避妊施術各種
CONTRACEPTIVE METHODライフスタイルに合わせて、ストレスフリーな避妊法を選択できる
- 望まない妊娠を防いで、健康と人生設計を守る
- ライフスタイルに応じて選べる3つの避妊法
- 安心感のある性行為でパートナーとの時間をより良いものに
一般産婦人科で不妊治療や周産期医療などの保険診療に従事したのち、自身の闘病経験を機に「女性が女性であることを楽しめる人生を支えたい」との思いから自由診療・婦人科美容へキャリアを転換。深い解剖学的知識と技術を軸に、婦人科形成や膣育®注射、膣ヒアルロン酸注入など“本物のフェムテック”で女性の健康課題に医学的エビデンスで向き合っています。性教育の普及、HPVワクチン啓発、女性のQOL向上に関わる社会活動に尽力。専門書『美容外科医になったら最初に読む 美容手術の基本』では第7章「腟ヒアルロン酸注入」を執筆するなど、医療知識の啓蒙にも積極的に取り組んでいます。
効果も続けやすさも
あなたに合う避妊法を医師と一緒に選択
避妊方法にはさまざまな選択肢があります。それぞれに異なる特徴があり、避妊効果の持続期間や服用・装着の手間、副作用、ライフスタイルとの相性、かかる費用など、避妊法を選択する視点は人それぞれです。だからこそ、自分に合った方法を選ぶことがとても大切です。
ビアンカクリニックでは、高い避妊効果と続けやすさの両方を大切にしながら、医師が一人ひとりに合った方法をご提案しています。
<当院で扱う避妊法一覧>
● 避妊インプラント
● 低用量ピル
● ミレーナ(IUS:子宮内黄体ホルモン放出システム)
上記の避妊法の中から、ライフスタイルやお悩みに合わせて、無理なく続けられる方法をご提案いたします。「妊娠をきちんと防ぎたいけど、できるだけ手間を減らしたい」「ホルモンの影響が心配」「将来的に妊娠を希望している」など、どんなご相談も遠慮なくお話しください。
ダウンタイム
DOWNTIME低用量ピル:服用初期には吐き気・頭痛・不正出血・乳房の張り・情緒不安など 血栓症リスクのわずかな増加
ミレーナ:挿入当日は軽い腹痛・出血、不正出血など
こんな人におすすめ
RECOMMENDED FOR:特徴
CHARACTERISTICS避妊インプラントとは
避妊インプラントとは、二の腕の皮下に細いスティック状の器具を埋め込むことで、最長3年間の避妊効果が得られるホルモン避妊法です。当院では、100カ国以上での使用実績のある避妊インプラント「Implanon NXT®️(インプラノンNXT)」を採用。器具には黄体ホルモン(プロゲスチン)が含まれており、体内でホルモンが徐々に放出されることで、排卵に必要なホルモン(LH)の分泌が抑制され、妊娠しにくい状態をつくります。
避妊インプラントを一度挿入すると、避妊効果は最長で3年間持続。ピルを毎日飲むのが不安な方や、子宮内に器具を入れるのに抵抗がある方にも選ばれています。
月経痛や過多月経の改善効果もあります。
避妊用ピルとは
ピルとは、プロゲステロンとエストロゲンという2種類の女性ホルモンを主成分とした経口避妊薬です。主に「低用量ピル」「中用量ピル」「アフターピル」の3種類があり、ホルモンの含有量が異なります。一般的に「ピル」と呼ばれているのは、低用量ピルのことです。
低用量ピルは、毎日決まった服用時間に継続して服用することで、排卵を抑え、避妊効果を発揮します。ただし、飲み忘れがあると効果が低下することもあるため、服用スケジュールを管理することが重要です。
避妊効果に加えて、ホルモンバランスの変化により月経周期・月経量・生理痛・PMS(月経前症候群)などに変化がみられる方も。個人差はありますが、日常生活の快適さにプラスとなるケースもあります。
ミレーナとは
ミレーナとは、IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)とも呼ばれる、T字型で3cmほどの大きさの装着型避妊具です。黄体ホルモンの一種であるレボノルゲストレルを持続的に放出し、子宮内膜を薄く保つことで受精卵の着床を防止。また、子宮頸管の粘液を変化させることで、精子が子宮内に侵入しにくい状態にする働きもあります。
一度の装着で最長5年間の避妊効果があり、日常的な管理が不要な点も特徴です。さらに、ホルモンの作用により生理痛の緩和や月経量の減少が見込まれるため、月経困難症や過多月経、貧血の改善を目的とした治療にも使われています。
メリット
MERIT望まない妊娠を防ぐことができる
避妊は、望まない妊娠という大きなリスクから自分を守る手段です。妊娠や出産を自分で選択できるという安心感は、心の安定や人生の選択肢の広がりにもつながります。
ライフスタイルに合わせやすい
