コラム
2026.07.25
アルマ プライムXとは?期待できる効果・メリット・デメリットを分かりやすく解説
「病気を治す」こと以上に、「人生をより豊かに、美しくする」お手伝いがしたいという想いから美容医療の道へ。得意施術は、ヒアルロン酸・ボトックス・糸リフト。その人らしさや上品で自然な美しさを引き出す施術を提供しています。皮膚科だけでは改善が難しい目元の悩みにも外科手術で対応し、皮膚科と外科の融合でトータルに顔のバランスを整えます。3度の海外留学経験があり、英語での診療にも対応可能です。

「顔もボディも引き締めたいけれど、切開するのは抵抗がある」——診察の場で、こうしたご相談を受けることが少なくありません。
アルマ プライムXは、超音波と高周波という2つのエネルギーを使い分け、切開をせずに脂肪と皮膚のたるみにアプローチする医療機器です。「脂肪にもたるみにも効くというのは、どういう仕組みなのか」と疑問に思われる方も多いはずです。
この記事では、BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)の医師の立場から、アルマ プライムXの仕組みや効果、そして知っておいていただきたい注意点までお話しします。
アルマ プライムXとはどのような施術ですか?
アルマ プライムXは、超音波と高周波を使い分け、顔とボディの脂肪や皮膚のたるみに非侵襲的にアプローチする施術です。
超音波と高周波、それぞれの役割
超音波は、エネルギーが広がりすぎないよう設計されたガイド波を採用しており、皮下の脂肪組織に働きかけます。この刺激を受けた脂肪組織は、その後、体内の代謝の過程を通じて徐々に処理されていきます。
一方の高周波は、皮膚の中の水分を振動させることで熱を生み出すエネルギーです。アルマ プライムXでは40.68MHzの高周波を用いて真皮層や脂肪層を温め、コラーゲンの生成を促すことで、皮膚の引き締めを目指します。
つまり「脂肪には超音波、たるみには高周波」というのが基本の考え方です。ただし誤解のないようお伝えしておくと、これは体重そのものを大きく落とすための治療ではありません。
あくまで、気になる部位の輪郭を整える「コントアリング」を目的とした施術です。
顔からボディまで、1台でカバーできる機器

