ボトックスダウンタイム期間の過ごし方を解説|運動やお酒はいつから?
ボトックスのダウンタイムは短めと言われていますが、術後の過ごし方にはちょっとした注意が必要です。
今回は、ボトックス注射後に起こりうる症状や、日常生活で気をつけたいポイントをBIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)大久保由有医師が解説します。
ボトックスのダウンタイム中に起こりやすい症状
ボトックス後のおもなダウンタイム症状は以下のとおりです。
・腫れ
・内出血
・赤み
・痛み
・表情のこわばり
体質や施術内容によっては症状が少し強く出ることもあるため、安静に過ごすことが大切です。
また、ボトックスのダウンタイムは部位によって異なります。
肩やエラなど広めの範囲への施術では、術後だるさを感じることもあるようです。
ボトックスのダウンタイム期間の目安は?

💉BOTOX VISTA
💴施術料 20,000円 製剤料 600円/U
😷DT:内出血 数日程度
⚠️注入量が多過ぎると表情が強張ります
多くの方は、施術後数日~1週間程度でダウンタイム症状が落ち着きます。
額や目尻などの皮膚が薄い部位へボトックスを注入する場合や、40単位・50単位と製剤量が多い場合は少し長引く場合も。
ボトックス注射の効果はいつから?
ボトックス注射の効果は施術後2〜3日後から現れ始め、1~2週間で安定します。
その後、3~6ヶ月程度かけてゆるやかに効果が薄れていきます。
ボトックスダウンタイム中の過ごし方のコツ
ボトックスの効果をしっかり引き出すには、ダウンタイム中の過ごし方が重要です!
ダウンタイム中は以下のような行動を控えましょう。
・ボトックスを注入した部位を擦る、圧迫する
・施術部位をマッサージする
・激しい運動や筋トレ
・サウナや長風呂
・飲酒
・強い日差しを浴びる(帽子や日傘で対策を)
ボトックスの施術当日は、体温を上げるような行動は避けて、なるべく安静に過ごしましょう。
ボトックスのダウンタイム中でも、メイクは可能です。
ただし、強くこすったりしないように、やさしいクレンジングを心がけましょう。
肩やエラなど顔以外の施術では、寝る姿勢にも気を配り、施術箇所の圧迫を避けることも大切です。
ボトックスのダウンタイム中、こんな症状があったら医師に相談を
ボトックスのダウンタイムは、通常数日で落ち着きますが、次のような症状が続く場合は、すぐにクリニックへご相談ください。
・腫れや痛みが1週間以上続く
・片側の顔だけ動きが不自然になる
・熱が出る
・痛みが強い
・呼吸や飲み込みが苦しい
ボトックスのダウンタイム中、不安があるときは、我慢せずご連絡ください。
自己判断せず、医師の判断を仰ぎましょう。
ボトックスのダウンタイムについてよくある質問
ボトックス注射のダウンタイムに関して、患者様からよくご質問いただく内容をまとめました。
Q:ボトックス注射のダウンタイム中に運動してしまったらどうなる?
A:血流が良くなりすぎると、薬剤の定着が不安定になることがあります。
気づいた時点で無理せず安静にしてください。
Q:お酒は何日くらい控えるべき?
A:最低でも施術当日は控えましょう。
可能であれば2〜3日は休肝日を設けると安心です。
Q:お風呂は当日から入れる?
A:長風呂やサウナは避け、軽めのシャワーにとどめておくことをおすすめします。
Q:仕事はいつから行ける?
A:施術当日から出勤される方もいらっしゃいますが、個人差があります。
注射部位の赤みが気になる方は翌日以降がおすすめです。
ボトックスのダウンタイム中、心配な点があればお気軽にご連絡を
ボトックスのダウンタイムには個人差がありますが、正しい過ごし方を意識するだけで、ぐっと快適に過ごせるようになります。
施術後は安静に過ごすこと、気になる症状があればすぐに医師に相談することが大切です。
安心してボトックスを受けていただくためにも、疑問や不安はいつでも医師におたずねください。
ボトックス注射についてはこちらも合わせてご覧ください▼
▶ 動画はこちらからもご覧いただけます:妊娠、出産!1年半ぶりにボトックス打ってみた!(BIANCA CLINIC)|BIANCA CLINIC公式YouTube
施術詳細
ボトックス注射
施術にかかる時間:10分程度
施術期間・回数の目安:約3~6ヶ月に1回程度 ※個人差があります。
入浴・洗顔:施術後当日より可能
メイク:施術後当日より可能
禁忌:次の方は施術をお受けいただけません。
・妊娠中・授乳中および妊娠の可能性がある方
・ボツリヌス毒素および使用する製剤に含まれている成分にアレルギーがある方
・全身性の神経接合部障害、全身性の筋肉の疾患がある方(重症筋無力症、ランバード・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)
※詳細は医師にお尋ねください。
注意事項:次の方は施術を受ける場合、必ず医師に申し出てください。
・他の医療機関でボトックス注射の施術を受けている方
・喘息など慢性的な呼吸器疾患や、緑内障の場合
・パーキンソン病の治療薬、抗菌剤、精神安定剤、筋弛緩薬などを服用中の方
※詳細は医師にお尋ねください
副作用、腫れ、内出血、表情の強張り、感染など使用製剤について:
・A型ボツリヌス毒素製剤注入の治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれる可能性があります。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、当クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・諸外国における安全性等に係る情報
-ボトックスビスタ®は「65歳未満の成人における眉間又は目尻の表情ジワ」で国内薬事承認
-NABOTAは米国FDA・韓国KFDA承認を取得
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の疾患の診断、治療、予防を目的としたものではありません。健康上の懸念がある場合は、必ず医師にご相談ください。