ヒアルで涙袋が作れない…外科的涙袋形成術とは
こんにちは、印象設計家/美容外科医の夏目隆太郎です
自然な膨らみの涙袋は目を大きくみせ、中顔面短縮による小顔効果も期待できます。
メイクで涙袋を作る時間が取れない、すっぴんでも可愛くいたい、そんな方に涙袋ヒアルロン酸が人気です。
涙袋ヒアルロン酸で垢抜けも是非お読みください。
しかし、ヒアルロン酸だけでは十分な涙袋が作れない方がいらっしゃいます。
元々涙袋がほとんどない場合、涙袋を作る構造がないことがあります。
この場合、涙袋ヒアルロン酸を入れようとしてもぷっくりせず、下の方に流れてしまってぼってりとした涙袋しかできません。
対応策は、違和感のでない範囲でヒアルロン酸を少量注入量することです。
それ以上入れたい!その方のために外科的涙袋形成術があります。
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外科的涙袋形成術
◯涙袋の溝を作る
瞼の裏の結膜をわずかに切開し、埋没法の要領で溝ができるように糸をかけます。
溝ができることで涙袋ヒアルロン酸を入れても下に流れにくくなり、ぷっくりとした涙袋形成が可能です。
個人的には外科的涙袋形成をする際はこの術式とヒアルロン酸を組み合わせることをおすすめします。
一番ナチュラルに仕上がります。
皮膚を切開しないので傷跡が残らず抜糸も不要です。
ダウンタイムは二重埋没と同程度で腫れや内出血は1週間程度。1ヶ月もすると腫れが完全に引いてスッキリします。
◯涙袋の膨らみを作る
涙袋の正体は眼輪筋が睫毛の近くで厚くなっていることです。
睫毛の近くを切開し、下の方で眼輪筋を切開し、眼輪筋が重なり合うように眼輪筋を縫合します。
それによって厚みが出て涙袋を形成します。
それでもボリュームが不十分な場合は脂肪を他の部位から持ってきて移植しますが、これは左右差が出る可能性もありあまりおすすめしません。
皮膚を切開するので1週間後に抜糸が必要です。
睫毛の下はほとんど傷跡が残りませんが、色味が落ち着くまで1-3ヶ月ほどかかります。
腫れや内出血は1-10週間程度です。
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まとめ
今回は涙袋ヒアルロン酸でも綺麗な涙袋が作れない方向けに
外科的涙袋形成術を解説しました。
◯埋没の要領で涙袋の下の溝を作成+ヒアルロン酸注入
◯睫毛の下を切開し、自家組織のみで涙袋を再現する
という方法があります。まずは前者の方法をおすすめします。
涙袋ヒアルロン酸は注入方法から使用製剤までこだわりを持っています。(涙袋、くぼみ目ヒアルは新製剤”テオシアル”がおすすめ!)
お気軽にご相談ください。
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※美容医療にはさまざまな考え方があり、医師によって意見や方針が異なることもあります。発信内容はあくまで一つの参考としてお読みいただき、ご自身に合った納得のいく医療を選んでいただけたらと思います。
また、意図せず不正確な情報や誤解を招く表現が含まれていた場合は申し訳ありません。その際は適宜修正・補足させていただきます。
【プロフィール】
美容外科医 Dr.夏目隆太郎
https://biancaclinic.jp/doctor/natsume/
形成外科で特に目元や顔面骨を中心としたお顔の手術を多数執刀
目元の治療に関しては、見た目の美しさだけでなく、眼科的な機能面も非常に重要だと考え、より安全かつ確かな治療を提供するため、現在は眼科医としても研鑽を重ねている
メスを使う治療だけでなく、ヒアルロン酸注入などの切らない施術を積極的に取り入れ、
美容外科・美容皮膚科・形成外科・眼科といった多角的な専門的視点から
日本を代表する美容健康再生医療クリニックであるBIANCA CLINICにて最新美容医療を提供している
【経歴】
2020年 東京医科大学卒業 東京都済生会中央病院
2022年 東京慈恵会医科大学附属病院形成外科
2023年 東京慈恵会医科大学附属柏病院形成外科
2024年 BIANCA CLINIC
【所属学会/資格】
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会正会員
日本眼科学会正会員
日本美容内科学会正会員
【SNS】
Instagramアカウント
https://www.instagram.com/dr.natsume?igsh=OHBvd3VtajV1bmY1&utm_source=qr