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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2025-09-26

口唇シミの治療なら美容皮膚科で

口唇シミや、口唇周囲や色素沈着のようなものができることがあり、ご相談されることも多いです。

口唇に生じるシミや色素沈着は、見た目の印象を大きく左右するため、美容皮膚科での適切な診断と治療が重要です。

皮膚科専門医の葉山愛弥です。

口唇シミは、顔全体の印象を大きく左右するため、多くの方が悩むポイントです。美容皮膚科では、唇のシミ治療としてピコレーザーが広く導入されており、特に「ピコトーニング」と「ピコスポット」を使い分けることが効果的とされています。

 

ピコトーニング

 

広範囲にわたる色素沈着や唇全体のトーンの不均一には、低出力でメラニンを少しずつ分解するピコトーニング適しています。代表的な日光黒子は紫外線によって下唇に現れ、複数回の治療で自然に淡色化していきます。喫煙や慢性的な刺激で生じる口唇メラノーシスもピコトーニングで改善可能ですが、禁煙や刺激回避などの生活習慣改善を併用することが再発防止には重要です。また、口唇炎やヘルペス後に残る炎症後色素沈着も、持続する場合はピコトーニングで唇のトーンを整えることができます。

 

ピコスポット

 

一方で、限局した色素斑にはピコスポットが向いています扁平母斑は生まれつき存在する茶色い斑点で、ピコトーニングでは十分な効果が得られにくいため、集中的に照射できるピコスポットが推奨されます。成人期に出現するフンチカバラン症候群(Laugier–Hunziker症候群)の褐色斑も、見た目を改善したい場合はピコスポットが検討されますが、再発しやすく完全除去は困難です。

レーザー治療が適応外となる場合も明確に理解する必要があります。悪性黒色腫(メラノーマ)は生命に関わる疾患で、美容レーザーでの治療は禁忌です。短期間で拡大したり色がまだら、潰瘍や出血を伴う場合は、すぐに皮膚科専門医による精査が必要です。また、ポイツ・イエーガー症候群は遺伝性疾患で口唇に褐色斑が多発しますが、消化管ポリープや悪性腫瘍のリスクがあるため、美容レーザーの対象ではなく、全身管理が優先されます。

 

※追記

乳輪のシミについても炎症後色素沈着(乳頭・乳輪の摩擦や炎症後に残る色素)、加齢やホルモン変化による茶色い色素沈着、限局性の扁平母斑の可能性があり、これらは、ピコトーニングやピコスポットでメラニンを分解する治療が有効です。口唇同様、広範囲の薄い色素沈着にはピコトーニング、限局した濃い斑点にはピコスポットが向いています。

 

口唇シミ治療においては、広範囲の色素沈着や全体のトーン改善にはピコトーニング、限局した点状の色素沈着にはピコスポットが有効です。しかし、悪性腫瘍や遺伝性疾患に伴うシミはレーザー治療の対象外であり、まず正確な診断を受けることが安全で効果的な治療の第一歩です。美容皮膚科では、診断力とレーザー治療の適応判断が結果を大きく左右するため、唇のシミに悩む患者さんには専門的判断に基づく個別治療が不可欠です。

お悩みの方、是非一度診察にいらしてください。

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