ボトックスが効かなくなる…中和抗体とは?”コアトックス”がおすすめ
こんにちは、印象設計家/美容外科医の夏目隆太郎です
過剰な表情筋の動きをボトックスで抑えることは上品な印象に整え、シワ/たるみ予防にも有効です。
しかし、長期間ボトックスを愛用していると徐々に持続期間が短くなり、投与量が増えてくることがあります。
中和抗体によってボトックスが効きにくくなるためです。しかし全く効かなくなることはない印象です。
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”中和抗体”を作らないために
◯投与期間を3ヶ月空ける
少量追加投与したり、期間内に他の部位に注射しないこと ボトックスを打つときはまとめてやりましょう
◯”コアトックス”を使用する
中和抗体産生の原因は、ボトックスに含まれる複合タンパクと考えられています。
複合タンパクが含まれていないの代表的な製剤は”コアトックス”です。
持続期間や効果は既存製剤と変わりありません。
全体投与量が多い方、3-6ヶ月程度の投与を繰り返す方、すでにボトックスが効きにくくなっている方にもおすすめです!
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そもそもボトックス直後にするとの効果が弱くなること
◯長湯、サウナを控える(最低3日間、できれば1週間)
ボツリヌス菌は熱で失活してしまうので、効果が出現するまで控えましょう
◯マッサージを控える(最低3日間、できれば1週間程度)
他の部位に浸透して思いもしない作用を発揮することがあるので控えましょう
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まとめ
今回はボトックスが効きにくくなる原因”中和抗体”について解説しました。
原因となる複合タンパクが含まれていない”コアトックス”を使用することで中和抗体の出現リスクを抑えられます。
全体投与量が多い方、3-6ヶ月程度の投与を繰り返す方、すでにボトックスが効きにくくなっている方に特におすすめです。
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※美容医療にはさまざまな考え方があり、医師によって意見や方針が異なることもあります。発信内容はあくまで一つの参考としてお読みいただき、ご自身に合った納得のいく医療を選んでいただけたらと思います。
また、意図せず不正確な情報や誤解を招く表現が含まれていた場合は申し訳ありません。その際は適宜修正・補足させていただきます。
【プロフィール】
美容外科医 Dr.夏目隆太郎
https://biancaclinic.jp/doctor/natsume/
形成外科で特に目元や顔面骨を中心としたお顔の手術を多数執刀
目元の治療に関しては、見た目の美しさだけでなく、眼科的な機能面も非常に重要だと考え、より安全かつ確かな治療を提供するため、現在は眼科医としても研鑽を重ねている
メスを使う治療だけでなく、ヒアルロン酸注入などの切らない施術を積極的に取り入れ、
美容外科・美容皮膚科・形成外科・眼科といった多角的な専門的視点から
日本を代表する美容健康再生医療クリニックであるBIANCA CLINICにて最新美容医療を提供している
【経歴】
2020年 東京医科大学卒業 東京都済生会中央病院
2022年 東京慈恵会医科大学附属病院形成外科
2023年 東京慈恵会医科大学附属柏病院形成外科
2024年 BIANCA CLINIC
【所属学会/資格】
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会正会員
日本眼科学会正会員
日本美容内科学会正会員
【SNS】
Instagramアカウント
https://www.instagram.com/dr.natsume?igsh=OHBvd3VtajV1bmY1&utm_source=qr