眉下切開で叶える自然な若返り
みなさん、こんにちは!
自然で上品な若返りを提案する、形成外科専門医のありす先生です。
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↓以前、こんな記事を書きました。
「眉下切開?二重埋没法?前額リフト?あなたに合った”まぶたのたるみ”の治療法とは」
https://biancaclinic.jp/blog/46480/
30代後半から「最近、上まぶたが重く見える」「アイラインが引きにくい」「昔より写真写りが眠そう…」と感じる方は一気に増えます。
でも、重たい感じだけ軽くしたい、二重ラインをいじると不自然になりそうで怖い、というご希望も多いです。
そんなご相談を受けたときに、私がご紹介する選択肢が眉下切開です。眉下リフトなどと呼ばれていることもあります。
眉毛のすぐ下を葉っぱ型に切開し、たるみになっている皮膚を切除します。
必要であれば、そのエリアの脂肪を切除する方法(ROOFや眼窩脂肪切除)も付け加えます。
そうすることで二重ラインをいじることなく、まるでたるみを感じる前に戻ったような自然な若返りが叶うのです。

眉下切開とは?自然な変化を求める人に向いた“引き算の美容医療”
眉下切開は、皮膚を切り取る手術ですので必ず傷ができます。
ただ、傷は眉毛の陰に隠れ、抜糸後はメイクやアートメイクなどでもカバーしやすく、時間とともにかなり薄れていくので気づかれにくいのも人気の理由です。
「厚いまぶたを軽くしたい」「あくまで自分の印象のままで若返りたい」
そんな、攻めすぎない変化を求める方にぴったりです。
眉下切開が向いている人・向かない人
⭐︎眉下切開が特に合う人
・眉下から上まぶたにかけてのたるみが気になる
・まぶたが厚く、のっぺりした印象になりやすい
・二重ラインを変えたくない/一重のままでいたい
・自然な範囲で若返りたい
・目と眉の距離が近すぎない
「整形した感が出るのがイヤ…」という方ほどぴったりです。
×向かないケースもあります
・二重の幅を大きく変えたい
・眉と目の距離が近い
・瞼を開ける筋肉の力も緩んでいて、皮膚切除だけでは改善しにくいタイプ
術式のながれ:美しい仕上がりは“細かい調整”と”縫合技術”
まず、眉毛の下に沿って切開ラインをデザインします。
ここが実はとても大事で、眉毛の形・皮膚の厚み・まぶた全体のバランスを見ながら、取りすぎない量をミリ単位で調整します。
そして、ご本人が感じているたるみや重さを減らすために必要だと判断すれば、ROOF切除や眼窩脂肪切除を追加します。

手術の流れは
①切開 → ②皮膚切除や筋肉の処理 → ③必要があれば脂肪層(ROOFや眼窩脂肪)へアプローチ
というシンプルな工程ですが、特に重要なのは 縫合の仕上がり。
丁寧に層を合わせながら縫い寄せることで、より傷跡は目立ちにくく、時間とともに眉毛の影になじんでいきます。
形成外科専門医の腕の見せ所ですね!
抜糸は1週間程度で行い、内出血やむくみはだいたい1ヶ月でスッキリとします。
傷跡が赤く見えるのは1〜3ヶ月がピークで、そこから半年〜1年かけて色味が白っぽく変化していきます。