アルマ プライムXの特徴のひとつは、フェイスラインや顎下といった顔まわりだけでなく、腹部や二の腕などのボディにも使える点です。
機器には12種類ものアプリケーターが用意されており、広い範囲の施術から、目元や顎下のような繊細な部位まで幅広く対応できます。
顔では脂肪による輪郭のもたつきに超音波を、皮膚の引き締めには高周波をというように使い分け、ボディでは腹部や二の腕の脂肪、セルライト、たるみといったお悩みに応じて照射していきます。
同じ「引き締めたい」というご相談でも、原因が脂肪にあるのか、皮膚のたるみにあるのかによって、適した施術は変わってきます。だからこそ、診察でしっかり見極めたうえで施術方針を決めることが大切だと考えています。
目的に合わせて選ぶ主なアプリケーター
代表的なアプリケーターをいくつかご紹介します。
スピードスカルプト・ミニスピード
顎下や二の腕など、比較的小さな範囲の脂肪組織に超音波でアプローチします。
ウルトラウェーブ
腹部や太ももなど、広い範囲の脂肪組織に使用する超音波アプリケーターです。
ユニラージ・ユニボディ
高周波で真皮層を加熱し、顔やボディの皮膚の引き締めを目指します。
チューンフェイス・ユニフェイス
頬や顎下などに使用し、皮膚の浅い層に働きかけ、皮膚のたるみやシワ、ハリ不足にアプローチします。
ビアンカクリニックでは、カウンセリングで理想の輪郭や気になる部位を伺ったうえで、これらのアプリケーターをどう組み合わせるか一緒に考えていきます。ひとつの方法だけで済ませるのではなく、脂肪と皮膚、それぞれの状態に応じて施術を組み立てられることが、この機器の強みだと感じています。
アルマ プライムXでどのような効果が期待できますか?
アルマ プライムXでは、輪郭形成、部分的な脂肪へのアプローチ、皮膚の引き締めやハリの改善などが期待できます。
期待できる主な効果は、次のとおりです。
- フェイスラインや顎下の輪郭形成
- 腹部、二の腕、太ももなどの部分的な脂肪へのアプローチ
- セルライトの見た目の改善
- 皮膚の引き締め
- ハリや弾力、シワなどの肌悩みへのアプローチ
フェイスラインや顎下の輪郭形成
顎下や頬まわりの脂肪に超音波で、皮膚には高周波で働きかけることで、輪郭全体を整えていきます。
脂肪とたるみが同時に気になっている方には、2方向からアプローチできるのがメリットです。
ボディの局所的な脂肪やセルライトへのアプローチ
腹部や二の腕、太ももといった部位に超音波を照射し、脂肪組織量や周径の減少を目指します。
高周波や回転式のマッサージヘッドを組み合わせることで、セルライト特有の凹凸や皮膚のゆるみにもアプローチできます。
皮膚の引き締めとハリへのアプローチ
高周波による熱刺激は、コラーゲン生成のきっかけになります。顔なら頬や顎下、目元、ボディなら腹部や二の腕などに使用し、引き締めやハリ、シワの改善を目指していきます。
ただ、正直にお伝えすると、変化の現れ方には個人差があります。脂肪の量や皮膚の状態、選ぶアプリケーター、施術回数によっても違ってくるので、「自分が望む変化がこの施術で目指せる範囲なのか」は、ぜひ診察の場で率直にご相談ください。
アルマ プライムXのメリット・デメリットは何ですか?
切開をせず顔とボディへ施術できる一方、赤みや熱感などの副作用、効果の個人差、複数回施術の可能性があります。
アルマ プライムXのメリット
- 切開や脂肪吸引を行わずに瘦身施術できる
- 脂肪と皮膚のたるみへ同時にアプローチできる
- 顔からボディまで幅広い部位に対応できる
- 部位や悩みに合わせてアプリケーターを選べる
- 痛みやダウンタイムが比較的抑えられている
施術中は、じんわりとした温かさを感じる方が多い印象です。アプリケーターによっては吸引されるような感覚や、超音波特有の高い音を感じることもあります。出力は調整できますので、不快に感じた場合は遠慮なく施術者にお伝えください。
脂肪と皮膚の引き締めを別々の施術で行うのではなく、1台でまとめて行えることも、この機器が選ばれる理由の1つになっています。
アルマ プライムXのデメリット・注意点
- 効果や必要な施術回数には個人差がある
- 脂肪吸引と同じ変化量を前提にはできない
- 赤み、熱感、ひりつき、痛み、浮腫、乾燥などが生じる場合がある
- 体内の医療機器や金属などにより施術できない場合がある
超音波の施術後には、一時的な赤みや熱感、ひりつき、痛みが出ることがあります。高周波では、赤みや浮腫、刺激感、乾燥、内出血のような跡が見られることもあります。
もし症状が長引いたり強くなったりした場合は、施術を受けたクリニックに相談していただくのが安心です。
また、妊娠中・授乳中の方、ペースメーカーなど電子機器を使用されている方、施術部位に金属や重度の皮膚疾患がある方は、施術を受けられないことがあります。
ご自身に適した施術かどうか気になる場合は、カウンセリングで遠慮なく医師にお尋ねください。
よくある質問

診察でよくいただく質問を、5つにまとめました。
Q. アルマ プライムXとは何ですか?
A. 超音波と高周波を組み合わせ、顔やボディの脂肪と皮膚のたるみにアプローチする施術です。切開をせず、施術部位や目的に合わせて複数のアプリケーターを使い分けます。
Q. アルマ プライムXは何回くらい受ける必要がありますか?
A. 必要な回数は部位や脂肪の厚み、皮膚の状態によって異なります。ビアンカクリニックでは2~3週間ごとの施術を目安とし、状態を確認しながら計画を調整しています。
Q. 高周波と超音波を併用する美容施術には、どのような効果がありますか?
A. 超音波で脂肪組織、高周波で皮膚の引き締めに働きかけられる点が特徴です。輪郭形成やセルライト、たるみなどへの変化が期待できますが、効果には個人差があります。
Q. たるみ改善に使われる医療機器には、どのような種類がありますか?
A. 高周波、超音波、レーザー、高周波マイクロニードルなどがあります。作用する深さや侵襲性、リスクが異なるため、たるみの原因や部位に合わせて選択することが大切です。
Q. 切らない痩身術のメリットとデメリットは何ですか?
A. 外科的な脂肪吸引と比べて身体への負担や回復期間を抑えやすい点がメリットです。ただし、得られる変化は限定的な場合があり、大幅な減量を目的とする治療ではありません。
脂肪とたるみを一緒に整えたい方は、まず医師へ相談を
アルマ プライムXは、超音波と高周波を組み合わせ、局所的な脂肪と皮膚のたるみへアプローチする施術です。顔からボディまで対応でき、目的に応じてアプリケーターを使い分けられる点が特徴です。
BIANCA CLINICでは、希望するフェイス・ボディラインを伺いながら施術内容を検討しています。アルマ プライムXがご自身のお悩みに合うか知りたい方は、カウンセリングで医師へご相談ください。