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コラム

2026.10.21

ボルニューマはたるみにどこまで効く?効果・持続期間・向いている人を解説

幡手 亜梨子
監修医師
日本形成外科学会認定 形成外科専門医 幡手 亜梨子

形成外科医として多くの症例を経験し、精密な手技と深い解剖学的理解を培ってきました。現在は形成外科の知見と最新技術を組み合わせ、肌・輪郭・たるみなど加齢のお悩みに応じた美容医療を幅広く提供。日本初の婦人科美容手術の教科書「婦人科美容・形成術の基本手技」の分担執筆実績もあります。医学部時代にアイドルとして活動した経験から、「自然な美しさ」とは、自分でどうありたいか選ぶ意志の先にあるものだと実感し、患者様の「自分をもっと好きになれる毎日」を支えることに注力。英語にも対応し、話しやすいカウンセリングを大切にしています。

ボルニューマはたるみにどこまで効く?効果・持続期間・向いている人を解説したアイキャッチ画像

 

ボルニューマは、高周波(RF)の熱によって皮膚や皮下組織を引き締め、肌のハリ低下やフェイスラインのゆるみの改善を目指す美容医療です。

 

効果を感じ始める時期は施術後数日〜1ヶ月ほど、持続期間は3〜6ヶ月程度が目安。ただし、下垂した組織を直接持ち上げたり、頬のくぼみを補ったりする施術ではありません。

 

ボルニューマの効果の範囲と向いている人を、BIANCA CLINICの医師が詳しく解説します。

ボルニューマとは?

ボルニューマは、6.78MHzのモノポーラ型高周波(RF)を利用した、切らないたるみ治療です。

 

真皮から皮下脂肪層に熱を届け、組織の引き締めやコラーゲンの再構築を促し、肌のハリ・弾力の改善を目指します。

 

ボルニューマの高周波(RF)が真皮から皮下脂肪層に熱を届ける仕組みと、皮膚の引き締め・肌のハリ・フェイスラインへの効果を示した模式図

 

特徴の1つは、照射部位に合わせて大きさの異なるチップ(カートリッジ)を使い分けられること。頬やフェイスラインだけでなく、目の下や口横、顎下などの細かい部分にもアプローチしやすい設計です。

 

また、丸みを帯びたチップは顔の凹凸に密着しやすく、効率的に熱を届けられるよう工夫されています。

 

水冷式の冷却機能と振動機能も備えており、照射中の熱さや痛みに配慮している点も特徴です。

ボルニューマで期待できる効果

ボルニューマで期待できるのは、皮膚と皮下組織の引き締め、肌のハリや弾力の改善です。

 

同じ「顔のたるみ」でも、頬の表面のゆるみと組織の大きな下垂では適応が異なります。悩みの部位ごとに、改善を目指せる範囲を見ていきましょう。

皮膚の引き締め

頬や口元の皮膚のゆるみが気になる場合、ボルニューマは候補の1つ。高周波の熱作用により、皮膚や皮下組織のタイトニングを目指すためです。

 

ただし、たるみの原因が皮膚のゆるみだけとは限りません。

 

余剰皮膚が多い場合や、頬の脂肪・支持組織が大きく下がっている場合は、照射だけで十分な変化が得られないこともあります。

フェイスライン

「以前より顔が四角く見える」
「横顔の輪郭がぼやけてきた」

そんなフェイスラインの変化にも、ボルニューマが候補になる場合があります。皮膚や皮下組織のゆるみが中心なら、輪郭の引き締まりを目指せるためです。

 

顎下の脂肪が多い場合などは、別のアプローチが必要なことも。脂肪とたるみの見分け方は、フェイスラインのたるみを原因別に解説した記事で紹介しています。

口横

口角の外側にふくらみができる「口横のぽにょ」は、40代以降に気になる方も多い悩みです。

 

ボルニューマは、口横の皮膚や皮下組織のゆるみを引き締める方法として検討されます。

 

