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幡手 亜梨子

2026.02.04

顔のたるみ、何を選べば正解? 切る治療・切らない治療を本音で全部解説

幡手 亜梨子
監修医師
日本形成外科学会認定 形成外科専門医 幡手 亜梨子

形成外科医として多くの症例を経験し、精密な手技と深い解剖学的理解を培ってきました。現在は形成外科の知見と最新技術を組み合わせ、肌・輪郭・たるみなど加齢のお悩みに応じた美容医療を幅広く提供。日本初の婦人科美容手術の教科書「婦人科美容・形成術の基本手技」の分担執筆実績もあります。医学部時代にアイドルとして活動した経験から、「自然な美しさ」とは、自分でどうありたいか選ぶ意志の先にあるものだと実感し、患者様の「自分をもっと好きになれる毎日」を支えることに注力。英語にも対応し、話しやすいカウンセリングを大切にしています。

みなさん、こんにちは!

自然で上品な若返りを提案する、形成外科専門医ありす先生です。

 

 

「年々フェイスラインがぼやけてたるんできた」

「糸リフトやハイフが気になるけれど、自分に合っているのかわからない…」

 

 

↑エンブレイスRF、脂肪吸引、糸リフトによる複合治療の患者様です。

 

 

顔のたるみに悩み始めたとき、多くの方がまず治療名から調べます。

しかし実は、たるみ治療でまず一番に大切なのは“自分のたるみの正体は何か”を知ることです。

顔のたるみは一つの原因で起こるわけではありません。

 

皮膚、脂肪、筋肉、支持組織、骨格――それぞれの変化が重なって現れます。

まずは、構造別にたるみの種類を整理してみましょう。

 


 

顔のたるみは「構造別」に考える

 

① 皮膚のたるみ(ハリ・弾力低下)

加齢や紫外線の影響で、コラーゲンやエラスチンが減少すると、

皮膚そのものが伸び、ハリを失います。

 

特徴

  • 皮膚が薄く、つまめる感じがする
  • 細かいシワが増えてきた
  • 引き上げても「戻りが悪い」

 

アプローチできる治療

  • RF(ボルニューマ、クォンタムなど)
  • HIFU(ハイフ)
  • スキンリジュビネーション系治療
  • 糸リフト
  • フェイスリフト(皮膚切除を伴う場合)

 

切らない治療は“引き締め”が得意、切る治療は“余った皮膚を取る”のが得意です。

 


 

② 脂肪のたるみ(量・位置の変化)

年齢とともに、脂肪は「減る」だけでなく「下がる」ことも問題になります。

特に頬や顎下は、脂肪が重力で下垂し、たるみとして目立ちます。

 

特徴

  • 口横のポニョ
  • フェイスラインのもたつき
  • 二重あご

 

アプローチできる治療

  • 顔・顎下の脂肪吸引
  • RF治療(クォンタム/フェイスタイト)
  • 脂肪溶解注射(軽度の場合)

 

脂肪が原因の場合、引き上げるだけでは限界があり、

「減らす+引き締める」治療が効果的です。

 


 

③ 支持組織(SMAS・筋膜)のゆるみ

皮膚の下にあるSMAS(表在性筋膜)は、顔を支える重要な構造です。

ここがゆるむと、顔全体が下がって見えるようになります。

 

特徴

  • 頬の位置が下がった
  • ほうれい線が深くなった
  • 昔より顔が四角く見える

 

アプローチできる治療

  • HIFU(SMAS照射)
  • フェイスリフト手術(SMAS操作)
  •  
  • 切らない治療は“補助”、手術は“根本治療”という位置づけになります。
  •  

 

④ ボリュームロスによる「下がって見える」たるみ

 

脂肪や骨の萎縮により、顔の支えが減ると、

皮膚が余っていなくてもたるんで見えることがあります。

 

特徴

  • 頬がこけた
  • こめかみが痩せた
  • 疲れて見える

 

アプローチできる治療

  • ヒアルロン酸注入
  • 脂肪注入

 

支えを補うことで、自然なリフトアップ効果が得られます。

 


 

⑤ 重度・複合型のたるみ

 

複数の構造が同時に変化しているケースも多く、

この場合は単独治療では満足な結果が出にくいのが現実です。

 

アプローチ

  • 手術+デバイス
  • 脂肪吸引+RF
  • 手術後の維持として糸やRF
  •  

組み合わせ治療が最も完成度を高めます。


切る治療 vs 切らない治療、本音で言うと

 

切らない治療は

✔ ダウンタイムが少ない

✔ 受けやすい

✔ 定期的なメンテナンス向き

一方、

✔ 効果には限界がある

 

切る治療は

✔ 劇的で長期的

✔ たるみの根本改善

一方、

✔ ダウンタイムが大きい

 

どちらが良い・悪いではなく、今のたるみと自分の状況に合っているかが重要です。

 


 

自分一人で悩む必要はない

 

たるみ治療で後悔する多くの原因は、

流行りの治療や聞いたことのある治療をとりあえず受けてしまい望んだ結果がでないことです。

 

同じ“たるみ”でも、

治療法は人によって組み合わせや順番などが異なります。

 


 

正解は、プロの診断の先にあります

 

顔の構造を理解し、

手術・注入・デバイスすべての選択肢を持つ医師による診断こそが、

遠回りしないたるみ治療への近道です。

 

「切るか、切らないか」ではなく、

「今の自分に何が必要で何が合っているのか」

 

予算やダウンタイムを計算してスケジュールを組み、自分がきちんと許容できる状況で手術を受けることが大切です。

まずは、あなたのたるみの正体を知るところから始めてみませんか?

納得して任せられるような医師やクリニックを選びましょう!

 

 

執筆者:幡手 亜梨子(はたで ありす)

形成外科専門医/美容外科医

 

 九州大学医学部卒業後、大学病院や関連施設で形成外科・美容外科の診療に従事し形成外科専門医を取得。

 顔面・体幹の再建手術から美容外科領域まで幅広い症例を経験し、解剖学的知識に基づいた自然で美しい仕上がりを大切にしています。

 学生時代にはアイドルとして活動していた経験もあり、“見られる美しさ”と“医療としての美しさ”の両面を理解する立場から、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提案できるのが強み。

 プライベートでは旅行とグルメが好きで、美容やライフスタイルに関する情報をInstagramで発信中。

 

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経歴

 九州大学医学部医学科 卒業

 新東京病院 初期研修

 自治医科大学附属病院 形成外科 勤務

 ルーチェクリニック 勤務

 新小山市民病院 形成外科 勤務

 帝京大学医学部附属病院 形成外科 勤務

 JR東京総合病院 美容外科・形成外科 勤務

 有明ひふかクリニック 勤務

 

所属学会・資格

 日本形成外科学会 専門医

 

専門分野

 美容外科手術(目元・フェイスライン・婦人科形成など)

 注入治療(ヒアルロン酸、ボトックス、脂肪注入)

 レーザー・スキン治療

 再生医療・エイジングケア

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