エラボトックスで失敗しないために!知っておきたい原因と対策
エラボトックスの失敗が不安な方へ。
エラボトックスは、小顔効果を求める方に人気の注入施術ですが、まれに左右差や頬のこけ、たるみなども起こりえます。
今回は、エラボトックスの失敗例やその原因、困ったときの対処法をBIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)大久保由有医師が解説します。
エラボトックスが初めての方はもちろん、エラボトックスのリピートをご検討中の方もぜひご一読ください。
エラボトックスとは?
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出されたA型ボツリヌス毒素を有効成分とする薬剤を、筋肉に注入して動きを抑制する施術です。
エラ張りの原因が骨格ではなく「咬筋」という筋肉の発達である場合、この咬筋にボトックスを打つことで、輪郭をすっきりと見せる効果が期待できます。
切開が不要なため、ダウンタイムを避けたい方や、自然な小顔効果を求める方に選ばれています。
エラボトックスでよくある失敗例と原因
エラボトックスの術後、起こりえる失敗例と原因をまとめました。
頬がこけて見える
ボトックスをエラに繰り返し注入しすぎると、咬筋が過度に萎縮して頬がこけて見えてしまうことも。
そのため「エラボトックスをしたらかえって老けてしまった」と感じる方も少なくありません。
特に40代以降は皮膚のハリが低下しやすいため、頬のこけが強調されやすい傾向にあります。
フェイスラインに左右差が出た
エラボトックス後の左右差も、失敗とされる症状のひとつ。
咬筋の大きさに左右差があるにもかかわらず、同じ量の製剤を注入すると、仕上がりに違和感が生じやすくなるのです。
左右のバランスの取れた仕上がりを目指すには、個々の筋肉の状態を診断したうえで、注入量を調整する必要があります。
皮膚にたるみが出た
咬筋のボリュームが減ったことで、フェイスラインの皮膚が余り、たるみのように見えることがあります。
「ボトックスで顔が小さくなったのに、口元の皮膚がたるんでしまった」と感じる場合、年齢や皮膚の弾力低下も要因の1つです。
笑顔が不自然になった
エラにボトックスを打った際、咬筋以外の表情筋にも薬剤が広がると、口角が上がらなくなったり、笑顔が引きつって見えたりすることがあります。
エラボトックスで失敗しないためのポイントをビアンカドクターが解説

「せっかくエラボトックスをしたのに希望の仕上がりと違う…」「これって失敗?」そんな事態を防ぐには、正しい知識が大切。
エラボトックスでよくある質問や気をつけておきたいポイントを解説します。
Q:ボトックス注射をエラに打つ場合、どのようなことに気をつけたらいいですか?
A:一人ひとりの状態に合わせたプランを提案してくれる医師やクリニックを選ぶことが大切です。
画一的な対応ではなく、しっかりとカウンセリングを行ってくれるかどうかをカウンセリングで見極めましょう。
咬筋の大きさや筋肉のつき方に個人差があるため、製剤の量や打つ範囲を丁寧に見極めることが重要です。
顔の輪郭やコケの有無なども考慮しながら、過不足のない適切な量で施術を行うと、自然で満足のいく仕上がりに近づきます。
Q:エラボトックス後、腫れはどれくらい続きますか?
A: 腫れは薬剤が咬筋になじむと自然に改善するため、数日から1~2週間程度、経過を観察してください。
激しい運動や飲酒により血行が良くなると腫れが悪化しやすくなるため、施術後の過ごし方に注意が必要です。
施術の翌日から運動OKとお伝えしていますが、気になる方は腫れが落ち着くまで様子をみるとよいでしょう。
Q:エラボトックス後の凹凸が気になる場合、どうしたらいいですか?
A:まずは焦らず経過を観察することが大切です。
ボトックスは注入後すぐに全体へ均一に効くわけではありません。
施術後まもなくは咬筋の一部にだけ効果が強く出てしまい、噛んだときに凸凹が目立つケースもあります。
このような凹凸は、時間の経過とともに筋肉全体に効果が広がり、自然に目立たなくなることも多いようです。
ボトックスを追加することで調整可能な場合もありますので、しばらく経っても凸凹が気になる場合は、医師にご相談ください。
Q:エラボトックスはどのような仕上がりを目指すと失敗を避けられますか?
A:エラボトックスに限らずボトックス注射全般を通じて大切なのは「やりすぎないこと」。
小顔効果を求めて過度に注入してしまうと、頬がこけたように見えたり、老けた印象になることもあるため注意が必要です。
ビアンカクリニックでは、患者様のご要望を踏まえたうえで、全体のバランスに合ったデザインをご提案します。
Q:エラボトックス後は顔のマッサージNGと聞きました。本当ですか?
A: エラボトックスのあとに顔をマッサージすると、薬剤が咬筋以外にも広がり他の筋肉にまで影響を及ぼすことがあります。
ボトックス注射後のマッサージはお控えください。
また、うつぶせ寝にもご注意ください。
Q:エラボトックスが痛い場合は失敗ですか?
A:ボトックス注射をエラに打つ際に痛みを伴うことがあります。
注射針を刺す痛み、薬剤を注入する痛み、施術後には薬剤を注入したことによる鈍痛が生じるケースがありますが、“痛い=失敗”とはかぎりません。
もちろん、心配な場合は遠慮なく医師へご相談ください。
なお、ビアンカクリニックでは注入時の痛みに配慮したボトックス製剤を使用しております。
エラボトックスの失敗を避けるなら経験豊富なドクターにご相談を
ボトックス注射はシワの改善や小顔効果、汗の抑制など期待できるメリットが多く、エラボトックスも人気ですが、失敗のリスクを気にされている方も多くいらっしゃいます。
失敗を避けるなら、患者様それぞれの状態に適した薬剤の量や施術頻度を見極められるドクターに施術を依頼しましょう。
エラボトックスをご検討中の方は、ビアンカクリニックまでお気軽にご相談ください。
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施術詳細
A型ボツリヌス毒素注射
施術にかかる時間:10分程度
施術期間・回数の目安:約3~6ヶ月に1回程度 ※個人差があります。
入浴・洗顔:施術後当日より可能
メイク:施術後当日より可能
禁忌:次の方は施術をお受けいただけません。
・妊娠中・授乳中および妊娠の可能性がある方
・ボツリヌス毒素および使用する製剤に含まれている成分にアレルギーがある方
・全身性の神経接合部障害、全身性の筋肉の疾患がある方(重症筋無力症、ランバード・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)
※詳細は医師にお尋ねください。
注意事項:次の方は施術を受ける場合、必ず医師に申し出てください。
・他の医療機関でボトックス注射の施術を受けている方
・喘息など慢性的な呼吸器疾患や、緑内障の場合
・パーキンソン病の治療薬、抗菌剤、精神安定剤、筋弛緩薬などを服用中の方
※詳細は医師にお尋ねください
副作用、腫れ、内出血、表情の強張り、感染など使用製剤について:
・A型ボツリヌス毒素製剤注入の治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれる可能性があります。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・諸外国における安全性等に係る情報
-ボトックスビスタ®は「65歳未満の成人における眉間又は目尻の表情ジワ」で国内薬事承認
-NABOTAは米国FDA・韓国KFDA承認を取得
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。