コラム
2026.01.16
骨切り幅寄せとは?|適応と期待できる変化
形成外科専門医として外傷・再建・先天疾患など多くの症例に携わり、精密な手技と深い解剖学的理解を培ってきました。見た目の変化が心まで前向きにする――そんな美容の力を患者様にも届けたいという思いから美容外科の道へ。得意としているのは、目元治療全般や注入治療、たるみ治療など。患者様の理想に誠実に向き合う」という診療スタンスで、美しさにこだわった施術を提供しています。
こんにちは!
「自然な美を、信頼でデザインする。」
形成外科専門医の藤橋政尭です。
鼻筋が太く見える、正面から見たときに鼻の上半分が広がって見える。
こうした悩みに対して行われるのが「骨切り幅寄せ(鼻骨骨切り)」です。
鼻の印象は軟骨だけでなく、土台となる骨格の影響を強く受けます。
骨切り幅寄せは、その最も基礎にあたる鼻骨に直接アプローチする手術です。
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■ 骨切り幅寄せとは
骨切り幅寄せは、左右の鼻骨に計画的な骨切りを行い、内側へ寄せて固定することで、鼻筋の横幅を整える手術です。
鼻の上半分が太い、あるいは左右差や曲がりがある場合に、骨格自体を調整することにより形を整えます。
軟骨操作だけでは改善しきれない「骨由来の太さ」や「斜鼻」に対しても、有効な選択肢となります。
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■ 適応となるケース
この手術が向いているのは、
・鼻筋の上部が太く見える
・鼻骨レベルで左右差や曲がりがある
・正面から見た鼻筋をすっきりさせたい
・男性的、骨太な印象を和らげたい
といったケースです。
一方で、鼻先や鼻翼の印象が主な原因の場合、骨切りだけでは十分な変化が出ないこともあります。

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■ 仕上がりを左右する考え方
骨切り幅寄せで重要なのは、鼻骨のどこから幅が出ているのかを正確に把握することです。
寄せすぎれば不自然になり、足りなければ変化が乏しい。
しっかりと鼻が立ち上がるポイントを見極めてデザインし、骨切りを行うことが重要です。
そのため、術前に正面・斜め・横顔を含めた全体バランスを考慮した上でのデザインが不可欠です。

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■ 手技と安全性への配慮
必要な範囲に限定して骨切りを行い、周囲組織への負担を最小限に抑えることを重視する必要があります。
また、超音波骨削り機や精密な骨ノミを使い分け、骨のみを正確に操作することにより、ダウンタイムも可能な限り最小限に抑えることができます。
鼻腔内からのアプローチを基本とすれば、外側の皮膚に傷跡が残らずに済みます。
また、術後の鼻閉感が出にくいよう、骨の移動量や固定位置にも注意を払う必要があります。
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■ 他の手術との組み合わせ
鼻筋の凹凸が強い場合には、ハンプ切除を併用したりすることでラインを整えます。
また、骨切り後に鼻先や下部のボリュームが目立つ場合には、鼻尖縮小や鼻中隔延長、自家組織移植などを組み合わせることで、全体のバランスを整えることが可能です。
鼻は一部だけで完結する構造ではありません。
上下・左右のつながりを意識した治療計画が重要です。
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■ 術後経過と注意点
術後は鼻の安定のため、ギプス固定を約1週間行います。
腫れや内出血は時間とともに落ち着き、1〜3ヶ月で自然な印象に近づいていきます。
骨が安定するまでは、強い圧迫やうつぶせ寝、早期の眼鏡使用は骨のズレにつながる可能性があるため一定期間避けていただきます。
また、術後しばらくは腫れによる硬さや圧迫感、鼻づまり感を感じることがありますが、多くは経過とともに軽減していきます。
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■ まとめ
骨切り幅寄せは、鼻筋の横幅や曲がりを骨格レベルから整えるための手術です。
鼻の上半分が太く見える、正面からの印象が重たいといった悩みに対して、有効な選択肢となります。
一方で、適応を見誤ると変化が乏しくなったり、全体のバランスを崩すこともあります。
鼻骨のどこに原因があるのかを正確に見極め、他の手術との組み合わせも含めて計画することが、自然な仕上がりにつながります。
骨切り幅寄せは単独で完結する手術ではなく、
鼻全体の構造とバランスを踏まえて選択されるべき治療です。
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【プロフィール】
藤橋 政尭 (ふじはし まさたか)/形成外科専門医

形成外科専門医としての知識と技術を活かし、目元や鼻の手術、顔の脂肪吸引、糸リフト、ヒアルロン酸注入など、お顔全体の美容外科手術に幅広く対応。繊細なデザインが求められる切開手術や修正手術から、ダウンタイムの少ない注入施術・リフト系まで、患者様の理想に合わせた施術を心がけています。
自然な仕上がりとダウンタイムの最小化にこだわり、誠実なカウンセリングを通じて「任せてよかった」と思っていただける医療を追求しています。
「自然な美を、信頼でデザインする。」
そんな想いを大切に、日々の診療に取り組んでいます。
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【経歴】
2015年3月 昭和大学医学部医学科 卒業
2015年4月 昭和大学横浜市北部病院 初期臨床研修
2017年4月 昭和大学病院 形成外科
2017年10月 前橋赤十字病院 形成外科/美容外科
2019年4月 西尾市民病院 形成外科
2020年4月 昭和大学藤が丘病院 形成外科
2020年11月 太田西ノ内病院 形成外科/美容外科
2022年7月 東京労災病院 形成外科/美容外科 診療科長
2022年7月 R.O.clinic 非常勤、くさのたろうクリニック非常勤
2024年4月 銀座TAクリニック副院長
2025年11月 BIANCA CLINIC
【所属学会・資格】
日本形成外科学会 形成外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本美容外科学会(JSAS)会員