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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2025-08-19

NEAUVIAニュービアというヒアルロン酸の特徴

NEAUVIAというヒアルロン酸製剤はアレルギー反応が出にくいヒアルロン製剤です。

皮膚科専門医の葉山愛弥です。

 

実は、ヒアルロン酸製剤を注入して時間が経ってから、体が異物と認識して線維化を起こしたり、数日から数年・十数年先に遅延型アレルギーを発症する方も稀ながらいらっしゃいます。

これにはヒアルロン酸自体というよりも、架橋剤(ヒアルロン酸を安定化させるための化学物質)や不純物に対する反応です。

ヒアルロン酸は本来自然由来で生体適合性は高いのですが、製造工程によっても異なってきます。

そこで、ビアンカクリニックでは新ヒアルロン酸製剤ニュービアを導入。ニュービアは2012年の臨床試験開始から現在まで遅延型アレルギーの報告が1件もありません。

勿論他の製剤でも遅延型反応が出たことがないというものもありますので、選択肢の一つとしてご検討いただけると幸いです。

 

ヒアルロン酸製剤に使用される架橋とは

 

ヒアルロン酸製剤に使用される架橋とは、体内でヒアルロン酸が分解・吸収されるのを遅らせるために使われる添加剤のことです。架橋はヒアルロン酸のテクスチャーにも影響し、架橋が少なければ柔らかく、多ければ硬くなります。ヒアルロン酸の効果を持続させるのに重要な架橋ですが、従来から使用されている架橋剤BDDEは、ヒアルロン酸注入後のトラブルの原因の1つではないかと言われています。

 

NEAUVIA(ニュービア)
 

一般的なヒアルロン酸製剤に含まれる架橋剤(添加剤のこと)BDDE(1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテル)を使用せず、PEG(ポリエチレングリコール)架橋を採用しているのが特徴です。また、PEGは医療分野や化粧品、食品などの産業で使用されている成分で、160年以上もの歴史を持っています。

そして、PEGを使用することで高い弾力性や粘稠性、凝集性を実現し、より自然な仕上がりを可能にしました。

 

NEAUVIA(ニュービア)のラインナップは大きく分けて4つありまつが、当院で取り扱っているものは3つあります。

・ボリュームアップ:INTENSE LINE(インテンス ライン)
・ボリュームアップとコラーゲン活性:STIMULATE LINE(スティミュレート ライン)
・エイジングケアと保水能力アップ:HYDRO DELUXE LINE(ハイドロデラックス ライン)

各種、他のヒアルロン酸製剤同様に粘調性の違いで、注入部位が変わります。

 

⭐ここで特徴なのが、粘調度の低いヒアルロン酸でもヒアルロン酸の濃度が高いという点です。

これにより効果の持続時間は長くなると考えてよいと思います。

⭐また、アミノ酸(グリシン、L-プロリン)が含まれていることで、肌育、つまり自身でのコラーゲンやエラスチンの産生が期待できます。

⭐感冒等で免疫反応によって血管の透過性が高まり、水分を引き寄せる性質のあるヒアルロン酸により注入部位が一時的に浮腫むことがありまが、ニュービアではこれも出ることが少ないです。

 

https://biancaclinic.jp/treatment_category/skin-care/neauvia/

 

ここで皮膚科専門医のつぶやき・・・

 

大学病院でもパラフィン等注入し、異物反応を繰り返し起こしている方がいらっしゃいました。

外科的に取り出せるもの、ヒアルロニダーゼで溶かせるものであれば良いのですが、そうもいかないものに関しては投与するまえに医師側も慎重に選ぶ必要があるとつくづく感じております。

せっかく美しくなるための治療。良い製剤の選択と、アフターケアは是非させていただきたいと思いますので、施術後何かありましたらご遠慮なくご相談いただけますと幸いです。

 

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