また「マグネシウム風呂に入ると眠くなる」と感じる方も多く、睡眠導入にもおすすめです。
マグネシウム風呂とアトピー・敏感肌の関係
マグネシウムには抗炎症作用やバリア機能を整える働きがあるため、マグネシウム風呂にもアトピー性皮膚炎やかゆみの軽減に役立つ可能性があります。
アトピーの当事者の方のブログなどで、肌トラブルが落ち着いたという声も。
ただし、マグネシウム風呂に入るとかゆいと感じる方もいるため、最初は濃度を控えめにして試してくださいね。
マグネシウム風呂は血行促進・疲労回復にも◎
マグネシウムは血管を拡張し血圧を安定させる作用が期待できます。
血行促進や筋肉疲労の軽減にも役立つ可能性があるため、日々忙しい30代・40代の方にも取り入れてほしい習慣です。
マグネシウムはどれくらい入れたらいい?注意点もチェック
マグネシウム風呂の分量の目安は、家庭用浴槽(約200L)に対してエプソムソルトなら150〜300g、塩化マグネシウムなら100〜200g程度です。
初めての方は少量から始め、肌や体調に合わせて調整してください。
マグネシウム風呂を始めるうえで気になるのが風呂釜への影響。
とくに塩化マグネシウムは金属部品への腐食性があるため、追い焚き機能付きの浴槽での使用は避けた方がよいでしょう。
マグネシウム風呂は子ども・赤ちゃんも入れる?
マグネシウム風呂に子どもや赤ちゃんが入っても基本的には問題ありませんが、濃度を薄めに、目や口に入らないように注意しましょう。
残り湯を洗濯に使えば、ふんわりとした洗いあがりに。抗菌作用も期待できますよ。
マグネシウム風呂を取り入れて、美と健康を味方に
マグネシウム風呂は、日々の入浴習慣に取り入れることで、美容・健康に対してさまざまな良い影響が期待できるセルフケア法です。年齢や性別を問わず、多くの方にメリットがあります。
入浴剤としての取り入れ方や分量、注意点を押さえて、自分のライフスタイルに合った形でマグネシウム風呂を実践してみてください。