シミ取り季節到来!自分のシミにはどれがいい?各施術を比較説明します
こんにちは!
美容外科医・美容皮膚科医の横山歩依里です。
はじめに
「シミをとりたい」と思ったとき、美容医療にはさまざまな選択肢があります。
ピコスポットやルメッカといったデバイス治療から、内服、外用、点滴まで。
選択肢がたくさんあるので、
「結局どれが一番効くの?」
「自分に合っている機械が分からない」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、2万人以上の肌を診察してきた経験から、それぞれの治療の特徴やメリット・デメリットをご説明します。
ピコスポット
・仕組み:ピコ秒レーザーを用い、シミの原因であるメラニン色素をピンポイントで破壊。
・適応:老人性色素斑(日光性色素斑)、そばかす、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)など。
・メリット:1回の施術で完了する可能性あり。
・デメリット:ダウンタイムや炎症後色素沈着(PIH)のリスクあり。照射後のケアが重要。
・目安:1回数万円〜。PIH予防に紫外線対策、再発予防には日常ケア必須。
ルメッカ(IPL)
・仕組み:光治療(IPL)の一種で、シミだけでなく赤みや毛穴にもアプローチ。
・適応:広範囲にある薄いシミ、そばかす、くすみ、赤ら顔。
・メリット:ダウンタイムが短い。肌全体のトータル的な治療が可能。
・デメリット:シミが一度でとれるわけではない。肝斑、ADMには不適。
・目安:1回数万円程度を3〜5回。
内服(トラネキサム酸・ビタミンC・Eなど)
・仕組み:メラニン生成抑制、抗酸化作用によるシミ予防。
・適応:肝斑、シミ予防目的、レーザー後の再発抑制。
・メリット:全身に作用し、手軽に継続できる。
・デメリット:即効性はなく、長期使用が必要。まれに血栓症リスク(トラネキサム酸)。
・目安:数千円〜/月。
外用(ハイドロキノン・トレチノイン療法)
・仕組み:
ハイドロキノン→メラニン生成抑制
トレチノイン→ターンオーバー促進、既存のメラニン排出
・適応:軽度のシミ、肝斑、レーザー後の維持・再発予防。
・メリット:自宅で取り組める。レーザー適用外の肝斑にも効果的。
・デメリット:赤みや皮むけなどのダウンタイムあり。自己流使用は危険。
・目安:数千円〜/月。
点滴(高濃度ビタミンC・グルタチオンなど)
・仕組み:抗酸化作用・メラニン生成抑制。
・適応:全身的なくすみ改善、疲労回復を兼ねたい場合。
・メリット:即効的な栄養補給。美白目的+健康維持効果。
・デメリット:シミそのものをピンポイントで取るのは望めない。
・目安:1回5,000〜15,000円。
比較まとめ
まとめ
・「シミをなるはやで消したい」→ピコスポット
・「肌全体の綺麗にしたい」→ルメッカ
・「肝斑治療」や「予防」→内服・外用から
・「健康+美白」目的→点滴
👉 大切なのは「シミの種類と目的に応じて治療を組み合わせること」。
ビアンカでは、肌診断機を用いながら肌の状態を確実に診断し、
ひとりひとりに合わせたオーダーメイドの治療プランをご提案しています。
ご興味のある方は是非一度診察にいらしてくださいね。当院ではカウンセリングだけでも大歓迎です。
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【プロフィール】
美容外科医/美容皮膚科医 Dr.横山歩依里
日本を代表する美容健康再生医療のクリニック|BIANCA CLINIC GINZA/OMOTESANDO
前職では、美容皮膚科医としてクリニックの立ち上げからクリニック開設に携わり、3年間院長として従事。
約2万人の肌と顔に向き合い、クリニックの発展にも寄与。
治療領域をさらに広めるために、現在は日本を代表する美容健康再生医療クリニックであるBIANCA CLINICに転職。
美容皮膚科の枠にとどまらず、美容外科、美容内科も含めウェルエイジングのために最新美容医療を提供している。
【経歴】
2020年 広島大学医学部医学科卒業
2020年 JCHO東京新宿メディカルセンター及び関連病院勤務(国立国際医療研究センター病院、東京山手メディカルセンター)
2022年 医療法人社団ELM入職 麻布院 院長歴任
2025年 BIANCA入職
【所属学会/資格】
日本美容皮膚科学会
日本抗加齢医学会
産業医資格
【SNS】
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