コラム
2026.08.26
インモードFORMAとは?期待できる効果やメリット・デメリットを分かりやすく解説
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・美容皮膚科指導医として一般皮膚科と美容皮膚科を担当し、美容医療の効果を最大化するための“日々のスキンケア”の重要性についても発信しています。化粧品成分上級スペシャリスト、毛髪診断士などの資格を保有し、豊富な症例から得た知識と経験をもとに日本製ドクターズコスメ「Skin Amure」を開発しました。その専門性が評価され、「InMode Certified Practioner」「ADVATx® Global KOL」にも就任しています。

インモードFORMAとは、バイポーラRF(高周波)で真皮層を中心に加温し、肌の引き締めや肌質改善を目指す施術です。
切らないたるみ治療の1つであるインモードFORMA(インモード フォーマ)。「どのような仕組み?」「痛みやダウンタイムは?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
私がFORMAを扱う中でとても大切だと感じていることがあります。
それは、FORMAは、ただ顔全体に均一に当てればよい治療ではないということです。
同じFORMAを使っていても、どこに、どの方向から、どのように熱を入れるかによって、治療の組み立て方は変わります。
BIANCA CLINICでは、私自身が約6か月間、照射方法を試行錯誤したうえで、お顔立ちやお悩みに合わせて照射をデザインする「オーダーメイドFORMA」を取り入れています。
この記事では、FORMAの仕組みや期待できる効果とともに、私が照射の際に大切にしているポイントについてもお話しします。
インモードFORMAとはどのような施術ですか?
インモードFORMAは、バイポーラRFで真皮層を中心に加温し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで肌の引き締めを目指す施術です。
真皮層をRFで加温する施術
インモードFORMAでは、バイポーラRFと呼ばれる高周波エネルギーを使用します。

肌を40~43℃程度に保ちながら真皮層を中心に加温し、熱刺激によってコラーゲンやエラスチンの生成を促す仕組みです。皮膚を切開するのではなく、肌表面からRFを照射します。
温度を確認しながら照射
FORMAには温度センサーが搭載されており、肌表面の温度をモニタリングしながら照射できることも特徴です。設定した温度を一定時間保つことで、真皮層へ熱を加えていきます。
たるみやフェイスラインのお悩みは、皮膚だけでなく脂肪量や骨格なども関係します。ビアンカクリニックでも、治療を選択する際は、お顔全体の状態を確認したうえで一人ひとりに合った方法を検討することを大切にしています。
インモードFORMAでどのような効果が期待できますか?
インモードFORMAでは、RFによる真皮層への熱刺激によって、肌の引き締めやハリ・弾力、肌質の改善などが期待できます。
主に次のような効果が考えられます。
- フェイスラインの引き締め
- ハリ・弾力の改善
- ほうれい線やシワを目立ちにくくする
- キメや毛穴など肌質の改善
真皮層へ熱刺激を与えてコラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、ハリのある肌や引き締まった印象を目指します。
実際に、顎下の皮膚のゆるみがある方を対象にFORMAを複数回照射した研究では、治療後に皮膚のゆるみに関する評価の改善が報告されています。[1]
また、肝斑のある方を対象とした小規模な研究では、メラニン量の低下やコラーゲン密度・厚みの増加なども確認されています。[2]
ただし、研究結果はすべての方に同じ効果を保証するものではありません。特に肝斑は刺激によって悪化することもあるため、肌状態を見極めたうえで治療を選択することが重要です。
ほうれい線やたるみの原因は一人ひとり異なります。FORMAだけですべてのお悩みに対応できるわけではなく、効果の感じ方にも個人差があります。
BIANCA CLINICの「オーダーメイドFORMA」とは?
私はFORMAを導入するにあたり、約6か月かけて照射方法を試行錯誤してきました。
その中で感じたのは、FORMAは、ただお顔全体に均一に当てればよい治療ではないということです。
お顔は、一人ひとり骨格や脂肪のつき方、フェイスライン、たるみの出方が異なります。同じ「フェイスラインのもたつき」というお悩みでも、頬のボリュームや顎まわりの形、皮膚のゆるみ方によって、熱を入れたいポイントは変わります。
そのため私は、患者様のお顔を診ながら、
「どこに照射するか」
「どの方向からアプローチするか」
「どの部位に、どのように熱を入れるか」
まで細かく調整することを大切にしています。
BIANCA CLINICでは、このようにお顔の状態やお悩みに合わせて照射部位や照射方法を調整する施術を、「オーダーメイドFORMA」としてご提供しています。
FORMAという機器そのものの性能に頼るのではなく、その方のお顔立ちを見極めたうえで、どのように照射するかまで設計することが大切だと考えています。
インモードFORMAのメリット・デメリットは何ですか?
FORMAは切開せず肌を加温する施術である一方、赤みや乾燥などのリスクや施術できないケースがあります。
メリット
- 切開せずに肌の引き締めを目指せる
- 痛みやダウンタイムに配慮された施術
- 肌質と引き締めの両方にアプローチできる
切開を伴わず、RFによって真皮層を加温することがインモードFORMAの特徴です。施術時間は1回約30~40分が目安とされています。
痛みや施術後の経過には個人差がありますが、外科的な治療には抵抗がある方が検討しやすい選択肢の1つです。
デメリット・注意点
主な注意点として、次のようなものがあります。
- 赤みや乾燥が生じる可能性がある
- 施術を受けられないケースがある
熱刺激を加えるため、施術後に赤みや乾燥などが生じる場合があります。当日はサウナや激しい運動など血行を促す行動を避け、紫外線対策や保湿を丁寧に行うことが大切です。
また、ペースメーカーなどの金属類が体内にある方、妊娠中または妊娠の可能性がある方、照射部位に皮膚疾患や炎症がある方などは施術を受けられない場合があります。施術前には医師の診察を受け、ご自身が治療の対象となるか確認しましょう。
よくある質問
インモードFORMAに関する質問にお答えします。

