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コラム

2026.07.30

太りにくい体づくりはつくれる!成長ホルモンに着目した最新ペプチド術

前田 陽子
監修医師
美容内科指導医/米国抗加齢医学会(A4M)認定専門医 前田 陽子

美しさを最大限に引き出すには、外側だけでなく内側のケアが欠かせません。海外では一般的なペプチド療法など先進的なエイジングケアを、日本の患者様にも届けたいと考えています。美容内科的アプローチは即効性こそ控えめですが、美と若さを支える土台づくりの要。栄養療法や生活習慣改善に加え、ホルモン補充・ペプチド療法・再生医療を組み合わせ、一人ひとりに適した治療計画を提案。内側からの健康と美しさを長期的にサポートしていきます。

こんにちは。BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)美容内科指導医の前田陽子です。

 

私は、米国抗老化医学会(A4M)の専門医資格を取得し、現在はLongevity Medicine(長寿医学)の知見を取り入れながら、美容内科領域で診療を行っています。

 

みなさんの中には、「若い頃と同じように食事や運動をしているのに痩せにくくなった」そんな変化を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

年齢を重ねると基礎代謝や筋肉量が低下することはよく知られていますが、実はそれだけではありません。加齢に伴うホルモンバランスの変化も、体型や代謝に大きく関わっていると考えられています。

 

今回は、「BIANCA ACADEMY」のウェビナーでお話しした「太りにくい体はつくれる!成長ホルモンを引き出す最新ペプチド術」の内容をもとに、40代以降のダイエットをホルモンの視点から考える新しいアプローチをご紹介します。

 

40代から「痩せにくくなる」といわれるのはなぜ?年齢だけではない体の変化

 

40代以降、「以前と同じ生活をしているのに痩せにくくなった」と感じる方は少なくありません。まずは、その背景にある体の変化やホルモンとの関係について見ていきましょう。

 

食事や運動だけでは解決できない理由

 

「食べる量は変わらないのに太る」「運動をがんばっているのに結果が出ない」こうした悩みは40代以降によく聞かれます。

 

もちろん、加齢に伴う筋肉量や基礎代謝の低下も影響します。しかし、それだけでは説明できない部分もあります。

 

私は日々の診療の中で、ホルモンの働きに着目することも重要だと考えています。

 

私たちの体では、さまざまなホルモンが互いにバランスを取りながら、脂肪の燃焼や筋肉の維持、食欲、睡眠などを調整しています。そのバランスが変化することで、若い頃とは同じ生活を送っていても、体の反応は少しずつ変わっていくのです。

 

ダイエットと深く関わる、ホルモンという視点

 

体重やエネルギー代謝の調節に関わるホルモンには、成長ホルモンのほかにも、インスリンやコルチゾール、レプチン・グレリン、甲状腺ホルモン、エストロゲンなどがあります。

 

例えば、インスリンは血糖値を調整する大切なホルモンですが、過剰に分泌されると脂肪を蓄えやすい状態になります。また、慢性的なストレスや睡眠不足はコルチゾールや食欲に関わるホルモンのバランスにも影響します。

 

つまり、太りやすさは単純に食事量だけで決まるものではなく、体内のホルモン環境とも関わっているのです。

 

太りにくい体づくりのカギとなる成長ホルモンの働き

 

数あるホルモンの中でも、私がとくに重要だと考えているのが成長ホルモンです。脂肪燃焼だけではない、その多彩な働きについてご紹介します。

 

脂肪燃焼だけではない、成長ホルモンの役割

 

成長ホルモンは、その名前から単に「成長に関わるホルモン」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし、大人になってからも、健康的な体づくりを支える重要な役割を担っています。

 

具体的には、蓄積した脂肪をエネルギーとして利用しやすくする脂肪燃焼作用や、筋肉量を維持して基礎代謝を保つ働き、さらに肌や全身の細胞の修復をサポートする働きなどがあります。

 

つまり、体型だけでなく、若々しさや健康を維持するうえでも重要なホルモンなのです。

 

なぜ加齢とともに分泌量が減るのか

 

成長ホルモンの分泌量は10代後半~20代頃をピークに、その後は徐々に低下していきます。

 

すると、脂肪を燃焼する力や筋肉を維持する力が弱まり、「以前より痩せにくい」「疲れが抜けにくい」と感じやすくなるのです。

 

いわゆる中年太りの背景には、このようなホルモンの変化も関係していると考えられています。

 

BIANCA CLINICが考える、ペプチド療法という新しいアプローチ

 

成長ホルモンが重要だからといって、単純に外から補えば良いというわけではありません。そこでビアンカクリニックが取り入れているのが、自分自身の力を引き出すペプチド療法という考え方です。

 

ペプチド療法とは?

