マグネシウムをお風呂に入れる?
みなさんこんにちは。BIANCAクリニック 美容内科指導医の前田陽子です。
皆さんは毎日、湯船につかっていますか?
毎日のお風呂に入る習慣は頭と体をリラックスさせ、睡眠への良い導入になるだけでなく、汗を掻くことでデトックスの効果があったりと(お通じやお小水だけでなく、汗からも色々な物質が代謝され排泄されています)たくさんのメリットがありますが、そのメリットを最大限に活用するために、本日はお風呂にマグネシウムを入れることをおすすめしようと思います。
マグネシウムは栄養素の中では非常に珍しく、皮膚から吸収されるという特徴を持ちます。
「エプソムソルト」という入浴剤をお使いの方もいらっしゃるかもしれませんが、あれは硫酸マグネシウムです。
他にも非常に安価に購入することができる塩化マグネシウムもあり、効果はエプソムソルトとほぼ同じです。
マグネシウムをお風呂に入れる効果としては、マグネシウムが体に吸収されると、筋肉が弛緩するため、血流が良くなり(血管も筋肉でできています)、体が温まりやすくなります。
運動後の筋肉痛などにも効果的で、こむら返りなどの症状がある方にもおすすめです。
また毎日マグネシウムの入ったお風呂に入ることで、マグネシウム不足の症状(高血圧や不整脈、披露、筋肉の痛みなど)が改善してくる可能性もあります。
マグネシウムは非常に重要なミネラルであるにもかかわらず、非常に多くの方で不足していることがわかっています。
JAMAという有名な雑誌に載っている研究では、入院患者さん1033人を対象にした調査したところ、なんと54%の方がマグネシウム不足だったという結果もあります。さらに悪いことに、90%の医師がマグネシウムの検査を患者さんに受けさせることを考えつかなかったということです。
お医者さんに言われなくても、マグネシウム不足がある可能性が十分あるということですね。
私は毎日お風呂に、重炭酸タブレットと少量のビタミンC、コップ2杯の塩化マグネシウムを入れていますが、よろしければぜひ皆さんもお試しください。