columna (por ejemplo, en un periódico)
2025.07.28
大人気のピコトーニング
大学病院皮膚科で助教・副病棟長・皮膚病理組織チーフを務め、国内外での学会発表や論文執筆を通して専門性を深めてきました。小児のあざ治療から成人のシミ、各種レーザーや注入治療まで幅広く担当し、地域医療にも尽力。多くの症例に向き合う中で、美容医療の可能性と必要性を強く実感し、さらなる研鑽を決意。皮膚科医としての確かな知識と繊細な診断力を土台に、一人ひとりの肌に静かに寄り添いながら、本来の美しさを引き出す治療を大切にしています。
ピコトーニングは当院でもとても人気な施術の一つです。
先日に引き続き、ピコでのトーニングの施術方法、適応についてご案内いたします。
皮膚科専門医の葉山愛弥です。

ピコトーニングとは、低出力レーザーの衝撃波によってメラニン顆粒を減少させて、シミ・そばかす・肝斑・くすみなどを目立たなくする治療です。ピコトーニングはメラニン吸光度が高くメラニン色素に反応しやすい性質を持つため、従来のレーザーでは破壊しきれなかった小さい粒子の色素粉砕も可能です。そのため、これまでのレーザー治療では取り切れなかった小さなシミにもアプローチできます。
ピコトーニングでは治療を重ねるごとにメラニン色素を少しずつ分解・排出しますが、従来のレーザーよりも少ない治療回数で効果を実感していただきやすいのも特徴。さらに、顔のシミやそばかすだけでなく、乳輪や乳頭の黒ずみにも施術できるレーザー治療です。

manchas hepáticas
ピコレーザーおさらい
ピコレーザーのその他の施術
ピコレーザーは、シミや肝斑、そばかすなどの肌悩みに有用とされている医療用レーザー機器であり、ピコトーニングはピコレーザーの3つの照射モードのうちの1つです。ピコトーニングのほか、ピコスポットとピコフラクショナルの照射モードがあり、それぞれ照射方法や得意とする肌悩みが異なります。
【ピコスポット】先日紹介済
出力の高いレーザーをシミやそばかすなどの肌悩みにピンポイントで照射する方法。強力な衝撃波で肌のメラニン色素を細かく粉砕し、濃いシミやそばかす、ほくろ、タトゥーなどにアプローチします。ほか2種類の照射モードと比べて出力が強いため、少ない施術回数でシミやそばかすの除去を目指せる点が特徴です。
【ピコフラクショナル】
ピコレーザーの先端に特殊なレンズを装着し、エネルギーを点状に集中させて照射する方法。肌の真皮層に微細な空洞を作り、皮膚が持つ自然治癒力によって肌質改善を図ります。小ジワの除去や肌の弾力アップが期待できるほか、ニキビ跡や肌の凹凸などの肌悩みにも働きかけます。
ビアンカクリニックでは、肌質や目的に応じて、ピコトーニングにピコスポットやピコフラクショナルを組み合わせたコンビネーション治療も実施しています。シミ治療の効果より高めたい方、治療期間を極力短く済ませたい方、従来のレーザー治療で思うような結果が得られなかった方などはご相談ください。複合的な治療によって、より高い満足度が期待できます。
https://biancaclinic.jp/treatment_category/skin-care/skin/picotoning/
ここで皮膚科専門医の私個人のつぶやき・・・
ピコトーニングでは色抜け(白斑)が出る場合があります。施術間隔が頻回であったり、高出力で頻回にあてるとメラノサイトまでダメージを受けてしまうため、一時的、あるいは永久的な白斑ができることがあります。
適切な診断と診察で肌回復を待ちながら続けていただくことをおすすめします。