ただし、口横のふくらみには頬の脂肪や支持組織の下垂も関係します。「ぽにょがあるならボルニューマで消える」とは限りません。

ハリ感

「顔の輪郭だけでなく、肌の弾力も以前と違う」と感じる方にも、ボルニューマをご提案することがあります。

 

熱刺激によるコラーゲンの変化を利用し、肌のハリや引き締まりを目指します。

 

ただし、ハリ不足とボリューム不足は別の問題。くぼみが主な原因で老けて見える場合は、引き締めよりも注入治療などが適することがあります。

ボルニューマの効果はいつから感じる?

ボルニューマの効果は、早い方では施術直後から感じられます。

 

ただし、フェイスラインの引き締まりと肌のハリ・弾力では、変化を実感するタイミングが異なることも。フェイスラインのすっきり感は施術直後から感じる方もいますが、肌のハリや弾力は、熱刺激によるコラーゲンの変化に伴い、2〜3週間ほどかけて実感してきます。

 

診察では引き締め効果のピークを約1ヶ月後とご説明していますが、個人差が大きいのが正直なところです。

ボルニューマの症例

ルニューマの症例画像

【施術期間・回数】右:施術前・左:施術後1週間
【副作用・リスク】熱感・腫れ・赤み・内出血・火傷・水膨れ・しびれ・知覚鈍麻・単純ヘルペスの再活性化など
【費用】132,000円

 

施術前とボルニューマ施術後1週間の症例ですが、フェイスラインが引き締まっています。施術直後にも感じられる方もいらっしゃるので、施術後は鏡で確認してみてください。

 

効果の現れ方には個人差があり、施術直後に変化が少なくても、必ずしも効果がないとは限りません。

 

また、一時的なむくみによって、直後の見た目では変化を判断しにくい場合もあります。皮膚の厚みやもともとのたるみ、照射部位なども踏まえ、経過を確認することが大切です。

効果はどのくらい持続する?

ボルニューマの効果持続期間は、3〜6ヶ月程度が目安です。ただし、誰でも同じ期間、同じ引き締まりが維持されるわけではありません。

 

ボルニューマの効果が現れる時期と持続期間の目安を、施術直後・2〜3週間後・約1ヶ月後・3〜6ヶ月後の時系列で示した図解

 

もともとの皮膚のゆるみ、生活習慣、加齢による変化などによって個人差が出ます。

 

「6ヶ月持続するなら、半年間はたるまない」という意味でもありません。

 

たるみの原因となる皮膚や脂肪、支持組織の変化は施術後も続くため、時間経過とともに状態が変化していきます。

 

また、持続期間と次の施術までの推奨間隔は別の考え方です。効果が弱まったように感じても、すぐに追加照射が必要とは限りません。継続の必要性は経過を見て判断します。

何回・どれくらいの頻度で受ける?

ボルニューマは、1回の施術でも引き締まりを感じる方がいます。効果を維持したい場合は、3〜6ヶ月に1回ほどのペースで継続するのが目安です。

とはいえ、毎回同じ間隔で受ける必要はありません。

 

「まだ引き締まりを感じている」「最近また口横のゆるみが気になってきた」など、施術後の経過によって適したタイミングは変わるものです。

 

当院では、前回の効果や皮膚の状態、頬の脂肪量などを確認しながら、次の施術時期をご提案しています。回数を重ねることよりも、そのときの顔の状態に合ったペースを大切にしています。

ボルニューマが向いている人

ボルニューマは、皮膚のゆるみや肌のハリ不足が気になる方に向いています。

 

「頬や口横が以前より緩んだように見える」
「フェイスラインが少しぼやけてきた」
といった悩みが代表例です。

 

切開せず自然な変化を目指したい方にも適した施術です。ただし、痛みやダウンタイムがまったくないわけではありません。

 

30代、40代、50代などの年齢で一律に適応が決まるものでもありません。

 