自分の生活スタイルやパートナーシップに合わせて適切な避妊法を選ぶことで、ストレスなく継続できます。
性行為に対する安心感が増す
避妊法をきちんと使うことで妊娠の不安を減らすことになり、結果としてパートナーとの時間をリラックスして楽しめる安心感が生まれます。
おすすめポイント
RECOMMENDED POINTS低用量ピルの保険診療と自費診療の違い
低用量ピルは、服用の目的や選ぶ薬剤によって、保険診療か自費診療かが異なります。
避妊を目的とする場合は基本的に自費診療となり、子宮内膜症や月経困難症など治療を目的とする場合には、保険診療での対応が可能です。
また、処方可能な期間にも違いがあり、自費診療では最長6ヶ月分、保険診療では原則3ヶ月分までの処方となります。なお、当院では自費診療のみの取り扱いです。
当院で処方している低用量ピルは「ファボワール®28」「ラベルフィーユ®28」「シンフェーズ®T28」の3種類。それぞれ、ホルモンの配合バランスにより一相性・三相性に分かれます。一相性はホルモンの配合量が1シートを通して一定、三相性は段階的に変化する3種類の錠剤が含まれており、症状や体質に合わせて医師がご提案いたしますので、まずはカウンセリングでご相談ください。
ミレーナと避妊インプラントの違い
ミレーナと避妊インプラントは、どちらも長期間有効なホルモン避妊法です。ただし、体内での作用の仕組みや挿入方法、期待できる効果や副作用の出方には違いがあります。
ミレーナと避妊インプラントともに、月経量の多さや生理痛の軽減も期待できるため、避妊とあわせて月経トラブルのケアもしたい方に適しています。
挿入方法は、ミレーナの場合子宮内です。一方、避妊インプラントの装着部位は腕の皮下です。
安心のため定期的に検査を実施
産婦人科専門医が診察を行ったうえで処方するだけでなく、使用中の体の変化にもきちんと対応できるよう、当院では定期的な検査を行っています。
ミレーナをご利用の方には、当院では装着後1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月のタイミングで経腟エコーを行い、その後は1年ごとの検査を実施しています。なお、装着時に痛みが不安な方には、ご希望に応じて笑気麻酔の使用も可能です。
低用量ピルを服用されている方には、年に1回、血液検査・経腟エコー・子宮頸がん検診(スメア検査)を実施しています。
避妊インプラントを使用されている方には、半年~1年に1回、経腟エコーによるチェックを行っています。
現在、避妊インプラントや低用量ピルなどを産婦人科医以外が処方をしているケースも見られますが、専門外の医師による処方は定期検診や不正出血や大量出血などトラブル時の対応などができないことがあり大変危険なので避けましょう。
料金表
PRICE LIST避妊インプラント
| 施術内容 | 通常料金 |
|---|---|
| 装着 | 88,000円 |
| 自院抜去 | 16,500円 |
| 他院抜去 | 49,500円 |
事前にエコー検査必要
ピル(自費)
| 内容 | 内容量 | 金額 |
|---|---|---|
| ファボワール28 | 1シート | 2,800円 |
| ラベルフィール28 | 1シート | 2,800円 |
ミレーナ
| 施術内容 | 通常料金 |
|---|---|
| ミレーナ 保険適用もございます | 66,000円 |
| ミレーナ抜去(当院) | 11,000円 |
| ミレーナ抜去(他院) | 16,500円 |
| ミレーナ入れ替え | 5,500円 |
施術の流れ
CONTENT OF TREATMENTカウンセリング・診察
まずはカウンセリングにて、ご希望やお悩みを丁寧にお伺いします。ライフプランや出産経験の有無、月経の状況、現在の避妊方法などをお聞きしながら、医師が診察を行い、適切な避妊法かどうかを判断します。
経膣エコー検査
経腟エコーにより子宮内の状態を確認し、子宮や卵巣に異常がないかをチェックします。また、必要に応じて子宮頸がん検査をあわせて実施いたします。
施術・処方
避妊器具の装着、もしくはピルの処方を行います。避妊インプラントの場合は、挿入部位(上腕内側)に局所麻酔を行い、皮下にインプラントを埋め込みます。ミレーナの場合は、内診台で子宮の入口からミレーナを挿入します。
アフターケア
安全に継続していただくため、定期的な検診を実施しています。検診の時期については、医師の指示に従ってご来院をお願いいたします。
Lifestyle Beautyを提案する。
目指すのは満足を超えた感動。
「もっと美しく健康に」という願いに応え、
患者様の幸せのために何ができるのか?
