ヒアルロン酸と脂肪注入どっちがいい?仕上がり・持続・リスクを医師が比較解説【ビアンカクリニック】
こんにちは。
BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)の大久保由有です。
「おでこに丸みを出したいんですが、ヒアルロン酸と脂肪注入、どっちがいいんですか?」
カウンセリングでも多いご質問の1つです。
どちらもボリュームを出したり輪郭を整えたりできる人気の注入治療ですが、目的・体質・求める仕上がりによって最適な選択は変わります。
今日は、ヒアルロン酸注射と脂肪注入(コンデンスリッチファット)の違いを、医師の視点でわかりやすく解説します。
ヒアルロン酸注射とは?

💉Juvederm VOLUMA 計4ml
💴ヒアルロン酸施術料 20,000円 製剤料 70,000円/ml
⏳治療時間: 20分 🗓持続期間: 1年〜
😷腫れ・内出血: 1週間程度
⚠️リスク: 感染・血流障害
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する保水成分。
これを注射で注入することで、しわ・くぼみ・輪郭のボリューム補正を行う施術です。
ヒアルロン酸注射のメリット
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施術時間が短く、直後から効果を実感しやすい
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万一気に入らない場合も溶解剤で調整可能
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部位ごとに粘度を変えて自然な仕上がりができる
ヒアルロン酸注射の注意点
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約半年〜1年で吸収されるため定期的なメンテナンスが必要
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異物注入であるため、まれに腫れや違和感を感じることも
脂肪注入(コンデンスリッチファット)とは?

💴コンデンスリッチフェイス(額)250,000円 抽出加工料 200,000円
😷 腫れ・内出血 10日間前後
⏳ 施術時間: 1時間 🏥 抜糸: 1週間後
⚠️ リスク: 感染・凹凸・血腫・シコリ
脂肪注入は、ご自身の脂肪を採取・精製して注入し、施術部位にボリュームを持たせることを目的とした施術です。
ヒアルロン酸とは異なり自分の組織を使うため、拒絶反応がないのが特徴。
脂肪注入のメリット
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定着すれば効果が長期持続(半永久的)
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脂肪幹細胞を含むため肌質改善や再生効果も期待できる
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触感がやわらかく、自然な仕上がり
脂肪注入の注意点
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脂肪採取が必要(太ももやお腹から)
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ダウンタイムがやや長い(腫れ・内出血が1〜2週間ほど)
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定着率に個人差がある
ヒアルロン酸注射と脂肪注入を比較
ヒアルロン酸注射と脂肪注入、それぞれの特徴を表にまとめてみました。
| 比較項目 | ヒアルロン酸注射 | 脂肪注入(CRF) |
|---|---|---|
| 効果の持続 | 約6〜12ヶ月 | 半永久的(定着後) |
| 自然さ | やや弾力あり | 非常に自然でやわらかい |
| ダウンタイム | ほぼなし | 約1〜2週間 |
| リスク | アレルギー・塞栓リスク | 吸引部の腫れ・定着率の差 |
| 調整 | 溶解可能 | 再注入で調整 |
| 費用 | 比較的手軽 | やや高額(脂肪採取込み) |
なお、効果の持続性やダウンタイムについては個人差がありますのでご承知ください。
医師が考える「ヒアルロン酸と脂肪注入どっちを選ぶ?」
「結局、ヒアルロン酸注射と脂肪注入はどっちがいいの?」との質問への答えはズバリ!「患者様によって異なります」
以下にまとめました。
| こんな方におすすめ | 向いている治療 |
|---|---|
| 手軽に試したい・メンテナンスも苦にならない | ヒアルロン酸注射 |
| 自分の脂肪で長く維持したい・自然な質感を重視 | 脂肪注入(CRF) |
| 異物を入れたくない | 脂肪注入(CRF) |
| イベント前など即効性を重視 | ヒアルロン酸注射 |
両方にそれぞれの良さがあり、どちらが「上」ではなく、目的が違うというのが私の答えです。
迷ったら、仕上がりの希望・スケジュール・費用感を含めてドクターにご相談ください。
まとめ|ヒアルロン酸と脂肪注入どっちにも魅力がある!
ヒアルロン酸は「手軽さ・即効性」、脂肪注入は「自然さ・長期持続」。
どちらも正しく選べば、美しく・自然に若返りをサポートできる治療です。
目的に合わせて、医師と一緒に最適な方法を見つけていきましょう。