Q. インモードFORMAの施術時間とダウンタイムについて教えてください。
A. 施術時間は1回約30~40分が目安です。大きなダウンタイムを伴わないことが特徴ですが、施術後に赤みや乾燥などが生じる場合があります。
Q. インモードFORMAはどのくらいの頻度で受けますか?
A. 2~3週間に1回の間隔で合計3~6回が目安とされています。その後の施術頻度は、肌状態などを確認しながら判断します。
Q. インモードFORMAの施術後はどのようなケアが必要ですか?
A. 施術当日はサウナや激しい運動などを避けましょう。また、熱刺激後は肌が乾燥しやすいため、保湿や紫外線対策を丁寧に行うことが大切です。
Q. インモードFORMAとほかのリフトアップ施術にはどのような違いがありますか?
A. インモードフォーマは、バイポーラRFで真皮層を中心に加温する施術です。美容医療には作用する層や仕組みが異なるさまざまなたるみ治療があり、お悩みによって適した方法が異なります。
Q. インモードFORMAの施術前に注意すべきことはありますか?
A. ペースメーカーなどの金属類が体内にある方や妊娠中の方、照射部位に皮膚疾患や炎症がある方などは施術できない場合があります。事前に医師へ申告してください。
インモードFORMAの特徴を知り、自分に合ったたるみ治療を選びましょう
インモードフォーマは、バイポーラRFで真皮層を中心に加温し、肌の引き締めやハリ・肌質の改善を目指す施術です。
BIANCA CLINICでは、たるみのお悩みに対して、ボルニューマをはじめ、脂肪溶解注射や糸リフトなど複数のアプローチをご用意しています。お顔全体のバランスや肌の状態を確認しながら、一人ひとりに合った治療方法を検討することを大切にしています。
現在のたるみ治療について気になることがある方は、カウンセリングで医師へご相談ください。
参考文献
[1] Chawvavanich P, Singthong S, Intarachaieua K. Effectiveness and side effects of bipolar radiofrequency to treat submental laxity. J Cosmet Dermatol. 2022
[2] Kwon SH, Na JI, Huh CH, Park KC. A Clinical and Biochemical Evaluation of a Temperature-Controlled Continuous Non-Invasive Radiofrequency Device for the Treatment of Melasma. Ann Dermatol. 2021
【施術の内容】インモードFORMA(フォーマ)
【施術期間および回数の目安】2〜3週間に1回程度を目安に、複数回継続していただくことをおすすめしています。その後は、肌状態やたるみの程度に合わせて、メンテナンスとして継続することも可能です。※状態によって異なります。
【費用】32,800円~88,600円※施術回数・担当医によって異なります。
【リスク・副作用等】一時的に赤み、熱感、ほてり、軽度の腫れ、乾燥、痛み、熱傷などが生じる場合があります。
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用しています。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・同一の性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・諸外国における安全性等に係る情報
-FORMAアプリケーターを含むInModeのRFシステムは、米国食品医薬品局(FDA)の510(k)クリアランスを取得しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が生じた場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となります。