コラム
2026.08.02
アルマデュオとは?期待できる効果・メリット・デメリットを分かりやすく解説
一般産婦人科において、不妊治療や周産期医療などの保険診療に従事したのち、自身の闘病経験を機に、「女性が女性であることを楽しめる人生を支えたい」との思いから、自由診療・婦人科美容へとキャリアを展開しました。現在も産婦人科医として保険診療に携わりながら、深い解剖学的知識と技術を軸に、婦人科形成や膣育®注射、膣ヒアルロン酸注入など、“本物のフェムテック”を通じて女性の健康課題に医学的エビデンスに基づいて向き合っています。
また、性教育の普及やHPVワクチンの啓発、女性のQOL向上に関わる社会活動にも尽力しています。専門書『美容外科医になったら最初に読む 美容手術の基本』では、第7章「腟ヒアルロン酸注入」を執筆するなど、医療知識の啓蒙にも積極的に取り組んでいます。

低出力体外衝撃波治療の技術を利用し、性器周辺の血流にアプローチする「アルマデュオ(Alma Duo)」。女性の性交痛や潤いの低下などに加え、男性のEDにも用いられます。
性機能の悩みは人に話しづらく、「治療は痛いのでは」「女性でも受けられるのか」と迷う方も少なくありません。
BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)では、プライバシーに配慮しながら、症状だけでなく背景にある原因も確認したうえで、施術の適応を判断しています。この記事では、アルマデュオの仕組みや期待できる効果、メリット、注意点を医師の視点から解説します。
アルマデュオとはどのような施術ですか?
アルマデュオは、低出力の体外衝撃波を照射し、性器周辺の血流に関する生体反応を促すことで性機能の改善を目指す施術です。
低出力体外衝撃波を用いる非侵襲施術
アルマデュオ(Alma Duo)は、低出力体外衝撃波治療「LI-ESWT」の技術を採用した性機能治療機器です。体外から性器周辺へ衝撃波を照射し、血管や血流に関係する組織へ刺激を与えます。

「衝撃波」と聞くと強い痛みを想像するかもしれませんね。皮膚や粘膜を傷つけずに行う非侵襲施術で、施術中はトントンと軽くたたかれるような刺激を感じることがあります。
痛みの感じ方には個人差があるため、不安がある場合は診察時に遠慮なく医師へお伝えください。
女性と男性、どちらの性機能の悩みにも対応
アルマデュオの特徴の1つは、女性と男性の双方を対象としていることです。
女性では、性交時の痛み、膣の潤いの低下、オーガズムに関する悩み、慢性的な骨盤周辺の痛みなどに対して、血流の観点から改善を目指します。男性では、陰茎周辺へ衝撃波を照射し、血流に関係するEDへアプローチします。
ただし、性機能の不調は血流だけで起こるとは限りません。ホルモンの変化、婦人科・泌尿器科疾患、服用中の薬、心理的な負担、パートナーとの関係など、複数の要因が関係することもあります。症状だけでアルマデュオが適していると判断せず、原因を確認することが大切なため、ビアンカクリニックではカウンセリングを重視しています。
診察で悩みの背景まで丁寧に確認
性に関する悩みはとてもデリケートで、受診までに長い時間を要する方もいらっしゃるものです。ビアンカクリニックでは、プライバシーに配慮しながら、症状や生活への影響、既往歴などを確認し、一人ひとりに合った施術方法をご提案しています。
婦人科領域や性機能の知識を持つ医師が診察を行い、アルマデュオ以外の検査や施術を優先すべき可能性も含めて検討します。施術を受けると決めていない段階でも、まずは悩みを整理するためにカウンセリングにお越しいただくのも大歓迎です。
施術の詳しい内容や治療スケジュールについては、アルマデュオの施術ページもご確認ください。
アルマデュオでどのような効果が期待できますか?
アルマデュオでは、性器周辺の血流改善を促すことにより、女性の性交痛や潤い低下、男性の勃起機能などの改善を目指します。
アルマデュオで改善を目指す主な悩みは、次のとおりです。
- 女性の性交時の痛み
- 膣の潤いの低下
- オーガズムに関する悩み
- 骨盤周辺や外陰部の痛み
- 腹圧性尿失禁
- 男性の勃起力や勃起持続に関する悩み
女性の性交痛や潤いの低下
性交痛や膣の乾燥には、加齢や女性ホルモンの変化、炎症、筋肉の緊張、心理的要因など、さまざまな背景があります。アルマデュオでは性器周辺へ低出力の衝撃波を照射し、血流を促すことで、潤いや性交時の痛みに関する悩みの改善を目指します。
オーガズムや感覚に関する悩み
性器周辺の血流は、性的な反応や感覚に関係する要素の1つです。アルマデュオは、オーガズムを得にくい、以前より感覚が低下したと感じるといった悩みに対しても用いられます。
ただし、性的な満足感は身体的な反応だけで決まるものではありません。心理状態や体調、パートナーとの関係なども影響するため、施術のみですべての悩みが解消されるとは限らない点をご理解ください。
男性のED・勃起機能
男性のEDには、血管や神経の問題、生活習慣病、ホルモン、薬剤、心理的要因など、さまざまな原因があります。アルマデュオでは陰茎幹や陰茎脚へエネルギーを届けることで、血流に関係する勃起機能の改善を目指します。
診察の結果によっては、内服薬や生活習慣の見直し、泌尿器科などでの診療が適していることも。持病がある方や急に症状が現れた方は、施術を自己判断で選ぶのではなく、まず受診することが大切です。
アルマデュオによる変化の現れ方には個人差があります。施術後の経過を確認しながら、医師が治療回数や間隔を調整します。
アルマデュオのメリット・デメリットは何ですか?
アルマデュオには切開や注射を伴わない利点がある一方、より効果を得るためには複数回の通院が求められます。
アルマデュオのメリット
- 切開や注射を行わない
- 女性と男性の性機能の悩みに対応できる
- 1回の施術時間が比較的短い
- 施術後の日常生活への影響が抑えられている
アルマデュオは、皮膚や粘膜を切開せずに行う非侵襲施術です。切開や注射を避けたい方にとって、治療方法を検討する際の選択肢になります。
施術時間の目安は約15~20分です。施術後は通常、そのまま帰宅でき、特別な制限を設けず普段どおりに過ごせる場合がほとんど。ただし、体調や施術部位の状態によって対応が異なる可能性があります。
アルマデュオのデメリットと注意点
- 1回で治療が完了するとは限らない
- 効果や持続期間には個人差がある
- 症状の原因によっては適さない
- 定期的な通院が必要になる
標準的な施術計画は、週2回のペースで3週間、合計6回としています。仕事や家庭の都合によっては、短期間に複数回通院することが負担に感じられる方もいらっしゃるでしょう。週2回の通院が難しい方については、状態を確認しながら別のスケジュールを検討しますので、遠慮なくご相談ください。
副作用として想定されるのは、一時的な痛みや照射部位のしびれ、違和感などです。ごくまれに違和感が残ることがありますが、多くは数日で落ち着きます。症状が長引く場合や強くなる場合は、クリニックへご連絡ください。
また、治療部位に疾患がある場合など、施術を受けられない可能性があります。性機能の悩みには治療が必要な疾患が隠れていることもあるため、診察で適応の判断を受けることが重要です。
施術後の経過や自分に適した施術か知りたい方は、カウンセリングで医師へご相談ください。
よくある質問
アルマデュオの基本的な機能や治療回数など、よく聞かれる質問について回答します。