眉下切開
上:術前
下:術後1ヶ月
ROOF切除と眼窩脂肪切除をどう組み合わせるか
眉下切開は「たるみを取る手術」なのですが、
年齢や元のまぶたの特徴によっては、皮膚だけでは“重さの正体”を取り切れないことがあります。
その原因が ROOFと 眼窩脂肪です。
どちらも「脂肪」ですが、存在する層が違います。
ROOF切除:まぶたの“モコッ”と感の正体
ROOF(retro-orbicularis oculi fat)は、眼輪筋の下にある浅い層の脂肪。
まぶたの表面が厚く見える原因の一つです。
特に
・眉側のまぶたが重たい
・のっぺりして立体感がない
・写真で眠そうに写りやすい こういった悩みがある方は、ROOFのボリュームが影響していることが多いです。
眉下切開と同時にROOFを少量だけ取ってあげると、厚みが取れて目元がスッと軽くなる効果があります。
ただし取りすぎるとくぼむので必要な分だけが鉄則。
そこに技術が必要になってきます。
眼窩脂肪切除:奥から押し出す“ぷっくり感”へのアプローチ
眼窩脂肪は「目の周りをぐるっと上下に取り囲む脂肪」。
突出している人は、皮膚をどれだけ取っても重さが残ります。
・二重ラインのすぐ上がぷっくりと膨らんでいる。
・下まぶたを押してみると、上のぷっくりが前に押し出される。
こんなタイプは、眼窩脂肪が原因のことが多いです。
眉下切開と組み合わせて少量だけ摘出すると、膨らみが減り、目の開きも軽くなることもあります。
これも必要最低限が基本です。
↑目頭側にぷっくりとした膨らみがあります。これが眼窩脂肪です。
眉下切開単独か、脂肪と組み合わせるか?
この正解は人それぞれです。
同じ“まぶたの重さ”でも、
・皮膚が余っているのか
・表層のROOFが厚いのか
・奥の眼窩脂肪が強いのか
・そもそも瞼の開きが悪いのか
で、全く対処法が変わるからです。
実際のカウンセリングでは、その方の症状とお顔のバランスを見ながら、
「どこを減らせば一番自然に綺麗になるか」
を一緒に判断していきます。
術後の変化:やりすぎず、でも確実に若返る
手術後は、
眉下の傷が赤み → ピンク → 白っぽい色へ と数ヶ月かけて落ち着きます。
眉毛がしっかりある方は特に隠れやすく、「職場で全く気づかれなかった」という方もいます。
まとめ:自然な若返りなら、眉下切開はとても良い選択肢
眉下切開は、いわゆる”整形っぽさ”がなく、
「元の自分の印象は変えないまま若返りたい」
という願いに寄り添える美容医療です。
また、ROOF切除・眼窩脂肪切除を適切に組み合わせることで、まぶたの重さの“本当の原因”にアプローチできます。
あなた自身のまぶたの構造に合わせて、
最小限で最大の効果を引き出す方法を一緒に選んでいきましょう。
シュミレーションもできますので、ぜひカウンセリングでご相談ください!お待ちしております。

執筆者:幡手 亜梨子(はたで ありす)
形成外科専門医/美容外科医
九州大学医学部卒業後、大学病院や関連施設で形成外科・美容外科の診療に従事し形成外科専門医を取得。
顔面・体幹の再建手術から美容外科領域まで幅広い症例を経験し、解剖学的知識に基づいた自然で美しい仕上がりを大切にしています。
学生時代にはアイドルとして活動していた経験もあり、“見られる美しさ”と“医療としての美しさ”の両面を理解する立場から、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提案できるのが強み。
プライベートでは旅行とグルメが好きで、美容やライフスタイルに関する情報をInstagramで発信中。
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経歴
九州大学医学部医学科 卒業
新東京病院 初期研修
自治医科大学附属病院 形成外科 勤務
ルーチェクリニック 勤務
新小山市民病院 形成外科 勤務
帝京大学医学部附属病院 形成外科 勤務
JR東京総合病院 美容外科・形成外科 勤務
有明ひふかクリニック 勤務
所属学会・資格
日本形成外科学会 専門医
専門分野
美容外科手術(目元・フェイスライン・婦人科形成など)
注入治療(ヒアルロン酸、ボトックス、脂肪注入)
レーザー・スキン治療
再生医療・エイジングケア
SNS
https://www.instagram.com/p/DP5P123kUR8/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=