人生を輝かせるトータルビューティーの提供、
それが当院のポリシーです。
BIANCA行けば笑顔になれる。
そんな場所を目指しています。
避妊施術各種のよくある質問
Q&A避妊インプラントの挿入のタイミングは?
月経初日から7日目までの間に挿入することで、当日から避妊効果が期待できます。それ以外の時期に挿入する場合は、効果が安定するまで約1週間を目安に他の避妊法の併用が必要です。
避妊インプラントの抜去はいつ?
避妊効果は最長3年間持続するため、3年以内に抜去します。継続を希望する場合は、新しいインプラントへの入れ替えが必要です。
避妊インプラントの取り出し方は?
避妊インプラントは、挿入部位である二の腕の皮膚を数ミリ切開し、専用の器具を用いて取り出します。処置は局所麻酔を使用して行うため、痛みはほとんど感じません。
避妊インプラント前に検査は必要?
はい。診察時に経腟エコー検査を行い、子宮や卵巣に異常がないかを確認します。
子宮の筋層が分厚い場合、内服の黄体ホルモン製剤使用で大出血を起こしたと報告があるため検査を行った方が望ましいです。
低用量ピルを飲み忘れたらどうする?
製剤や飲み忘れた期間によって対応が異なります。処方時の医師の指示を守って対応するようにしてください。
ピルは何歳まで服用できる?
基本的には40歳以降は健康状態やリスク因子に応じて医師が判断するとなっていますが、生活習慣や健康状態によっても異なるため、医師にご相談ください。
ミレーナはいつ入れる?装着のタイミングは?
ミレーナの挿入時期は、生理開始日を1日目として5日目以内が適しています。子宮口が自然に開いているため、挿入しやすいとされています。安心して施術を受けていただくためにも、生理が始まったら早めにご予約いただくとスムーズです
ミレーナの装着は痛い?
子宮口の狭さによって痛みの感じ方が異なります。経膣分娩の方は子宮口が開いているため、痛みを感じにくい傾向にあります。
ミレーナの抜去方法は?
ミレーナには抜去用の糸がついており、医師がそれを使って抜去します。
いずれかの避妊法(ミレーナ・低用量ピル・避妊インプラント)をしていれば、コンドームは使わなくて良い?
避妊の観点ではコンドームは基本的に不要ですが、性感染症予防のためコンドームの使用が必要です。
【施術の内容】避妊インプラント(Implanon NXT®️)
【施術期間および回数の目安】1回毎 ※状態によって異なります。効果は最長3年間。
【リスク・副作用等】短期的な頭痛、不正出血、気分の浮き沈み、体重増加、一時的なニキビの悪化など
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
【施術の内容】低用量ピル
【施術期間および回数の目安】1日1錠内服 ※状態によって異なります。
【リスク・副作用等】頭痛、吐き気、浮腫、血栓症など
【使用医薬品に関する注意事項について】
・使用する医薬品「ファボワール®28」は、厚生労働省より【避妊を目的】として薬事承認を受けています(承認番号:22300AMX00044)。
・使用する医薬品「ラベルフィーユ®28」は、厚生労働省より【避妊を目的】として薬事承認を受けています(承認番号:22400AMX00482)。
・使用する医薬品「シンフェーズT®28」は、厚生労働省より【避妊を目的】として薬事承認を受けています(承認番号:21900AMX01800000)。
-ただし、承認されている使用目的・使用部位とは異なる目的で使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、ファボワール®28とラベルフィーユ®は「富士製薬工業株式会社」から、シンフェーズT®28は「科研製薬株式会社」から手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
【施術の内容】ミレーナ®(レボノルゲストレル放出子宮内システム)
【施術期間および回数の目安】1回毎 ※状態によって異なります。
【リスク・副作用等】不正出血、腹痛、自然脱出の可能性、装着時の痛みや違和感、まれに子宮穿孔リスクなど
【使用医薬品に関する注意事項について】
・使用する医薬品「ミレーナ®52mg」は、厚生労働省より【避妊・過多月経・月経困難症を目的】として高度管理医療機器承認を受けています(承認番号:21600BZY00705000)。
-ただし、承認されている使用目的・使用部位とは異なる目的で使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、「バイエル薬品株式会社」から手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・諸外国における安全性等に係る情報
-「ミレーナ®52mg」は世界122ヵ国で承認され、販売されています(2023年8月時点)。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。