 

ペプチド療法は、脳下垂体へ働きかけ、自分自身の成長ホルモン分泌をサポートすることを目的としたアプローチです。不足したホルモンを外部から直接補充するのではなく、本来体が持っている「分泌する力」を引き出すことを目指す点が大きな特徴です。

 

近年、世界では「Longevity Medicine(長寿医学)」という考え方が広がりつつあります。ビアンカクリニックでも、「健康的に美しく長生きする」というLongevity(ロンジェビティ)の理念を大切にしながら、単なる美容の枠を超え、健康寿命やQOL(生活の質)の向上まで見据えた診療を行っています。

 

注目が集まる代表的なペプチド、イパモレリンとテサモレリン

 

代表的なペプチドには、イパモレリンとテサモレリンがあります。

 

イパモレリンは、穏やかに成長ホルモン分泌を促すペプチドの一つで、自身の成長ホルモン分泌をサポートすることを目的としたアプローチです。睡眠の質や脂肪燃焼のサポートなど、さまざまな生理機能に関与するとされています。

 

一方、テサモレリンも自身の成長ホルモン分泌を促すペプチドですが、とくに内臓脂肪との関連が研究されています。
どちらを選択するかは目的や体の状態によって異なるため、一人ひとりに合わせた判断が重要になります。

 

成長ホルモンを直接補充しない理由

 

成長ホルモンが減るのであれば、「外から補えばいいのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

 

しかし、成長ホルモンを直接補充する方法については、糖代謝への影響や、一部では細胞増殖に関する懸念などが指摘されており、慎重な判断が必要です。

 

そこで近年注目されているのが、自分自身の成長ホルモン分泌をサポートするという考え方です。ビアンカクリニックでは、一人ひとりの状態を丁寧に評価したうえで、ペプチド療法を選択肢の一つとしてご提案しています。

 

▽ビアンカクリニックのペプチド療法(長寿医療)について詳しく見る
https://biancaclinic.jp/peptide-therapy/

 

ペプチドだけではない。日常生活も成長ホルモンを左右する

 

ペプチドだけで体が変わるわけではありません。日常生活を整えることも、成長ホルモンが働きやすい体内環境を整えるうえでも、欠かせないポイントです。

 

とくに重要なのが睡眠です。成長ホルモンは眠り始めの深いノンレム睡眠で多く分泌されるため、寝る90分ほど前までに入浴を済ませ、質の良い睡眠をとることをおすすめしています。

 

また、寝る直前の食事はインスリン分泌を促し、成長ホルモンの働きに影響を与える可能性があります。夕食のタイミングや血糖値を急激に上げにくい食事を意識することも大切です。

 

運動についても、長時間の有酸素運動だけではなく、筋肉へ適度な刺激を与えるレジスタンストレーニングなどを取り入れることで、成長ホルモンの分泌を促しやすくなると考えられています。

 

セミナーで寄せられた質問にお答えします

 

セミナーでは、成長ホルモンやペプチド療法についてのご質問をいただきました。ここでは、その内容をご紹介します。

 

Q成長ホルモンは食事で増やすことはできる?

 

成長ホルモンそのものを食事で増やすことはできません。ただし、成長ホルモンが働きやすい体内環境を整えることは可能です。

 

食事面でとくに大切なのは、血糖値を急激に上げないこととされています。インスリンが多く分泌されている間は、成長ホルモンが抑えられる可能性があるためです。

 

そのため、糖質の摂り方や食べる順番を工夫し、血糖値を安定させる食生活を意識することが大切です。

 

Qペプチド療法を受けるには、クリニックを受診したほうが良い?

 

はい。ペプチド療法は医師の診察のもとで行われるため、まずは受診し、現在の体の状態やお悩みを相談することが大切です。

 

ビアンカクリニックでは、検査結果をもとに「どのホルモンが不足しているのか」「治療が必要な状態なのか」を確認したうえで、一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。

 

ホルモンは、多く補えば良いというものではありません。必要なものを、必要な量だけ補うことが重要です。そのため、自己判断で使用するのではなく、一度ご来院いただき、ご自身のホルモンバランスを確認したうえで治療方針を決めることをおすすめしています。

 

Q成長ホルモンを増やすために、日常生活でできることはある?

 

はい。成長ホルモンは、日常生活の工夫によって分泌をサポートできると考えられています。

 

とくに重要なのは、眠り始めの90分間の深いノンレム睡眠をしっかり確保することです。また、筋肉に適度な刺激を与えるレジスタンストレーニングや、血糖値を急激に上げない食生活も、成長ホルモンが働きやすい体づくりにつながります。

 

まずは毎日の生活習慣を整えることが、太りにくい体づくりへの第一歩といえるでしょう。

 

ダイエットからLongevityへ──未来の自分に投資するという考え方

 

私が美容内科領域で大切にしているのは、「痩せること」だけを目的にしないことです。

 

目指したいのは、一時的に体重を落とすことではなく、太りにくい体をつくり、その先にある健康寿命やQOL(生活の質)の向上につなげることが大切です。

 

私は米国抗老化医学会で学び、現在も海外の学会や医師・研究者との交流を通じて、ロンジェビティの最新知見を日々の診療へ取り入れています。海外では、健康的に年齢を重ねるための医療として、ホルモンやペプチドを活用したアプローチが広がりつつあります。

 

ビアンカクリニックでも、一人ひとりの体の状態やホルモンバランスを丁寧に確認しながら、その方にとって本当に必要な治療をご提案することを重視しています。

 

ダイエットは、単に体重を減らすことだけがゴールではありません。自分の体が本来持つ力を引き出し、健康的で若々しい毎日を積み重ねていくことこそが大切です。

 

私が追求するLongevity(ロンジェビティ)とは、「健康的に、美しく長生きすること」。その実現を、最先端の医療の力でサポートしたいと考えています。

 

これからのボディメイクは、単に数値を落とすことだけでなく、10年後、20年後の健康と美しさを見据えた「未来への投資」として考えてみてはいかがでしょうか。

 

▽ビアンカクリニックのロンジェビティ(Longevity)特集ページを見る
https://biancaclinic.jp/lp/longevity/
▽ビアンカクリニックへのカウンセリング予約をする
https://biancaclinic.jp/contact/

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