コラム
2026.07.02
ミッドフェイスリフトの効果とは?症例写真から紐解く変化のポイントを形成外科医が解説|BIANCA CLINIC
日本形成外科学会認定 形成外科専門医として外傷・再建・先天疾患など多くの症例に携わり、精密な手技と深い解剖学的理解を培ってきました。見た目の変化が心まで前向きにする――そんな美容の力を患者様にも届けたいという思いから美容外科の道へ。得意としているのは、目元治療全般や注入治療、たるみ治療など。患者様の理想に誠実に向き合う」という診療スタンスで、美しさにこだわった施術を提供しています。

こんにちは!「自然な美を、信頼でデザインする。」日本形成外科学会認定 形成外科専門医の藤橋政尭です。
鏡の前で、頬を指で持ち上げて、「この位置まで上がれば、影が気にならないのに」と感じたことはないでしょうか。実はその時、指先で捉えているのは皮膚だけではありません。その奥にある脂肪や、それらを支える組織までもが含まれています。
ミッドフェイスリフトは、年齢とともに変化した組織を、お顔全体のバランスを考慮して引き上げ、位置関係を整えることで、若々しい印象をサポートする手術です。
今回は、指で持ち上げたときに感じる変化を、ミッドフェイスリフトでどのように形にし、お顔全体のバランスを整えていくのか。他の施術との違いにも触れながら、印象の変化について、形成外科医の視点で解説します。
ミッドフェイスリフトで、どんな変化が起こるのか?
「ミッドフェイスリフト」は、単に若返りを目的とした手術ではありません。下がった組織を、お顔全体のバランスを踏まえて引き上げることで、自然な立体感を目指す施術です。
そのため、年齢を重ねた方へのたるみへのアプローチはもちろんですが、頬の中央部分が平坦に見えるお悩みに対しても、位置関係を整えることで、自然な立体感が生まれます。
頬の位置が整うことで、顔全体の印象が変わる

【術式】ミッドフェイスリフト/中顔面骨膜下リフト
【画像の説明】左:施術前・右:施術後6ヶ月
【料金】ミッドフェイスリフト(骨膜下):880,000円(税込)
【リスク】内出血、血腫、感染、凹みなどの症状の残存、頬の末梢神経障害など
上記の症例では、目の下のくぼみや、頬の位置(チークトップ)が下がることで、お顔の中心に影が生じ、やや疲れた印象が見られました。
施術後は、下がってしまった組織を適切な位置へと整えたことで、光の当たり方が変化し、お顔全体に立体感が生まれています。影が強調されていた部分がなだらかにつながることで、自然と明るさを感じやすい状態へと変化しています。
メイクによる表面的な変化とは異なり、骨格や軟部組織に由来するため、見る角度によっても印象が崩れにくく、すっきりとした中顔面の印象につながるケースもあります。
顔の段差がなだらかになることで、影が目立ちにくくなる
子どもの頬がふっくらと可愛らしく見えるのは、お顔に「影」を作る段差がないからです。もちろん、つるりとした皮膚の質感も若々しさの構成要素ですが、それだけが要因ではありません。年齢を重ねるにつれて、組織の位置が少しずつ下がり始めると、知らず知らずのうちにお顔の造形に変化が生じてきます。
そして、この変化は、「なんとなく……顔の印象が変わったかな?」という、言葉にできない違和感として現れることがあります。段差が増えるほどお顔に影が落ち、影こそが“疲れ”や“老け感”として認識されていきます。
ミッドフェイスリフトは、こうした位置の変化によって生じた段差に対し、組織の位置関係を整えることで、影がなだらかにつながる状態を目指す施術です。結果として、お顔全体の立体感や明るさの印象につながるケースもあります。
ボリューム補充だけでは補いにくい「影」にアプローチできるケースもある

