眉下切開Part2:よくある質問をQ&A形式で答えます
こんにちは!美容外科医・美容皮膚科医の横山歩依里です。
眉下切開は「ナチュラルな若返り施術」として注目されていますが、実際に検討している方にとっては疑問や不安も多いですよね。
ここではよくある質問を一問一答形式で解説していきます。
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Q1. 眉下切開は痛いですか?
局所麻酔後に手術を行うため、痛みはほとんど感じません。
最初の注射のときにチクッとした感覚があります。お痛みが苦手な方は笑気麻酔や静脈麻酔といった選択肢もあります。
術後は多少の痛みや腫れ、突っ張るような違和感が数日続きます。
手術後、痛み止めの内服を処方されるので適宜飲みましょう。数日で不要になるとは思います。
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Q2. 傷跡はどのくらいで目立たなくなりますか?
個人差はありますが、抜糸直後は赤みが目立つものの、3〜6か月でかなり自然に馴染むことが多いです。
施術直後よりも意外と術後1か月後くらいが一番赤みが出ることが多いです。また、中高年者よりも若年者の方が赤みが出やすいです。
切開線は眉毛のすぐ下に隠れる位置のため、メイクや眉毛でカモフラージュしやすいのも利点。
紫外線対策や保湿を徹底すると、よりきれいに治りやすいです。
どうしても傷跡が気になる場合は、術後半年以降アートメイクを入れるとかなりなくなります。
Q3. ダウンタイムはどのくらい必要ですか?
一般的には1〜2週間で外出可能なレベルになります。
腫れや内出血が引くまでメガネで隠す方も多く、社会復帰は比較的早い手術です。
ただし傷跡の赤みが完全に落ち着くまでは数か月〜半年程度かかります。
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Q4. 効果はどのくらい持続しますか?
一度切除した皮膚は再生しないため、効果は長期的に持続します。
ただし、加齢とともに新たなたるみは進行するため、例えば10年後くらいに再び気になる可能性はあります。
その場合でも、追加施術で修正が可能です。
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Q5. 眉下切開をしない方がいいケースは?
・皮膚の余りが少なく、たるみが原因ではない場合
・ケロイド体質など傷が盛り上がりやすい方
・傷跡を絶対に残したくない方
このようなケースでは、別の施術の方が適していることもあります。
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Q6. 他の手術と同時に受けられますか?
可能です。同日に肌施術やヒアルロン酸・ボトックス等の注入施術を行うことができます。
上まぶた以外にも下まぶたのたるみが気になる場合は「クマ取り(脱脂やハムラ法)」と組み合わせることもあります。
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Q7. 費用はどれくらい?
自由診療のためクリニックによって差がありますが、30〜50万円前後が目安です。
保険適用になるのは、「視野が妨げられるほどまぶたが下がっている」に限られます。
この状態のことを偽眼瞼下垂といい、目を開閉する筋肉や腱自体には問題がないものの、皮膚にたるみがあったり、まぶたが黒目に覆い被さることで眠そうな目に見える状態を指します。
皮膚の被さりによって視界が狭くなる→日常生活に影響を及ぼす、といった理由で医療行為として健康保険が適用されるケースも考えられますが、かなり稀です。
基本は自由診療と考えていた方がいいでしょう。
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Q8. 目元以外にもいいことがあるって聞いた
あります。副次的に、額の皺、頭痛や肩こりの改善にも効果があると期待できます。
まぶたが垂れ下がっている状態だと、目の上部が見えにくくなり、視界が狭くなります。
すると・・
→視界を確保しようとして眉を上げる(額に皺がよる)
→額や首の筋肉に負担がかかる
→慢性的な頭痛や肩こりが引き起こされる
といった流れを断ち切ることができます。
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Q9. 眉下リフトをすることで、二重幅は変わりますか?
奥二重で二重幅がかなり狭い方の場合、眉下リフトの術後に二重幅が広がりはっきりした二重となることがあります。
また加齢によって上瞼の皮膚がたるみ二重のラインにかぶさった状態の場合は、眉下の皮膚切除による上瞼のリフトアップ効果により、元々の二重幅が復活することがあります。
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Q10.アートメイクをしているのですが、眉下切開によってアートメイクの部分がなくなることはありますか?
状態によって可能性はあります。
皮膚のたるみの状態と、理想形の両方を考慮して、事前のカウンセリングで眉のアートメイクを残して施術ができるかどうか診察いたします。
術後の状態が落ち着いたらアートメイクのリタッチができます。
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まとめ
眉下切開は、「まぶたのたるみで老けて見える」「目を開けるのに疲れる」「二重幅を自然に戻したい」という悩みに適した手術です。
Q&Aで挙げたように、痛みやダウンタイムは比較的軽く、効果は長期的に持続します。
施術を検討する際は、信頼できるクリニックで丁寧にカウンセリングを受け、自分に合った術式と医師を選びましょう。
当院ではカウンセリングだけでも大歓迎です。
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【プロフィール】
美容外科医/美容皮膚科医 Dr.横山歩依里
日本を代表する美容健康再生医療のクリニック|BIANCA CLINIC GINZA/OMOTESANDO
前職では、美容皮膚科医としてクリニックの立ち上げからクリニック開設に携わり、3年間院長として従事。
約2万人の肌と顔に向き合い、クリニックの発展にも寄与。
治療領域をさらに広めるために、現在は日本を代表する美容健康再生医療クリニックであるBIANCA CLINICに転職。
美容皮膚科の枠にとどまらず、美容外科、美容内科も含めウェルエイジングのために最新美容医療を提供している。
【経歴】
2020年 広島大学医学部医学科卒業
2020年 JCHO東京新宿メディカルセンター及び関連病院勤務(国立国際医療研究センター病院、東京山手メディカルセンター)
2022年 医療法人社団ELM入職 麻布院 院長歴任
2025年 BIANCA入職
【所属学会/資格】
日本美容皮膚科学会
日本抗加齢医学会
産業医資格
【SNS】
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