专栏
2025.09.02
目元ボトックスのこだわり
形成外科出身で、美容外科と眼科を横断する“二刀流”ドクター。大学病院では目元・顔面骨の手術を中心に高難易度の症例を多数執刀し、解剖学に裏打ちされた精密な技術を培ってきました。見た目の美しさと機能面の安全性を両立させることを重視し、眼科的知見も踏まえた目周りのカスタマイズ治療を提供しています。切開を伴う手術だけでなく、ヒアルロン酸注入など“切らない”施術も積極的に活用。一人ひとりの状態と魅力を読み取り、自然で整った目元へ導くオーダーメイド治療を行っています。
こんにちは、印象設計家/美容外科医の夏目隆太郎です。

上品な目元の笑顔を整えるためにボトックスが有効です。
美容クリニック以外でも行われている施術ですが、実はとても奥が深いです。
効きすぎると目が笑っていない不自然さが出ますし、効いていないと目尻中心に深い皺の原因にもなります。
注入部位、深さ、量など、患者様の表情に合わせて調整しています。
目元ボトックスのこだわりについて解説します。

目尻の調整:
上の図の青に注入→マイルドな変化、赤に注入→強く効きます
マイルドの方が、外眼角近くに自然な表情じわを残しつつ、深い表情ジワは消せるので自然な結果になります。
下瞼より尾側に注入すると笑いにくくなる場合があり、高さにもこだわって注入しています。
目の下内側のポコつき:
上見ても大きくならず(=脂肪ではない)、笑うとポコつきが強くなる方がいます。
その原因は眼輪筋の動きです。
ボトックスをわずか1単位ピンポイントで注入することで改善します。
ただ無闇に下眼瞼に多くのボトックスを注入すると眼輪筋が弱ってクマが目立つことがあるので投与量や部位には注意が必要です。
眉毛下垂改善:
片側の眉の中央と外側に1単位ずつ皮下に注入して、眉を上げやすくして、目の開きを改善させます。
ボトックスの製剤選択:
コアトックスをメインに使用しています。
理由は、コアトックスは長期間、高用量のボトックス使用歴があっても抗体が作られにくいためです。
ボトックスの抗体が作られると、効かなくなってしまいます。
なのであらかじめ抗体ができにくい製剤を使用しています。
すでに効きにくくなっていても、コアトックスに変えるとある程度持続期間もあると報告されています。
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ボトックス治療のすすめ
ボトックスは美容ドクターの最初に学ぶ手技の一つですが、非常に奥深いです。
ただシワができなくするのではなく、どこのシワを残して、どこを消したいのか予測しながら注入することが大事です。
そしてその結果を踏まえて、患者様一人一人にあった注入部位や量、層を変えていきます。
毎回クリニックやドクターを変えて施術することはおすすめしません。ボトックスのかかりつけ医を決めて、毎度同じドクターに担当してもらうことでよりよう結果が出るようになります。
是非あなただけのオーダーメイドボトックス、お任せください。
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※美容医療にはさまざまな考え方があり、医師によって意見や方針が異なることもあります。発信内容はあくまで一つの参考としてお読みいただき、ご自身に合った納得のいく医療を選んでいただけたらと思います。
また、意図せず不正確な情報や誤解を招く表現が含まれていた場合は申し訳ありません。その際は適宜修正・補足させていただきます。
【プロフィール】
美容外科医 Dr.夏目隆太郎
https://biancaclinic.jp/doctor/natsume/
形成外科で特に目元や顔面骨を中心としたお顔の手術を多数執刀
目元の治療に関しては、見た目の美しさだけでなく、眼科的な機能面も非常に重要だと考え、より安全かつ確かな治療を提供するため、現在は眼科医としても研鑽を重ねている
メスを使う治療だけでなく、ヒアルロン酸注入などの切らない施術を積極的に取り入れ、
美容外科・美容皮膚科・形成外科・眼科といった多角的な専門的視点から
日本を代表する美容健康再生医療クリニックであるBIANCA CLINICにて最新美容医療を提供している
【経歴】
2020年 東京医科大学卒業 東京都済生会中央病院
2022年 東京慈恵会医科大学附属病院形成外科
2023年 東京慈恵会医科大学附属柏病院形成外科
2024年 BIANCA CLINIC
【所属学会/資格】
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会正会員
日本眼科学会正会員
日本美容内科学会正会員
【SNS】
Instagramアカウント
https://www.instagram.com/dr.natsume?igsh=OHBvd3VtajV1bmY1&utm_source=qr