ほうれい線やゴルゴラインにお悩みの方にとって、ヒアルロン酸注射は身近な選択肢のひとつです。ボリュームを補うことで影を目立ちにくくし、お顔全体の印象を整える方法として広く行われています。
一方で、加齢に伴い脂肪の塊(メーラーファット)そのものが下方へ移動している場合、ボリュームを補うだけでは影の根本的な要因にアプローチしきれないケースもあります。注入によって支えることで一定の改善が期待できる一方、状態によってはボリューム感が強調される可能性も考えられます。
このような場合に選択肢となるのが、ミッドフェイスリフトによる組織の再配置です。位置が変化した組織を外科的に整えることで、構造的なバランスの変化を目指します。お悩みの原因が「ボリュームの減少」なのか、「組織の位置変化」なのかを見極めることが、施術選択において重要なポイントとなります。
ミッドフェイスリフトを検討しやすいケースと変化の持続について

ミッドフェイスリフトは、表面的なアプローチだけでは変化を実感しにくい、深層組織の下垂が関係するお悩みに適した施術です。とくに以下のような変化を求めている方に、適した方法です。
また、構造的なアプローチであることから、変化の持続についても関心を持たれる方が多いポイントです。
このようなお悩みに
- お顔の自然な立体感がほしい方
- ゴルゴラインを土台から整えたい方
- ほうれい線に覆い被さる脂肪をスッキリさせたい方
- お顔の間延び感を軽減したい方
- 注入治療や他の施術では、満足感を得られなかった方
ミッドフェイスリフトの効果はどれくらい続くのか
効果の持続は気になるポイントのひとつです。ミッドフェイスリフトは皮膚だけでなく、深い層(支持組織)をリポジションする施術だからこそ効果が長く持続します。
個人差はありますが、一般的には数年単位で変化を実感される方が多く、加齢の進行を緩やかにするイメージです。注入治療のように体内に吸収されていく一時的な処置とは異なります。
かつての自分の表情に近づくような、自然で生き生きとした印象を長く維持しやすい点が特徴です。
【ミッドフェイスリフト】糸リフト・表ハムラ法の違い

同様のお悩みに対する施術として、糸リフト・表ハムラ法を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。各施術とミッドフェイスリフトでは、変化が期待できる範囲や、効果の持続に違いがあります。
糸リフトとの違い|支える施術か、位置を整える施術か
糸リフトは、コグ(とげ)のついた糸を皮下に通し、組織を引き上げて支える施術です。比較的手軽に受けられ、ダウンタイムに配慮されているのが特徴です。
一方で、重みのある頬の脂肪(メーラーファット)が下がっている場合、支える力を補うために複数本の糸を使用することもあります。糸の性質上、時間の経過とともに少しずつなじんでいく性質があるため、定期的なメンテナンスによって状態を維持する方が多い傾向にあります。
ミッドフェイスリフトは、骨膜下などから組織を剥離し、再配置して固定する施術です。組織の位置そのものにアプローチすることで、構造的な変化を目指す点に違いがあります。それぞれに適したケースがあり、求める変化の大きさや持続性、ダウンタイムの許容度に応じて選択されます。
表ハムラ法との違い|目元の影を整えるか、中顔面全体を整えるか
表ハムラ法は、下まぶたの脂肪(眼窩脂肪)を移動させて目元の影を整える手術です。主にクマなど、目の下の限られた範囲にアプローチする点が特徴です。
一方、ミッドフェイスリフトは、目元に加えて、ほうれい線や頬の位置(チークトップ)にアプロ―チする施術です。「クマをピンポイントで治したい」のか、あるいは「中顔面を丸ごと整えたい」のか、お悩みの範囲に合わせた選択が大切です。
BIANCA CLINICでは、単独の施術だけでなく、組み合わせた同時施術もご提案しています。
ミッドフェイスリフト|指先で感じた変化を、構造から整えるという選択
加齢により、お顔の中心である中顔面の変化を感じることは、誰にでも訪れる自然な流れです。鏡の前で頬を持ち上げたときに感じる変化は、単に皮膚だけでなく、その奥にある脂肪や支持組織の位置が関係しています。
ミッドフェイスリフトは、外科的なアプローチで土台から整え、本来の魅力を引き出す手術です。BIANCA CLINICでは、丁寧なカウンセリングを通して、お一人おひとりのお顔立ちやお悩みに向き合いながら、理想とする若々しさをともに考えていきます。ぜひ一度ご相談ください。
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