目が閉じない?二重幅狭修正、吊り上げ固定術
こんにちは、印象設計家/美容外科医の夏目隆太郎です
この画像、白目を剥いて目が閉じられなくなっています…
これ、わざとなんです。
二重切開術後の幅を狭める修正手術の際に吊り上げ固定術という手技を行います。
目が閉じられない程度に糸で瞼を吊り上げて、目を閉じたときでも常に二重ラインで皮膚が折り返されるようにします。
これによって二重の癖付けがされるのです。
こちらが術前写真になります。
二重は一部外れています。
こちらは術前に目を閉じた状態の二重ラインです。
術前は左右差があり、かつ幅が広いです。
昔は並行二重を理想としてこのような手術を他院でお受けになられましたが、時代はナチュラルビューティ。
末広二重をご希望されました。
末広二重にするには切開線を睫毛側に設定して、二重を作り直す必要があります。
その際、元々の二重線の癒着を解除しないと、術後新しい二重線、以前の二重線両方現れていわゆる三重になってしまいます。
それを防ぐために行う処置が吊り上げ固定です。
吊り上げ固定の期間は3-7日程度です。症例によって若干期間が異なります。
注意点としては強いドライアイになるので、目を保護するための頻回点眼と、寝るとき目の表面に軟膏を塗布して乾燥を予防します。
ひどいと角膜びらんを呈することもあるのでそのような対応法も知っている医師に修正依頼することをお勧めします。
吊り上げ直後はこのような感じです。
直後から末広になって、以前の二重線での折れ込みは消失して、新しい二重線で綺麗に折り込まれているのがお分かりいただけると思います。
また経過をお伝えします!
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まとめ
時代と共に幅広並行二重からナチュラルな末広二重をご希望される方が増えています。
今回は二重幅狭修正の際の吊り上げ固定術について解説しました。
お気軽にご相談ください。
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※美容医療にはさまざまな考え方があり、医師によって意見や方針が異なることもあります。発信内容はあくまで一つの参考としてお読みいただき、ご自身に合った納得のいく医療を選んでいただけたらと思います。
また、意図せず不正確な情報や誤解を招く表現が含まれていた場合は申し訳ありません。その際は適宜修正・補足させていただきます。
【プロフィール】
美容外科医 Dr.夏目隆太郎
https://biancaclinic.jp/doctor/natsume/
形成外科で特に目元や顔面骨を中心としたお顔の手術を多数執刀
目元の治療に関しては、見た目の美しさだけでなく、眼科的な機能面も非常に重要だと考え、より安全かつ確かな治療を提供するため、現在は眼科医としても研鑽を重ねている
メスを使う治療だけでなく、ヒアルロン酸注入などの切らない施術を積極的に取り入れ、
美容外科・美容皮膚科・形成外科・眼科といった多角的な専門的視点から
日本を代表する美容健康再生医療クリニックであるBIANCA CLINICにて最新美容医療を提供している
【経歴】
2020年 東京医科大学卒業 東京都済生会中央病院
2022年 東京慈恵会医科大学附属病院形成外科
2023年 東京慈恵会医科大学附属柏病院形成外科
2024年 BIANCA CLINIC
【所属学会/資格】
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会正会員
日本眼科学会正会員
日本美容内科学会正会員
【SNS】
Instagramアカウント
https://www.instagram.com/dr.natsume?igsh=OHBvd3VtajV1bmY1&utm_source=qr