皮膚の厚みや脂肪量、組織の下垂の程度によって期待できる変化が異なります。だからこそ、年齢よりも原因に目を向けて、施術を選ぶことが大切です。

向いていない可能性がある人

ボルニューマが向かない可能性があるのは、余剰皮膚が多い方や、組織の下垂が強い方です。

 

こうした状態では、引き締めだけで希望するリフトアップが得られないことも。糸リフトや外科的治療が適する場合もあります。

 

また、皮膚のたるみが気になっていても、頬こけやボリューム不足がある方は注意が必要です。引き締めによってくぼみが目立つ可能性もあるため、脂肪量や照射部位を慎重に見極めます。

 

さらに、妊娠中の方や植込み型医療機器を使用している方などは、施術の適否を個別に確認する必要があります。

HIFUとの違い

ボルニューマとHIFUは、どちらも熱を利用するたるみ治療ですが、組織への熱の伝え方が異なります。

 

ボルニューマは高周波(RF)で皮膚や皮下組織を加熱するのに対し、HIFUは超音波を狙った深さに集中させる施術です。

 

大切なのは、どの部分に、どのような変化を求めるかということ。

 

肌のハリを高めたいのか、輪郭のもたつきを改善したいのかによって、適した施術は変わります。また、組織の下垂が強い場合は、どちらの施術でも十分な改善が難しいことも。

 

それぞれの特徴や向いている人については、ボルニューマとHIFUの比較記事で詳しく解説しています。

頬こけする可能性は?

ボルニューマでも、照射部位や条件によっては頬こけが目立つことも。高周波の熱は真皮だけでなく皮下脂肪層にも届くため、脂肪量への影響も考慮する必要があります。

 

ただし、頬がこけて見えることと、実際に脂肪が減ることは同じではありません。

 

もともと頬の脂肪が少ない方では、周囲の組織が引き締まることで、くぼみが目立つ可能性も考えられます。

 

ビアンカクリニックでは、皮膚の厚みや弾力、頬の脂肪量、過去の施術歴などを確認し、必要なボリュームを残すことにも配慮しています。頬こけが心配な方も、まずはお気軽にご相談ください。

ボルニューマに関するよくある質問

ボルニューマの効果や施術間隔、頬こけについて、よくいただく質問にお答えします。

Q1. ボルニューマは何に効く?

肌のハリや弾力、皮膚・皮下組織のゆるみに対する引き締めが主な目的です。フェイスラインや口横のもたつきにも候補ですが、原因によって適応は異なります。

Q2. 効果はいつ出る?

施術直後に変化を感じる方もいますが、数日〜1ヶ月ほどで実感し始める方もいます。効果の現れ方には個人差があるため、直後の印象だけで判断しないことが大切です。

Q3. 何ヶ月持つ?

3〜6ヶ月程度が1つの目安です。ただし、効果の持続期間はたるみの状態や施術条件によって異なります。同じ引き締まりが期間中ずっと続くわけではありません。

Q4. 何回受ける?

1回で変化を感じる方もいます。継続する場合、当院では3〜6ヶ月に1回を目安にしていますが、必ず同じ回数・頻度で受けるわけではありません。

Q5. 頬こけする?

ボルニューマでも頬こけの可能性はゼロではありません。頬の脂肪量やくぼみの程度を確認し、ボリュームへの影響に配慮して照射することが重要です。

ボルニューマの効果はたるみの原因に合わせて考える

ボルニューマは、肌のハリや皮膚・皮下組織の引き締めを目指す施術です。一方、強い下垂やボリューム不足には別の施術が向く場合もあります。

 

BIANCA CLINICでは、一人ひとりの顔の状態を確認し、希望する変化に合ったたるみ治療をご提案しています。

 

ボルニューマが自分に向いているか迷っている方は、ぜひ当院へご相談ください。たるみ治療全般の種類や選び方は、顔のたるみ治療完全ガイドでも解説しています。

 

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