Toshiyuki Saiga

脂肪吸引は痩せることだけを追求していた時代から、理想的な体の輪郭を形成する『Body Contouring（ボディ コントゥアリング）』へと進化を遂げています。

数年前まで国内の脂肪吸引のトレンドといえば、「何千cc取れました！」とか「何cm細くなりました！」という、ビフォー・アフターの差ばかり強調されていました。しかし私自身、多くの手術を経験し経過を診ていく中で、“細くなる＝魅力的”ではないと感じるように。たくさんの脂肪を取って細くしすぎると、女性らしい丸みのあるボディラインが失われ、骨ぼねしい印象になります。また、皮膚が薄くなってハリ感が損なわれ、色調が暗くなることも。このような状態は、『魅せたくなるボディ』とはいえないでしょう。

魅せたくなるボディを作るためには、体の輪郭だけでなく皮膚の質感まで追求することが大切だと考えます。脂肪を取りすぎないことで、皮膚の水分保持力を低下させず、質感の美しさを保つことが可能です。そのため、脂肪吸引とともに「脂肪豊胸手術」を併用することをご提案し、美しい曲線と立体感のあるボディラインの実現を目指します。脂肪豊胸はご自身の脂肪を用いるため、見た目も触感も自然な仕上がりが特徴です。また、脂肪吸引と同時に自然な腹筋ラインをつくるアブクラックス形成にも注力しており、鍛えているけれどなかなか結果が出ないという方や、高いデザイン性を求める方にご対応しています。細くなるだけがゴールではない、魅せたくなるボディメイク術で、患者様の人生をより豊かにすることが私の目標です。

目は顔全体の雰囲気を司る、非常に重要なパーツです。また、脳に送られる情報の大部分は目から入るといわれるほど、日常生活に大きく影響するパーツでもあります。そのため二重手術は、整容面・機能面ともにバランスのとれた仕上がりにすることが大切です。腫れぼったい目元に悩む場合、幅広い二重まぶたをつくったとしても、お顔全体の雰囲気に合わなければ美しく見えません。目元が腫れぼったく見える原因は、一重・奥二重といったまぶたの形状のほか、軽度眼瞼下垂を起こしているなど、患者様によってさまざまです。原因の見極めが適切でないと、思ったような効果を得られないばかりか、逆効果になってしまうこともあります。

骨格に合う自然な二重と目の開きのバランスを実現するために、まずはカウンセリングで悩みの原因を把握。そして埋没法や切開法、眼瞼下垂法など豊富な選択肢の中から、患者様のニーズに最も合う答えを探していきます。なお、目元の左右差に悩む方には二重手術のほか、まぶたの筋肉のバランスを調整するボトックス注射が有効なケースもあります。
さらに華やかな印象になりたい方には目幅を大きく見せる目頭切開や、まぶたが厚い方、たるみが強い方には眉下切開を併用するなど、より理想の目元に近づけるご提案も可能です。
アイプチで二重まぶたをつくっている場合、伏し目になったときの不自然さや、汗で取れやすくなることにお悩みの方もいるのではないでしょうか。当院にご相談いただければ、解剖学と経験を踏まえ、綿密にシミュレーションを行った上で、お顔になじむナチュラルな二重に導きます。

シワやくぼみ、たるみなど、加齢によって生じる変化はさまざまな部位で起こります。自然なエイジング治療を行うためには、皮膚や筋肉、脂肪や骨などすべての部位をバランス良く治療することが大切です。例えば輪郭だけ、目元だけなど、お悩みの部位のみにヒアルロン酸注入やボトックス注入を行うと、そこだけが目立って不自然な印象になるなど、何らかの偏りが生じます。

BIANCA CLINICでは全ての部位に対してアプローチできるよう、皮膚科治療からヒアルロン酸・ボトックス・糸リフトなどのダウンタイムの少ない治療、フェイスリフトやハムラ法といった外科手術、そしてエンブレイスRFなどの最先端機器を使用した治療まで、たくさんの選択肢をご用意しています。例えば、輪郭のたるみに対するフェイスリフト治療であれば、顔の中心部分にもアプローチできるディーププレーン法を用い、輪郭だけでなく中顔面やほうれい線も引き上げて、より自然で若々しい印象を目指すことを可能としています。

また、下まぶたに刻まれた大きなシワの場合、表ハムラ法で皮膚を切除し、眼輪筋吊り上げを行うことで改善を目指せますが、細かな小ジワが残ってしまうことも。そんなときは、肌のハリ・弾力を与えるモフィウス8を用いて、肌表面をなめらかな質感に整えます。このようなコンビネーション治療も必要に応じてご提案し、より満足いただけるエイジングケアを提供いたします。