ボトックス注射の失敗が怖い方へ!正しい知識をドクターがアドバイス【医師解説】
ボトックス注射の失敗を防ぐためには、適切なボトックス注射の施術を受けることはもちろん、施術後の過ごし方について知っておくことが大切です。本記事では、ボトックス注射の失敗例とその原因、患者様が知っておくべき注意点について解説。さらに、自然で美しい仕上がりを目指すBIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)の取り組みについてご紹介します。ボトックス注射を受けるにあたって正しい知識を身につけたい方や、ボトックス注射の失敗が怖くて一歩踏み出せないという方はぜひご覧ください。
ボトックス注射(botox)とは
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出されたA型ボツリヌス毒素を生理食塩水で希釈して筋肉や皮膚に注入し、一時的に筋⾁のこわばりをゆるめることで、表情ジワや脇汗などの悩み改善の他、人中短縮や⼩顔効果、美脚効果をもたらす施術です。
老け見えの要因となる表情ジワについては、額・眉間・⽬尻・顎・耳・鎖骨など 、さまざまな部位へのアプローチが可能。その他、張り出したエラ の筋肉に注入して輪郭をすっきりさせたり、ふくらはぎ の筋肉へ注入して脚をほっそり見せたりと、気になる部位のボリュームダウンも図れます。また、脇汗の抑制・肩こりの緩和 といったQOL向上につながる効果も期待できるメニューです。
効果の持続期間は、約3~4ヶ月。医師の判断のもと、適切な間隔で再施術を受けることで、効果が長続きしやすくなります。施術時間は短く、内出血や腫れなどのダウンタイムはほとんどないため、施術直後からメイクをして帰宅できますが、過ごし方によっては仕上がりに影響が出るため注意が必要です。
ボトックス注射後の経過は?
個人差はあるものの、ボトックス注射の効果が現れ始めるまでには数日かかることが一般的です。ここでは、ボトックス注射でシワ治療を行った場合の経過の一例をご紹介します。
■ボトックス注射│当日~2日目・3日目
施術当日は目立つ変化は現れないものの、2~3日後にはボトックス注射の効果が出始め、徐々にシワが寄りづらくなっていきます。
■ボトックス注射│4日目・5日目
4~5日経過すると、まったくシワが寄らなくなるなど明確な変化が現れやすくなります。
■ボトックス注射│1~2週間後
1〜2週間程度で、ボトックス注射による変化が安定します。
■ボトックス注射│3ヶ月後
効果のピークが持続する期間には個人差がありますが、一般的には3~4ヶ月ほど持続した後、数週間かけて徐々に効果が薄れていきます。
ボトックス注射の効果を維持するには、適切なタイミングで再度施術を受ける必要があります。施術の間隔については、医師にご相談ください。
結婚式など大事な予定に向けてボトックス注射を打つ場合は、予定の半⽉~1ヶ⽉ほど前に施術を受けておくのがおすすめです。
ボトックス注射の失敗例まとめ
切開を伴う大がかりな施術に比べて、リスクの少ないボトックス注射。しかし、ボトックス注射によって表情が不自然になったという話を聞き、不安になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、ボトックス注射の失敗例と考えられる原因を解説します。
■ボトックス注射の失敗│眉尻が不自然に引き上がる
ボトックス注射の失敗として、おでこや眉間の表情ジワ改善を狙って注入した場合に眉尻が引き上げられてしまう「スポックブロー」があります。これは、おでこにある前頭筋 という筋肉が眉頭側と眉尻側で大きさが異なるにも関わらず、両側に同じ量のA型ボツリヌス毒素製剤を注入した場合に起こりうる症状です。前頭筋の状態を見極め、注入量を細やかに調整 することで防ぐことができます。
■ボトックス注射の失敗│表情が硬くなる
表情ジワの軽減が期待できるボトックス注射ですが、注入部位を誤ると表情筋がうまく動かなくなる可能性があります。例えば、エラへのボトックス注射の場合「咬筋」という筋肉に注射を打ちますが、医師が咬筋の位置を正しく理解していない場合、薬剤が他の筋肉にも広がって自然に笑えなくなってしまうケースがあるのです。
また、注入部位を患者さん自身で過剰に触れるなどして薬剤が広がり、表情が硬くなるケースも。過ごし方についても、適切にアドバイスを行う医師のもとで施術を受けることが大切です。
■ボトックス注射の失敗│噛みにくくなる
顎やエラのボトックス注射では「咬筋 」、人中短縮のためのボトックス注射では「口輪筋」という“噛むため”に使う筋肉に薬剤を注入します。そのため注入後、一時的に噛む力が弱くなったり、ストローを使いにくくなったりする可能性があります。通常は2週間程度で治まるケースがほとんど ですが、広範囲に効かせすぎたり注入量が多すぎたりした場合、症状が長く続いて日常生活に支障が出る恐れがあります。
■ボトックス注射の失敗│変化が感じられない
ボトックス注射を打っても悩みが改善しない場合、いくつかの原因が考えられます。
ボトックス注射が作用するシワは、表情筋を動かすことで生じる「表情ジワ」と呼ばれるものですが、無表情のときも残る「刻まれたシワ」には適応しません。ボトックス注射を打ったのにシワが残ってしまったという場合は、このケースが考えられます。その他の原因として、使用しているA型ボツリヌス毒素製剤の品質が原因のケース、注入量と位置が適切ではなかったケースも。
ボトックス注射を検討する際は、医師の知識・技術力の他、カウンセリング時にボトックス注射が適応かどうかをしっかり診断してもらえるかをチェックしましょう。
ボトックスで失敗しないためのポイントをBIANCAドクターが解説
「ボトックス注射後の過ごし方は?」「ボトックス注射で失敗したらどうしたらいい?」といった疑問にお答えします。
Q.ボトックス注射で表情が不自然になるのを防ぐには?