Q. アルマデュオは従来の衝撃波治療機器と何が違いますか?
A. アルマデュオは、独自の電気油圧式アプリケーターを採用しています。短いパルスの衝撃波を最大135mmの深さまで届けられる設計で、性器周辺の広い範囲や深部への照射を目的としている点が特徴です。
Q. アルマデュオの主な機能は何ですか?
A. 低出力の衝撃波を広い範囲や深部へ届け、性器周辺の血流改善を促すことが主な機能です。症状の原因や状態によっては、別の検査・治療が必要になります。
Q. アルマデュオは女性でも受けられますか?
A. アルマデュオは、女性・男性のどちらにも用いられる施術です。女性では性交痛や潤いの低下など、男性では血流に関係するEDが主な対象となります。実際に施術が適しているかは、医師が診察したうえで判断します。
Q. 施術時間や治療回数はどのくらいですか?
A. 施術時間は個人差がありますが、1回約15~20分です。標準的な施術計画は、週2回、3週間で計6回となります。症状や施術後の経過を確認し、必要に応じて医師が回数や間隔を調整します。
Q. アルマデュオの施術は痛いですか?
A. 多くの場合は、トントンと軽くたたかれるような刺激を感じる程度とされています。ただし、痛みの感じ方には個人差があり、一時的なしびれや違和感が生じる可能性もあります。
性機能の悩みを一人で抱えず、アルマデュオという選択肢を知ることから
アルマデュオは、低出力の体外衝撃波によって性器周辺の血流を促し、性機能改善を目指す非侵襲施術です。切開や注射を伴わずに、女性と男性どちらのお悩みにもアプローチ可能です。
性機能の悩みには、身体的な原因だけでなく、ホルモンや心理面などが複雑に関係することもあります。BIANCA CLINICでは、性やデリケートゾーンの悩みの背景を伺い、アルマデュオを含む施術を検討しています。
話しづらいと感じる内容も、一人で抱え込む必要はありません。ご自身に合う方法を知るために、まずはBIANCA CLINICのカウンセリングへご相談ください。