A .同じ部位への施術でも、必要なボトックス注射の注入量は一人ひとり異なります。注入量が多すぎると顔がこわばって不自然な表情になることも。不自然な仕上がりになるのを防ぐには、少ない量から段階的に注入することが大切です。
BIANCA CLINICでは独自のテクニックを用い、筋肉の自然な動きを残しながら少量ずつ注入。ボトックス注射を打っていないかのような、ナチュラルさを残した仕上がりが特徴です。
Q.低価格のボトックス注射では失敗しますか?
A .ボトックス注射の価格に違いがある要因は、取り扱うA型ボツリヌス毒素製剤の種類や注入部位、医師の技術力などに違いがあるためです。極端に低価格の場合、A型ボツリヌス毒素製剤が適切に使われていない恐れもあります。
BIANCA CLINICでは 、厚生労働省に承認されたアラガン社製の「BOTOX Vista®/ボトックスビスタ®(一般名:A型ボツリヌス毒素)」と米国FDAの認可を受けている韓国製の製剤「NABOTA/ナボタ(一般名:A型ボツリヌス毒素)」を取り扱っており、高い効果が期待できます。さらに1単位ごとの料金設定で少量ずつ注入するため、初めての方も受けていただきやすいでしょう。
Q.複数のクリニックで同じ部位にボトックス注射を受けると失敗しますか?
A.3~4ヶ月など適切な間隔を空けて受ければ、とくに問題ない でしょう。
ただし、 毎回同じ医師がボトックス注射の施術を担当することは、悩みの原因をしっかりと把握したうえで、症状に合った注入量を見極められるというメリットがあります。
BIANCA CLINICでは、「前回の効き具合はどうだったか?」「悩みに合った注入量はどの程度か?」という点を考慮しながら、毎回同じ担当ドクター が細やかに単位数を調整するため、安定した効果が期待できます。定期的なメンテナンスが大切な施術だからこそ、経験値の高い担当ドクターに継続して診てもらうことを推奨します。
Q.ボトックス注射後の失敗しない過ごし方は?
A .ボトックス注射はダウンタイムが少ない施術であるものの、施術直後は注入部位を強くこすったり、マッサージやエステを受けたりして刺激が加わると、薬剤が周辺に広がって不自然な仕上がりになってしまう可能性があります。施術から数日は、注入部位に過度な刺激を与えないようにしてください。 また、A型ボツリヌス毒素製剤は熱に弱いため、施術当日は飲酒や長時間の入浴など、血行が促進される行為は避けましょう。
施術後に気になる症状がある場合は、すぐに医師に相談してください。
Q. ボトックス注射で失敗してしまったらどうすれば良いですか?
A.まずは、ボトックス注射を行った医師にご相談ください。注入部位の状態により、ボトックス注射の追加で解決する可能性もあります。場合によっては、ボトックス注射の効果が消失するまで待つ必要もあります。
ボトックス注射で満足感の高い仕上がりを得るためには、適切な位置・注入量を見極められる経験値が高い医師の施術を受けることが大切です。
BIANCA CLINICは 、初めてのボトックス注射に不安を持つ方、他院のボトックス注射の仕上がりに満足できなかった方の来院も多いことが特徴。当院では、お悩みに対してボトックス注射が適応かどうかを見極めたうえで、少ない量からボトックス注射を試すことができます。ボトックス注射の失敗が不安な方も、まずはご相談ください。
ボトックスの失敗は適切な医師選びで回避できます
ボトックス注射の失敗について芸能人が告白するのを見聞きし、マイナスイメージを持つようになった方もいるのではないでしょうか。ボトックス注射は気軽に受けられる反面、適応の部位に適量を注入する知識と技術力が必要な施術です。
BIANCA CLINICのボトックス注射 はナチュラルな変化を目指し、必要なところに必要な分だけ、痛みを極力抑えながら行うことにこだわっています。症例写真は、公式ホームページや各医師のインスタグラムでご覧いただけますので、ぜひチェックしてください。
施術詳細
A型ボツリヌス毒素注射
施術にかかる時間:10分程度
施術期間・回数の目安:約3~6ヶ月に1回程度 ※個人差があります。
入浴・洗顔:施術後当日より可能
メイク:施術後当日より可能
禁忌:次の方は施術をお受けいただけません。
・妊娠中・授乳中および妊娠の可能性がある方
・ボツリヌス毒素および使用する製剤に含まれている成分にアレルギーがある方
・全身性の神経接合部障害、全身性の筋肉の疾患がある方(重症筋無力症、ランバード・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)
※詳細は医師にお尋ねください。
注意事項:次の方は施術を受ける場合、必ず医師に申し出てください。
・他の医療機関でボトックス注射の施術を受けている方
・喘息など慢性的な呼吸器疾患や、緑内障の場合
・パーキンソン病の治療薬、抗菌剤、精神安定剤、筋弛緩薬などを服用中の方
※詳細は医師にお尋ねください
副作用、腫れ、内出血、表情の強張り、感染など使用製剤について:
・A型ボツリヌス毒素製剤注入の治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれる可能性があります。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・諸外国における安全性等に係る情報
-ボトックスビスタ®は「65歳未満の成人における眉間又は目尻の表情ジワ」で国内薬事承認
-NABOTAは米国FDA・韓国KFDA承認を取得
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。